耐震診断・耐震リフォームについて

 耐震リフォーム
あなたの住まいは大丈夫?
耐震診断受付中


2024年元日に起こった能登半島地震に際して、多くの改めて「住まいの耐震」について考えた方が多いのではないでしょうか。
倒壊した建物の映像を見ているだけでも、家族を守り、財産を守り、安心して過ごす場所であるはずの住まいが狂気になる恐ろしさを再認識させられました。1995年の阪神・淡路大震災では、マグニチュード7.3、一部地域では震度7が観測され、亡くなった方の85%の5,500人が家屋倒壊による圧死でした。

熊本地震
広島県は地震が比較的少ないこともあり、「耐震意識が国内ワースト1」との結果が出ています。しかし、地震が少ないと言われてきた熊本県では、2016年に熊本地震が発生。震度7の地震に見舞われ、8,668戸の家屋が全壊の被害となりました。

100年に一度の災害と言われるものが頻繁におこる現代では、日本国内どこであっても地震被害の危険を抱えているといえます。決して広島も例外ではありません。

耐震県ランキング

耐震県ランキング 出典:株式会社エヌシーエヌ(2019年2月調べ)

1981年6月に導入された「新耐震基準」では、「震度5強程度の中規模の地震動でほとんど損傷しない」「震度6強から7程度の大規模の地震動で倒壊・崩壊しない」というレベルの性能を検証するよう求めています。新築ではもちろんですが、リフォームでも安全に住み続けるためには、耐震補強工事を行い最低でも「耐震等級3」にすることが必要です。

マエダハウジングでは、まずは耐震診断をオススメしています。

「耐震診断の結果を見て、あなたの住まいの耐震性能がどのくらいなのか、
あなたの住まいはどのくらいの揺れで倒壊する危険があるのか」を知り、今後の住まい方、リフォームや建て替えについて一緒に考えませんか。

マエダハウジングでは、現地調査を行わない図面からのプレ診断は無料で、現地調査・耐震診断・補強案作成は5万円で承っております。
その後リフォーム工事のご契約を頂いた場合は、リフォーム工事の費用に充当させていただきますので、実質無料となります。

あなた様やご家族が、安心の住まいで大切な時間を過ごせますように、誠心誠意お手伝いしますので、お気軽にお声掛けください。

耐震リフォームセミナー毎月開催中







耐震診断・耐震リフォームのご依頼方法

今お住まいの自宅や相続した実家など、所有されている建物の耐震診断をするときは、以下の流れで進めていきます。

■耐震診断を申し込む 0120-164908 もしくは お問い合わせページよりお申し込みください
 建築時の図面をお持ちでしたらご準備ください
 住所もお伺いしますので、今のお住いと違う場合は今一度ご確認をお願いいたします。

 調査・診断・報告書作成は、通常5万円の費用をいただいております。
 工事請負契約をいただいた場合は、この5万円は工事費に充当させていただきます。
 ※現地調査を行わない、図面からのプレ診断は無料で実施しております。

■お受け付けの後、詳しい担当者より連絡させていただきます。ご自宅への訪問に不安がある方や、ご家族の日程調整が難しい場合など、ご自宅やお勤め先から近い弊社店舗にお越しいただきご相談、ヒアリングさせいてただくことをおすすめしております。
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 マエダハウジングの店舗情報はこちらから

中古住宅の購入時に耐震診断するときは・・

これから購入する中古住宅に対して耐震診断をする際は、耐震診断を実施することについて売主様や不動産会社様へお伝えいただき、もしあれば、建築図面など受け取っておくと非常にスムーズです。

■無料耐震診断を申し込む 0120-164908 もしくは お問い合わせページよりお申し込みください

自宅の場合と大きく流れが変わるわけではありませんが、購入前ですから売主様や不動産業者様の協力と理解が不可欠です。売主様への協力依頼は不動産業者からしてもらうようにお願いしましょう。物件探しから、マエダハウジンググループのマエダハウジング不動産をご活用いただけますとワンストップで対応させていただきますのでお客様にお手数をおかけしません。

耐震調査・診断


お宅に伺い、床下・天井裏なども含めて建物診断させていただきます。
外からの確認と、お家の中に入って天井裏や床下へ潜り、基礎や構造や、筋交い、金物についても詳しく確認します。

調査結果や写真を元に、既存状況のわかる図面を作成し、耐震診断ソフトで診断、耐震状況を把握し報告書を作成します。
※既存図面をお持ちであれば、より早く調査、診断、ご提案が可能です。

