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マツダ防府工場見学
- 投稿日:2019年 4月18日
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異業種の経営者の方々と月に一回勉強会を行っていますが、今回はマツダさんの防府工場に行ってきました。
私も30年前のマツダ時代に研修で行ったことはありますが、もちろん当時とは大きく変わっています。現在は132万K㎡、4,000人の方が働かれています。
また、山口県内72か所に協力メーカーも集まっており、今回は石崎本店さんの新工場にもお伺いしました。
西浦工場ではアクセラ、デミオ、アテンザなどが生産されていますが、何と言っても北米で販売が開始された「MAZDA3」が何台も流れていたのが目立ちました。とてもかっこいいです。
「計画順序生産」の説明がありました。トヨタなどと違って多品種を混流して受注順に様々な車両が生産ラインを流れていきます。
私は昔、研修でフェスティバのワイパーを一日中取り付けたことがありましたが、これだけ多品種の車両が流れてきてよく間違えないですね。
石崎本店さんではドアミラーの製造を見学しましたが、マツダさんの受注生産順で製品をピッキングしていました。協力メーカーさんと一体となって生産をしていますね。
個人的には「からくり改善」が興味深かったです。動力を使わずに自動で次工程に流れるからくりは見ていて面白いです。工場内は写真は取れませんのでHP上のこちらの写真で。
一番驚いたのは在庫の台数。基本在庫は無く部品で2~3時間、完成車両で船便のタイムラグで3~4日程度。私たち、建築や不動産業では考えられない在庫管理の徹底ぶりです。
昼に行った道の駅「潮彩市場。新鮮な魚や野菜、果物がいろいろあって楽しめます。
いつも工場見学に行って感じることは製造業のその徹底ぶりには見習うべきところが多くあります。また、現場に活かしていきたいと思います。
中国新聞リフォームフェア開催
- 投稿日:2019年 4月15日
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中国新聞リフォームフェアが4月13日、14日で開催されました。
弊社ブースにもたくさんの方にお越しいただきました。
今年は、10月に消費税の増税も予定されています。
「増税前がいいの?増税後がいいの?」
「外壁屋根を変えたいんだけど」
「中古を買ってリフォームする時、何から始めたらいいですか?」
私も様々なご相談にのらせて頂きました。
リフォームが初めてと言う方もたくさんいました。
「リフォームっていくらするの?」「何から始めたらいいの?」
リフォームはそう何度もするものではないので、買い方がやはりわからないですよね。そんな時は、まずはご相談にお越しください。
中国新聞リフォームフェアには第一回から出展していますが、多くのお客様とのご縁を頂きました。そのストーリーは雑誌にもたくさん掲載されています。また、素晴らしいご縁があることを願っています。
空き家解体 特措法で広島県内初 廿日市市
- 投稿日:2019年 4月 7日
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先日の中国新聞に廿日市市内の空き家が広島県内初の空き家対策特別措置法に基づき解体する方針の記事が掲載されていました。
空き家対策特別措置法は2015年に施行され、「倒壊の恐れがある」「景観を損なっている」など特定空き家に認定されると所有者に解体修理を指導勧告でき、従わない場合は行政代執行ができます。しかし、所有者が亡くなり相続人がどこにいるかわからないという空き家も多くあります。
廿日市佐方本町の築年数不明のこの空き家は10年以上放置され、近所の方からも「いつ倒壊してもおかしくない」と市に対策が迫られていました。
所有者はすでに亡くなり、相続人が相続放棄したため解体費用約250万円を廿日市市が負担する決定をしました。
廿日市市内には1,291戸の空き家があり28戸は倒壊の危険性があるとされています。所有者に指導勧告してすでに解体された空き家もあります。
翌日の新聞にも「空き家問題 進まぬ対応」と言う記事が出ていました。
福山市の民家では「ドーン」言う音と共に隣家の空き家が崩れてきたということです。家が壊れて市に対応を迫るも所有者同士では話は進みません。
福山市内では4,000戸の空き家が確認され63件が特定空き家に指定されています。上記の家屋は公道から離れているため特定空き家の調査対象になっていません。
拙書「困った空き家を生きた資産に変える20の方法」にも書いていますが、多くの空き家は相続時に発生するのですが、名義の変更をせずにそのままの状態もあり、現在相続人がどこにいるか連絡が取れないという状態が発生しています。
仮にとれたとしても解体するための何百万と言う費用が捻出できず相続放棄するケースも出ています。空き家対策特別措置法が施行されてもうすぐ4年。全国では行政代執行で解体された空き家は120件ほどしかありません。
2013年の調査で全国に820万戸あると言われた空家数は今年発表がありますが、おそらく1,000万戸を超えていると思われます。増え続ける空き家に対する対策を早急に取っていかないといけません。
「家は住まないと痛みが早い」その通りで誰かが住むことが家を管理していくことに繋がります。ご両親や祖父母が建てた思い出の家を何とか住み続けてほしいものです。