No.024 呉市 M様邸 戸建住宅全面リフォーム事例

元病院の建物からカフェの雰囲気を漂わせるLDKに

トップ画像
開業を前提に物件購入。3年半、風呂なし生活
針灸・接骨院開業の夢を抱く森岡夫妻。マイホームは診療施設を兼ねたものにと考えていた。4年前、実家の隣にあった病院の建物が売りに出たことを知り、すぐにチェック。立地のよさや価格の手頃感にひかれたという。最終的には「軽量鉄骨の建物で、診察室がそのまま使用できる」という点が決め手になり、購入した。
以来、3年6カ月、リフォームすることなく生活。お風呂は実家を利用してしのいできたが、そろそろリフォームをと腰を上げた。業者選びは、この物件を建てたハウスメーカーや地場の工務店をはじめとする、さまざまな情報媒体を活用。その中から選んだのは、インターネットで知ったマエダハウジングだった。「フィーリングが合った」「自分たちの希望をよく聞いてくれた」というのが、その理由。長年温めてきた思いを託した。

リフォーム前

キッチン LDK

元病院の建物からカフェの雰囲気を漂わせるLDKに

見取り図
設備・仕様にこだわった機能的でオシャレな家
ご主人の「木材だけではない、スチールやその他の材質も使った機能的な家に」、奥さまの「カフェのようなオシャレな雰囲気に」という要望を実現した住まい。2階のLDKの床にはチークを張り、床暖房を設置。珪藻土を加えた漆喰の壁は、マエダハウジングの壁塗り体験会での体験を生かし、夫妻が自ら塗ったものだ。
設備・仕様で目を引くのが、業務用のシステムキッチン。当初は首をかしげていた奥さまも、ご主人の「おいしい料理が早く作れて、早く片付けられる。イタリア料理店の厨房みたいに」という殺し文句に納得。調理スペースの長さや吊り棚の高さ、シンクのサイズをショールームで研究したり、食洗機をインターネットで購入したり、光熱費を考慮してオール電化にしたりと、使い勝手にトコトンこだわった。限られた住空間を効率よく利用できる設計にも注目。
ダイニングとリビングの間には、2枚引き込み式の間仕切り開閉壁を採用。閉めることで、独立した客間としても利用できる。ダイニングとバリアフリーでつながるウッドデッキは、オープンエアの第二リビング。「周りを緑のプランターで囲み、子どもが生まれたらビニールプールを置いて水遊びをさせたい」と夢は膨らむ。寝室の床は、畳から肌触りが心地いいクルミのフローリングに。
将来、子ども部屋にもなるようにと、一方の壁の色をパステル調のスカイブルーにした。こうした色づかいへのこだわりは、外構、軒、雨どい、階段、キッチン、リビングと随所に見られる。

リフォーム後

キッチン
ご主人自慢のキッチン。藍色のタイルは奥さまが風水を調べられてから選ばれました
洋室
階段の壁の黄色、天井から垂れ下がるエジソン電球など至る所にこだわりが
リビング
リビングと客間兼用の空間。緑色の収納引き戸がアクセントに
寝室
スカイブルーの壁がフレッシュな印象の寝室
浴室
コンパクトで清潔感あふれるユニットバス。ご夫婦が力を合わせて塗った、手作り感あふれる壁が優しい雰囲気を演出。
洗面
洗面台のタイルはインターネットで格安に手に入れたもの
外観
外観はオレンジが素敵なアクセントになっている白い外観。
トイレ
トイレの正面にあるトイレットペーパー収納棚や現代風の手洗いがオシャレ

トイレには、タンクレスの便器、透明な手洗い器、トイレットペーパーを収納する造作棚を設置。オシャレな雰囲気に仕上がっている。1階のX線室は、念願の浴室&洗面所に。「もともとX線室は鉛に囲まれているので防音性に優れていると思っていたら、鼻歌が外に漏れていた」と苦笑するご主人。いつでも好きなときに入浴ができると喜んでいる。

コストと好みを重視したネットによる賢い仕入れ

コストパフォーマンスに重点を置いてスタートした、今回のリフォーム。自分たちで壁を塗ったり、デッキの木材やさまざまな設備・小物をインターネットで安く仕入れたりとコストダウンを図っている。その陰にあったのが、ご主人と奥さまの意見のバトル。出来上がったマイホームは、その繰り返しの結晶ともいえる。「その分、愛着も大きいと思います。これで終わりというわけではなく、これからも手を加えていきたいですね」と、今後のリフォームに意欲を見せるご夫妻。生まれ変わった住まいは、まだまだ進化の途中だ。

リフォーム概要

概要画像
住宅形態 戸建
築年数 15年
施工部位 全面
施工費用 980万
工期 2カ月

建材や小物を自ら用意してわが家らしさを巧みに表現託すこと

リフォームのポイントは、とにかくコストを下げること。そのうえで、わが家らしさを盛り込むことに力を入れました。
その一例が、フローリング用の木材、バリ製の取っ手、福山や九州のアンティークショップから取り寄せたステンドグラスやダイニングセットなど、インターネットを駆使してそろえた品々です。「楽しい家」を表現するために、色づかいにも気を配りました。
設備面で言うと、一番はシステムキッチン。使いやすくていいですね。これまで電磁調理器1台でよく生活してこれたと思います(笑)。