・各室の間取りの調査
・内壁壁の仕上げの確認 
・床の傾斜、柱の方向きの調査
・床のきしみ、ひずみの調査
・タイルのクラック調査
・配管からの漏水調査
・小屋裏筋交いの有無の調査
・小屋裏接合部金物調査
・床下腐朽調査
・基礎クラック調査
・外壁ひび、浮き、割れ調査
・瓦割れ、ずれ調査
・沈下や陥没か所調査
・地盤クラック調査

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耐震計画・プラン


リフォーム・リノベーションプランを作成後、そのプランを耐震診断ソフトに照らし合わせて、耐震補強計画をたてます。それを元にお客様に耐震工事を提案します。

耐震金物で補強したり、外部から補強金物を取り付けたり、屋根材を軽いものに変更したりするのは破壊工事が伴わないので比較的容易にできますが、お家の状況やご要望によっては、床壁天井をはがすか、または外壁側を剥がすようになります。
ですから全面リフォームなどは耐震リフォームのいい機会です。内装材を全部はいだ後、金物補強や筋交い補強、耐力壁補強などの耐震リフォームを行い、間取りの変更や断熱材を入れて断熱性を高めることもできます。


<耐震リフォーム提案事例>
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代表的な耐震リフォームの方法



土台、柱の取り替え


水回りの周囲の土台、柱が腐っているというケースはよくあること。家の荷重がかかるところだけに、そのままにしておくわけにはいかない。全てを取り換えることはできないので、継いで部分取り換えになる。浴室工事をすると約7割の確率で大なり小なり傷んでいることも。ひどいところは、通し柱が1mなかったということも。家の角にある浴室だったが、柱の影も形もなかった。湿気とシロアリでやられていたのだが、もし、大きな地震が来たらと思うとぞっとする事例だ。



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筋交い補強


木造在来軸組み工法は、地震などで横揺れしたときに変形する可能性があるので筋交いを入れ補強します。引き抜き力がかかるので土台、柱、桁とのつなぎも金物で補強。建築図面通りに施工されていないことや、筋交いが途中で切れていたり、土台、柱と接続していなかったりすることがあるため、気を付けて確認します。

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金物補強


筋交いを止めたり、桁を止めたり、柱が土台から抜けるのを止めたりとそれぞれの用途によって金物が違います。耐震リフォームには必要な工事です。


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基礎補強


昔は基礎が無筋であったり、逆T字型になっていないものがありました。無筋の場合、鉄筋で既存の基礎につないで内部に基礎を増し打ちしたり、べた基礎にして一体化したりします。外側にスペースがあれば既存基礎の外側を削り、新たに布基礎を打つ方法もあります。

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構造用合板補強


既存建物の耐震補強では、内側から構造用合板を利用するのが効果的です。柱、土台、桁などを構造用合板で止めていくと、面で固定するから壁倍率も2.5以上に上がります。


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その他の 耐震リフォームの方法


その他にも耐震リフォームの方法がたくさんあります。いくつかご紹介します。


後付けホールダウン金物「いのちまもる」

阪神・淡路大震災で多くの建物が倒壊しましたがその大半が柱が土台から引き抜かれた事が上げられます。この商品は、壁を壊したりせずに施工が可能為、壁を切る場合と比較すると費用は1/4~1/5くらいで済みます。また最大7トン以上の引き抜き力に耐えられます。

基礎クラック補修材

築年数の経過した木造住宅の基礎には比較的クラックの発生が目立ちます。表面の仕上げモルタルが割れている場合もありますが、基礎自体にクラックが入っているケースもあります。特に換気口周辺。そのクラックを2液製のエポキシ樹脂でクラックから注入し基礎を密着させる比較的容易な修理方法です。

ステンブレスシステム「コボット」

壁を専用の接続金物とステンレスブレースによって補強するシステムです。ホゾ抜けを防ぐ接合補強とボルトで緊結される各種ブレースシステムによって構成。全方向に粘って耐えて元に戻る腰の強さが特長です。壁倍率2.7~3.3倍と細く美しく強靱なステンブレースは、意匠としても使えます。床下や天井裏に取り付けて面全体を補強する事も可能です。

木造住宅用壁補修キット「かべつよし」

木造住宅の既存の床・天井を壊さずに、建物の内部壁を取り付けて補強することができる耐震補強キット。外壁補強のような大掛かりな付帯工事が不要のため、外壁補強に比べて1/2~1/3の低コスト。

制震工法「GHハイブリッド」

GHハイブリッド制震工法は、高層ビルなどで使用されているオイルダンパによる地震対策技術を戸建住宅に適用した工法です。地震の揺れを建物に伝えない制震工法です。1箇所あたり12万~15万円。

