No.453 広島市安佐南区 W様邸 戸建住宅全面リフォーム事例

既存の梁や欄間を再利用して古き良き日本家屋の面影を

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長い年月を経て味が出た見事な梁や柱、レトロなデザインの欄間、障子など思い出の品々を残しつつ機能性に富んだ心地よい我が家に。

  「そろそろ自分の家を持ちたい」と考えていたW様。ご実家では、築70年の広い家にご両親が二人で暮らしていたこともあり、ほとんど使用していなかった実家の半分をW様ご家族が暮らす場所としてリノベーションすることになった。リノベーションが決まってから奥様は、本屋で関連の本を物色。本誌を見て「マエダハウジンのセンスが自分の好みに合っていた」と業者選びのポイントを話す。
 ご夫婦の希望は、「昔の家の面影が感じられる住まい」。解体して現れた立派な梁は、天井高を出して見せる構造にして古民家風の雰囲気に。また、リノベーション前の和室にあった欄間や障子などはインテリアとして再利用した。間取りはLDKに隣接する子ども部屋2室とご夫婦が寝室として使用している和室、そして大容量の独立したウォークインクローゼット。「子どもたちが大きくなってもLDKを通って自分たちの部屋に行けるようにしました」と奥様。引き戸で仕切られた子ども部屋は、引き戸を開けると広い1フロアとしても使用できる。そして奥様のもうひとつのこだわりが、キッチン、洗面室、バスルームへと一直線に伸びる家事動線。L型のコンパクトなキッチンとスムーズな動線で、家事の負担を軽減する。「懐かしいのに暮らしやすい家」とご夫婦は笑みを浮かべた。


リフォーム前

リビング 玄関
和室

リフォーム後

存在感のある梁とマッチした木調の照明は、奥様が選んだもの ご家族とともに時を刻んだダイニングチェア。古民家風の空間にマッチ
暗さが気になったキッチンは、ガラスブロックで光を届ける 使い勝手抜群のL型キッチン。移動距離が少なく、料理の効率もアップしたのだそう。気になっていた暗さはガラスブロックで解消
仏間が子世帯用にリノベーションするエリアにあったため、ご両親の居住エリアに新設。欄間は既存のものを再利用した。障子はご両親のリクエストで雪見障子に。趣のある和室が完成 隣接する2つの子ども部屋。壁で仕切るのではなく引き戸を設けて開閉ができるようにすることで、ライフスタイルの変化にも対応できる
ご夫婦が寝室として使用している和室には、壁一面のクローゼットを設置して収納力をアップ。デッドスペースだった出窓の下にも収納を設置した 子ども部屋に飾られたボード。お気に入りのポストカードを飾って愛らしく
子ども部屋の天井のクロスはピンクとグレーの色違いの花柄で統一 和室の天井は和テーストのクロスで遊びをプラス。レトロ照明で昭和の雰囲気に
洗面室は造作した木製の棚と洗面台を設置したナチュラルな雰囲気 広々としたバスルーム。1面だけブルーのパネルを採用して爽やかに
白い壁に映える愛らしい雑貨たち。センスよく飾られた華やかな小物で空間にアクセントを リノベーション前の和室にあった欄間は、玄関のインテリアとして再利用
建具はすべて光を通すスリットが入ったタイプを採用。外からの光を室内まで届ける こちらも既存の建具。アンティークショップでもなかなかお目にかかれない逸品
ご両親側のメーン玄関。既存の引き戸はそのまま採用。リノベーションの対象となった和室から取り外した建具や欄間を組み合わせてレトロな空間が完成

リフォーム概要

リフォーム費用 1180万円
種類 戸建て
築年数 70年
施工面積 100㎡(30.25坪)
施工箇所 玄関、ホール、和室3、書斎、
洋室、廊下、広縁、トイレ
工事期間 3ヵ月
家族構成 親世帯(祖父+祖母)+子世帯(両親+子ども2人)
施工 マエダハウジング安佐南店

リフォームを終えて

雑誌で見てセンスの良さに魅かれた部分はありましたが、実際に担当者にお会いして「この人となら楽しく家づくりができそうだな」と感じることができました。ひとつの質問に対して、たくさんの答えをもらえる引き出しの多さも心強かったです。最初は大手メーカーでのリノベーションを希望していた両親でしたが、この仕上がりに大満足。自分たちの居住スペースをリノベーションするときは、マエダハウジングにお願いしたいと言っています。