No.018 広島市安佐南区 M様邸 戸建住宅全面リフォーム事例

珪藻土壁とコルク材が生み出す素足が心地いいリラックス空間

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機種の少ないL字型キッチンは機能性を重視してサンウェーブをセレクト。IHは表面がフラットなため作業スペースとしても重宝するという

間取りを変えずに少しの工夫で問題解決。快適性&耐震も万全

定年後は故郷の九州に移住する心積もりだったM様夫婦。築25年経つ自宅は随所に不具合も出始めていたが、終の棲家でないため故障した箇所をその都度修繕し、大幅な改装は考えていなかったという。その後状況が変わり、広島に残ることになったのを機にリフォームを決意。間取りはそのままにDK、洗面所と浴室を改装した。
日中の大半をDKで過ごす奥さまが一番驚いたのが快適性。壁は珪藻土、床は断熱材の上にコルク材を施し、梅雨時期の湿気によるべたつき、冬の床面からの冷えなど季節それぞれの悩みがすべて解消。念願だったIHを備えたシステムキッチンとあわせて掃除の負担も軽減した。かねてから懸案していた洗面所の狭さは、扉を開き戸から引き戸にして奥行きの広さを確保。DK同様珪藻土で入浴後の爽快感を楽しんでいる。
実はご主人が一番気にかかっていたのが耐震。5年前に受けた無料耐震診断で一部補強の必要性があったため、再度床下を診断。構造に問題はなく、5年前に指摘のあった居間の壁の一角、浴室の壁を補強し耐震対策もクリアした。「自分がどういう生活を送りたいか考えてからリフォームするのがいい」とリフォームを決めてから着手まで3年間入念に下調べをしたM様。安心・安全で快適な終の棲家を手に入れた。


リフォーム前

タイルの割れや目地の汚れが気になる浴室 狭く使い勝手の悪かった洗面台
広々大きいキッチンも、タイルのお手入れが面倒 油汚れなどでべたついていた床

リフォーム中

浴室解体後。土台が一か所傷んでぼろぼろでした キッチンも床・壁・天井を解体
断熱材を入れ、耐震に筋交いと金物を施工 クロス施工前のパテ処理

リフォーム後

1人が限界だったという洗面所は入口の引き戸とあわせて、浴室側も折り戸にしてスペースを拡大。
「2人でも楽々です」
耐震対策が必要とされた浴室の窓は、一部分だけ残し、全面を壁にして耐震度をアップ
「珪藻土もそうですが、最善のアドバイスでした」
珪藻土壁を一部自ら手がけたのもいい思い出とか
定年後のリフォームのためDK、洗面所と浴室、居間、廊下は将来を見据えてバリアフリーに。
「今後不便があれば、またマエダさんに相談します」