その他にも多くの耐震リフォーム商品や工法があります。いずれにしても、安心して暮らせるマイホームにしたいですね。

耐震リフォームの費用

耐震リフォームはいろいろな工事の仕方があり、さらに同時に家の中のリフォームをされる方も多いため、「耐震リフォーム」だけの費用や工期は出しにくいものですが、(財)日本建築防災協会のデータをみても、「耐震リフォーム」の工事費としては100~150万円というのが多いようです。

外壁 13~15万円/910㎜(半間)
外壁側から筋交いや構造用合板により補強し、外壁のモルタルや塗装の仕上げを含みます。耐震リフォームのみの場合は約15万円ですが、その他のリフォームと合わせて工事する場合約13万円となります。
内壁 9~12万円/910㎜(半間)
押し入れ内や室内側から筋交いや構造用合板により補強します。耐震リフォームのみの場合約12万円ですが、その他のリフォームと合わせて工事する場合約9万円となります。
屋根 1.5万円~2万円/㎡
瓦からスレート屋根や鋼板屋根に葺き替える場合の目安です。
基礎 4~5.5万円/㎡
無筋コンクリートへの増し打ち補強や耐力壁下への基礎の新設等の場合です。新設の場合5.5万円から、増し打ちの場合4万円からが目安です。
金物取付 1,000円~3,000円/箇所
基礎との堅結、筋交い・構造材との堅結など場所や用途によってさまざまです。その他のリフォームと合わせて行った場合が効果的です。

いずれも目安ですが、耐震リフォームの場合は付帯する工事がどうしても必要になってきますので、そのあたりを考えながら予算を組んでください。



耐震、免震、制震の違いは何?

「耐震」は壁や柱など建物の構造自体を強化し、建物そのもので振動エネルギーを受け止め、その力に耐えられるようにする方法です。一般的に筋交い補強や金物補強、耐力壁補強などです。

「免震」は地面と建物の間に入れた免震装置が振動エネルギーを吸収し、建物に振動が伝わらないようにする方法です。揺れは概ね1/5~1/10になると言われています。積層ゴム方式、ローラー方式などがあります。
「制震」は鋼やゴムなどを使用したダンパーという振動軽減装置などを壁や柱、屋上に設置し、建物の揺れを制限する方法です。

「耐震」は建物に強度はありますが、振動自体は建物内に伝わります。その点、「免震」は地面と建物が切り離されているので、建物のダメージも揺れも非常に少ない。装置の種類や数によりますが「制震」も、建物のダメージと揺れは軽減されます。

ただ、工事行程の多い「免震」や高価なダンパーを利用する「制震」は、「耐震」と比べるとコストが高めです。現在の既存住宅では、コストの問題もあって「免震」「制震」よりも「耐震」がまだ一般的ですが、最近の新築マンションなんかは「免震」をうたっている物件も出てきました。

最近、テレビでも話題になった「エアー断震」と言うのも出てきています。
簡単にいうと、空気の力で家を空中に浮かせて地震の揺れから非難するための、最新の地震対策装置です。

地震が発生した時、地面は揺れますが、まったく地面と接していない浮いた家なら揺れません。その理屈を具現化したのがエアー断震装置です。私の知り合いの東京の社長さんの実家もこのエアー断震装置を付けており、この度の東日本大震災の揺れが気付かなかったそうです。

どんどん進化する耐震技術。これからも注目ですね。



広島市 耐震リフォームの補助金


住宅の耐震診断を応援します!
県内の市町の耐震診断・耐震改修の補助制度について



耐震リフォーム実例


マエダハウジングで行った耐震リフォーム事例をご紹介します。

耐震・断熱設計で耐久性を高め、家族参加の自然素材仕上げで築47年の家を居心地のいいものに

築47年の家で暮らしていたH様ご家族。古かった家の耐震性能を高めたかったことが、リフォームに踏み切った大きな理由。間取り変更をしたため、特に1階は壁を少なくしたので筋交いや火打ち梁を多く入れて耐震壁を採用。2階も火打ち梁を新しく入れて耐震性をアップさせた。ずっと気になっていた耐震面。プロの目と技術で確かな耐震リフォームを行ったH様邸は、ご家族に日々安らぎを与えてくれる。

Plan



筋交いの取り付けには耐久力の高い筋交い金物を使用。地震や台風時の水平に加わる力に耐えるための火打ち梁は、子ども部屋に新しく付け替えた。金物の火打ち梁を使っている部分は、露出させると見た目の違和感があるため、壁で隠す工夫もしている。

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耐震リフォーム事例