人生フルーツ 八丁座
- 投稿日:2017年 8月13日
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「風が吹けば、枯れ葉が落ちる。 枯葉が落ちれば、土が肥える。
土が肥えれば、果実が実る。こつこつゆっくり。
人生フルーツ。」
樹木希林のナレーションから始まる話題の「人生フルーツ」を見に八丁座に行きました。
序破急さんのEndMarkの裏面には毎回弊社の広告が掲載されています。
今月のおススメはこの「人生フルーツ」でした。
90歳と87歳の津端夫婦の日常を捉えた素晴らしいドキュメンタリー映画です。
広島大学の教授も務めたことのある建築家津端修一さんは、愛知県の高蔵寺ニュータウンに40年前、雑木林に囲まれた一軒の平屋を建てました。
アントニン・レーモンドを見習って建てた家は、四季折々の野菜や果実が100種類以上も実る素敵な場所です。
この映画は元々東海テレビさんが放送したドキュメンタリーです。
それを映画化したわけですが、90歳と87歳の夫婦の自然な日常に共感する人が多く全国で話題になっています。
私たちも夫婦でよく映画館に行きますが、とても印象深かった一本です。
劇中にいくつかの建築家の言葉が出てきます。
「家は、暮らしの宝石箱でなくてはいけない」
ル・コルビュジエの言葉ですが、自分たちの「したい生活」一つ一つが宝石のように輝くためにも、家はその宝石箱でなくてはならないというこの言葉は建築に関わるものとしても考えさせられます。
「すべての答えは、偉大なる自然のなかにある」 アントニ・ガウディ
「ながく生きるほど、人生はより美しくなる」 フランク・ロイド・ライト
まさしくこの映画を見て、気づいた事です。
永く使うほど、綺麗になる。
永く生きるほど、美しくなる。
そんな人生を歩んでいきたいと思います。
ぜひ、ご覧になって見てください。