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No.463 東広島市西条町 H様邸 戸建全面リフォーム事例

減築＆駐車スペース増で家族に最適サイズの快適な家になりました。

　　　元々は奥様の実家だった築60年の家に移り住んで約12年。以前からひどい結露に悩まされていた。水まわりなどは何度かリフォームをしてきたが、冬の寒さや暗さ、物置状態の部屋、娘さんが転んで骨折したこともある急勾配の階段など、何とか改善して快適で安全に暮らしたいという思いを、長年望んでいたリフォームで実現することに。

リフォーム前

2F廊下	寝室
トイレ	玄関
外観	お風呂
洗面	キッチン

　新しい家も目立つ新興住宅地のそばに建つＨ様邸。ここは奥様の実家で、約12年前から家族３人で暮らしていたが、一家はひどい結露に悩まされ続けてきた。もともと田んぼや沼地だった土地に建てられた家だったせいか、常に湿気を帯びていて、結露のせいでサッシの下の木の部分が腐るほどの状態だったという。また、冬の寒さや室内の暗さ、急勾配で娘さんが転んで骨折したこともある危険な階段、物置状態で実質的に活用できていない部屋など、家へのさまざまな不満があり、いつかリフォームで解決したいと考えてきたＨ様。「周りに新しい家が増えるとともに古い家がだんだんなくなり、娘も成長してきたので、このあたりでそろそろリフォームをしようと思いました」と奥様。
　本誌のバックナンバーを見て、以前から気になっていた店がマエダハウジングの東広島店と知り、同店を訪問。Ｈ様は現状を話し、リフォームが可能だったなら依頼することを決めた。調査の結果、リフォームは可能と判断。プランニングでは、結露や暗さなどの悩み解消に加え、車を３台分停められるスペースの確保と物置状態の部屋の活用策として、減築リフォームが提案された。 使っていない洋室と浴室、トイレのあった部分を減築して駐車スペースにし、リビングダイニングとキッチンの間仕切り壁をなくして広いＬＤＫにする。さらに、リビングダイニングの出窓は掃き出し窓に変え、さらなる明るさを得られる設計とした。

　スケルトンリフォームのため、一週間かけて柱や屋根、梁以外を一度解体し、柱が細いところは補強。断熱材もすべて入れ替えた。ＬＤＫの床はパインの無垢材にし、蓄熱暖房機も導入して家族が求めていた優しい温もりを実現。独立型キッチンから対面型キッチンに変わり、奥様は家族の近くで家事ができるようになった。玄関には土間を設け、サーフィンが趣味であるご主人のため、サーフボードを置いたり、濡れたウエットスーツをそのまま掛けられる玄関クローゼットも新設した。急勾配の階段は緩やかに架け替え、２階は階段を上がってすぐ正面にあったトイレの向きを変更。これは、トイレのドアが開いたとき階段を上がってきた人とぶつかる危険をなくすため。寝室である和室は洋室に変え、子ども部屋との間には大容量の納戸が。子ども部屋は少し狭くなったが、「勉強はリビングでやるから全然ＯＫ」と娘さん。
　「減築で狭くなることを覚悟しましたが、住んでみるとわが家にジャストサイズなことに気づきました」とＨ様。仲良し家族の距離感にぴったりの家が完成した。

リフォーム後

大容量の収納やデスクも造り付けたLDK。無垢材の足ざわりが心地よく、スリッパいらずで過ごしている	トクラスに一新したシステムキッチンのすぐ横にダイニングテーブルを配置。以前よりもスムーズに配膳できるようになり、便利な勝手口も誕生
板張りしたように見えるクロスを壁全面に貼ったLDK。エアコン効率を考え、階段の登り口に引き戸を取り付けたところ、暖かさが増したという	2階のトイレや寝室と同様に、モスグリーンを差し色にした子ども部屋。娘さんは家での勉強をリビングでしているため、ここはほとんど寝るためだけの部屋になっている
子ども部屋とは納戸を挟んだ寝室。横向きに板張りしたような柄のクロスを貼ったLDKとは少し趣向を変え、寝室と子ども部屋には縦向きの白い板張り風クロスを貼っている	壁にガラスブロックを埋め込んだ2階廊下。１つずつ色や模様が異なるというこだわりぶり
1坪サイズのシステムバスにして、以前よりもゆったり感が増した浴室	LDKから直接つながるようになった洗面脱衣室。クッションフロアはテラコッタ風
正面に淡い色合いのアクセントクロスを貼ったトイレ。窓枠部分は飾り棚にも使える	サーフボード置き場。車から直接運べるため、濡れたり砂が付いたままでもOK
玄関土間には、階段下を利用し収納スペースも多く確保。右手にはクローゼットも	1階の外壁は濃紺に塗装し、玄関にはマリンランプ。外観はサーフィンが趣味のご主人が愛する海をイメージ

リフォーム概要