No.030 広島市南区 K様邸 中古マンション全面リフォーム事例

中古マンションを欧州風に大改造

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これまでは安芸郡海田町の分譲マンションに賃貸契約で暮らしていたKさんご一家。奥さまが子育てしながら職場に復帰することになったのを機に、奥さまの実家近くに引っ越そうということに。とりあえず、インターネットで新築、中古の両方を探した。ところがマンションも戸建てもほとんどないのが実情で、半年かけて探しても見つからなかった。
やっとのことで見つかったのが、マンションのオーナーチェンジ物件で、51年の定期借地権付き。購入した時点で、あと45年間暮らせるというものだった。
「実家があるし、将来どうなるか分からないので、定期借地権付きという条件は気にならなかった。その分、価格が安くなるほうが助かる」とご主人。最初に見たときの印象は間取りがよくなく、暗くて狭いというものだった。
かなり迷ったあげくに一度は断ったが、場所的に希少な物件ということで、リフォームを前提に購入を決断。「うちの家族が住みたい」と申し出たところ、OKが出た。

リノベーション前

収納をつくりたい タイルを貼って、収納も作りたい
対面にしたいということでした 子供が自分で片付けられるように

リフォーム中

造作壁の打ち合わせ 奥様とコーディネーターで一緒にタイル貼り
対面キッチンにするために床を上げてます ご主人自ら壁塗り体験。両家のご両親も一緒に塗りました

価格が安い定期借地権付をわが家流に

見取り図
マエダハウジングショールームの訪問で工事会社の実力を確認
ご主人は、マンションの場合、せいぜいクロスを張り替える程度で、戸建てほど大掛かりなリフォームはできないものと思っていたという。とりあえず、リフォーム雑誌で知ったマエダハウジングのショールームを夫婦で訪ねた。そのときの印象を「自然素材の床が気に入ったし、全体的にセンスがよかった。こちらの不満に対してもいろいろと提案してくれたり、床の試算も思ったより安かった」と振り返る。

早速、現場を見てもらい、間取りの変更などを相談。雑誌に載っていた施工事例も魅力的で、相談するたびにアイデアを出してもらった。「まだ契約もしていないのに、自分たちの希望を叶えたものや、素人では考えもしないものなど、プランを3つも出してもらって、いいのかなと思いました」と、きめ細かな対応ぶりに驚いたという。

一番のポイントがキッチンの対面式化。「扉の位置がネックになって、対面式にはできないとあきらめていました」と奥さま。プランが出来上がるにつれ、リフォームの全体像が徐々に具体的に。「これだけの工事をすれば、費用も高いだろうと覚悟。どこを削ろうか、ふたりで優先順位を話し合っていました」。ところが、結果は削るどころか、キッチンの収納棚や配線隠し用の梁など施工中に増えたものも多くあった。なかでも、トイレと洗面所の床に張った店舗用塩ビタイルは耐久性に優れ、色も気に入っているという。
もともとあったLDKの扉をサイドに移し、ニッチのある壁を設置。自然塗料で仕上げた造作扉には、しゃれたチェッカーガラスを 上部にアールをつけた壁が優しい雰囲気を醸し出す。その下には使い勝手のいい造作棚を設置
玄関の框(かまち)にアールをつけることで、履き物を脱いだり履いたりするスペースを広く確保 キッチンは壁付けから対面式に変更。システムキッチンのIHヒーターの前面を低い壁にすることで圧迫感を排除
手持ちの家具やデスクがスッポリはまるように壁を工夫

リフォーム概要

概要画像
住宅形態 マンション
築年数 6年
施工部位 LDK、キッチン、和室、トイレ、バス、洗面、玄関、廊下
施工費用 580万円
工期 1.5カ月

イメージ通りの住空間に私も妻も大満足です!

照明器具や金具はいろんなお店を見て回り、「いいな」と思ったものをインターネットで安く購入しました。欧州のアパルトマンがイメージとしてあったので。結果的に、その通りに仕上がりました。従来持っていた家具や小物も、このリフォームで一段と映えるようになりました。自然素材も随所に盛り込めたのもよかったです。もし、これだけの新築マンションを買うとしたら、3000万円以上はかかるだろうし、それ以前にこんなマンションなんてないと思います。将来は、洋室の床を無垢のフローリングにしたいですね。