No.108 安佐南区 E様邸 戸建住宅全面リフォーム事例

中古物件購入+リフォームで手に入れたマイホーム

E様一家

30歳を迎えたことを機にマイホーム取得を思いたったご主人。明るい奥さまと元気いっぱいの息子さんの3人家族。
結婚当初、安佐南区大塚でファミリータイプの低層賃貸住宅に住んでいたEさん夫婦。
当初は新築を検討していたが、希望の立地と予算のバランスが合わずに断念。
そんなときに目にしたマエダハウジングの「中古リフォームの記事を見て、「これなら自分たちもできる!」と、中古物件購入+リフォームを決断。
家賃並みの支払いで理想の家を手に入れたそのプロセスを取材させてもらった。

マイホームをあきらめかけた夫婦を救った「中古リフォーム」

2LDK賃貸住宅に暮らしていたEさん夫婦。ご主人が30歳を迎え、奥さまが職場復帰。息子さんが保育園に通い始めたことから、ローン返済のことも考えて、「マイホーム購入のタイミングは今しかない!」と検討を開始。新築物件も見たが、希望のエリアでは予算的に難しいと感じ、半ばあきらめかけていた。
そんな時、「まるごと安佐南&安佐北。」を通じて知ったマエダハウジングを訪ね、本誌掲載の中古リフォームが予算的に無理のない範囲で可能なことを知ったEさん。スタッフ同行で、中古物件を見て回ることにした。

こうしてプランを決定したE様。その資金計画は...

新築なら3500万円は超えるであろう山本エリアで、中古物件を購入することにしたEさん。当初考えていた1000万円台で取得し、合計金額は自分たちが思い描く生活空間にするためのリフォーム費用を含めて約2660万円。自己資金を360万円とし、住宅ローンは2300万円で申請した。
これまでの家賃は駐車場を含めて7万4000円。返済額は、返済金利が0.875%だとボーナスなしで月々6万3590円と、従来の家賃並みに収まることが分かり、無事に契約完了。
マエダハウジング不動産が契約の仲介を行ったため、「このくらいの予算でこんなプランニングのリフォームができるだろう」という予測を立てることもできた。

リフォーム前

リビングに収納スペースがないが、家具は置きたくなかった キッチンの頭上に吊り戸棚があり、開放感はイマイチ
キッチンとの間が壁に阻まれ、つながりが感じられないLDK 窓はあるものの、壁が木目調で明るさがいま一つだった階段
きれいに塗装された床だが、夏はベタつきが気になることも リビング
キッチン リビング
トイレ
いよいよリフォームプランに取りかかったEさん夫婦。
物件が築9年と比較的新しく、耐震基準もクリア済み。クロスの張り替えなどは、入居前にあらかじめ不動産会社が新しいものにしてくれていたこともあり、太陽光発電やご主人が望んでいたウッドデッキ以外は、生活のメインスペースである1階屋内を重視したリフォームを行うことにした。
LDKは、半分のスペースを畳敷きにし、家族でくつろげる空間に。玄関側には、布団が収まるほど奥行きのある膝高の収納スペースを確保。壁は全面的に自然素材の珪藻土を自らの手で塗ることに。
内装は、お二人とも和装関連の仕事を手がけていたこともあり、全体的に控えめな色合いにまとめ、落ち着きのある空間をイメージ。階段やトイレには、こだわりの壁クロスをセレクト。
最後に、「将来的にはあった方が便利」というご両親のアドバイスで、2階にもトイレを新設することを決めた。

奥様念願の太陽光発電

購入した物件の屋根形状は切妻型。当初、不動産業者の方で見積もりをしたところ、太陽光パネルを多く載せられないため、発電効率が悪いとされた。しかし、マエダハウジングで効率良く発電できる「Sanyo」のハイブリッド型「HIT」(Bシリーズ 3,075kw)を提案されて導入を決定。オール電化にして、天気の良かった10月は売電価格が上回り、奥さまもホクホク顔。節電意識も高まったという。
見取り図

自然素材に囲まれた快適空間を叶えるリフォーム

築9年で補修もされていたため、表面的にはきれいに見える中古物件。
しかし、この家に実際に暮らすことを考えると、リフォームで解決したい箇所がいろいろと見えてくる。

耐震について

耐震性が確保されているかの一つの目安となるのが、1981年に施行された新耐震基準だ。つまり築31年以上経過しているかどうか、ということ。ただし、立地や周辺環境、メンテナンスや建物の構造によって耐久性が異なるため一概には言えないので、地盤の状態や基礎、構造強度を確認した上で判断すべき。この中古物件は築9年で耐震構造もしっかりしていたことから特別な耐震工事は行わないと判断した。


リフォーム後

子どもと一緒にごろ寝もできる畳敷きスペースには収納も確保 頭上の吊り戸棚を外し、とても開放的になったキッチン
階段の壁には、本誌で見た柄が気に入った壁紙を貼っている 縁起の良いうろこ柄の壁紙を貼り、アクセントを加えたトイレ
Eさん夫婦らしい、和風を感じさせるうろこ柄の壁紙 新しい洗面台と大きな洗濯機を据えた洗面所
ベランダだった部分は樹脂製のウッドデッキに 余裕で車2台分が停められるのも魅力的なEさん邸
完成したEさん邸は、以前とは打って変わって和モダンな雰囲気が漂い、実に落ち着きのある空間に一新。
真夏の暑い盛りにEさん夫婦がスタッフと力を合わせて朝から晩まで3日間かけて全面を塗ったという珪藻土壁のおかげか、屋内はすがすがしい空気に満ち、ほのかに木の香りが感じられる。
「珪藻土壁のおかげか、湿度の高い日でも湿気を感じず、ニオイの強い料理をしても翌日にはすっかり消えています」と、苦労も報われたよう。床の無垢材も「いつも素足でいたい」というほど心地良いそうだ。
木工所を営む親戚の助けを借りたご主人念願のウッドデッキも完成し、ここからの眺めも抜群。息子さんもうれしいのか、毎日元気に走り回っているという。
「もし新築にしていたら、これほど自分たち好みの家にはならなかったかもしれません」とうれしそうなEさん夫婦。市街地に近いながらも用水路には鯉が泳ぎ、自然も豊か。息子さんと同世代の子どもも多く暮らすエリアで一戸建てのマイホームを叶えることができ、大満足しているようだ。

リフォーム概要

概要画像
リフォーム費用 800万円
施工面積 103.96㎡(31.4坪)
家族構成 夫婦+子ども1人
築年数 9年
工期 1ヵ月
リフォーム箇所 1階LDK、廊下、トイレ、洗面、2階トイレ
種類 戸建て
施工 マエダハウジング安佐南店

リフォームを終えて

途中で挫折しかけたマイホーム取得でしたが、中古リフォームという手段があることと、着実な資金計画が立てられたこと、自分たちがイメージした通りのリフォームプランを提案してもらったことで、念願の一戸建てマイホームを手にすることができました。物件探しからリフォームまで、一貫してマエダハウジングでお願いできたことも良かったですね。