No.226 東広島市西条 S様邸 戸建住宅リフォーム事例

趣味のビリヤードとバイクが際立つ施主参加で実現した戸建リノベ

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ご主人はビリヤード、奥様はバイク。それぞれの趣味を満喫できる家をと、中古リノベーションを念頭に物件探しを行ったSさん夫婦。
珪藻土塗り、クロス貼り、部材や照明器具の調達、造作洗面台の設計など、リノベーションに積極的に取り組み、イメージ通りの空間をつくりあげた。

リフォーム前

1階 キッチン
リビング お風呂
トイレ 外観

 Sさん夫婦は、ビリヤードとバイクという二人の趣味を楽しみ尽くせる家を持ちたいと物件探しを開始。どちらの趣味も、予算面に加えてある程度の広さが必要であり、音を気にせずに済むようにと当初から新築は考えず、中古の店舗住宅に絞って探していた。リノベーションは、以前から本誌を見ていて中古リノベセミナーにも参加したマエダハウジングに依頼することに。
 そんな中、1階が店舗で2・3階が住居だった築21年の店舗住宅を発見。周囲に住宅がなく、スーパーや病院も近いという好立地で、なんといってもビリヤード台やバイクが余裕で置ける1階が魅力的だった。ホームインスペクションも行い、構造上の問題もなし。ただ、少し想定予算をオーバーしたことから、できることは自分たちですることに。もともと奥様はものづくりが好きだったこともあり、壁のクロス貼りの講習を受けてリノベーションに臨んだ。
 RC造の1階は土間コンクリートを打ち、中央にビリヤード台を設置。道路側には奥様のバイクを置けるようにした。木造の2・3階は、ナチュラル感たっぷりの住居スペースが広がる。ここからは奥様の本領発揮。材料を購入して壁のクロス貼りを自ら行い、洗面脱衣室とトイレの壁には珪藻土を塗った。タオル掛けなどの小物はアイアン製にこだわって探し、10個近くの照明器具とともに、ネットや岡山の雑貨店で調達。造作の洗面台は高さや奥行きなどをミリ単位で設計。住居スペースを彩るアンティーク家具も奥様自身でクリーニングをかけたという。随所に奥様の手が入って完成した家は、愛着感もひとしおのはずだ。
見取り図

リフォーム中

以前壁だった名残で残っていた間柱を撤去し 残す柱に綺麗に塗装をかけました。
3階の寝室も内装をリニューアル
洗面台のアクセントタイルはお客様が想いを込めて施工。 出来ました!
幸せの四つ葉のクローバーです。

リフォーム完成

昭和テイストの照明も奥様自ら調達。
懐かしいフォルムと温もりある光が安らぎを与えてくれる。
競技仕様の本格ビリヤード台を設置し、夜でも音を気にせずにブレイクショットができる。奥様のバイク仲間もブーツのまま出入りできるから便利。メンテナンスもここでできる。
ダイニングテーブルは昔の女学校で使われていたという机。
落書きのあった部分だけ薄く削って再利用している。
キッチン収納は店舗什器を活用。カフェカーテンなどをうまく使ってスタイリッシュに見せる工夫を凝らしている。
使い勝手と見た目を考慮して、入念に採寸して造作した洗面台。大きめの陶器製手洗いボウル、足場板のカウンター、デザインがかわいい蛇口などこだわり尽くし。 浴室のアクセントパネルはインテリアの色味に合わせてカフェオレカラーに。
経年変化で飴色になったシューズボックスは、ネットオークションで落札したもの。広くゆったりとした明るい玄関は、ライディングブーツの脱ぎ履きも楽々。 太陽光の当たり具合によって茶色にも黒色にも見えた中古車店の外観を参考に、この外壁の色をセレクト。
アイアン製のカーテンレールやアンティーク家具、リネンコットンのカーテンなど、「好きなものに囲まれて暮らすのが幸せ」と奥様。 洗面台の鏡の上に取り付けたスポット照明にはレトロな裸電球をセレクト。
洗面台の壁面に貼った白いタイルに奥様がハート型のタイルを貼り、四つ葉のクローバーに。 教会で使われていたガラスがはめ込まれた、ユニークなシェードが魅力的なこの照明もネットで購入。
塗るのが難しい天井も果敢に珪藻土塗り。常に空気がカラッとしているそう。

リフォーム概要

リノベーション費用 490万円
種類 戸建
専有面積 153㎡(46坪)
施工面積 114㎡(35坪)
間取変更 なし
築年数 22年
工事期間 2ヵ月
施工箇所 1Fトイレと和室2室以外全面
家族構成 夫婦
施工 マエダハウジング安佐南店

バイクもビリヤードも思う存分!

中古リノベーションを考えていたとき、本誌を見て「広島でこんなに素敵なリノベーションをしてくれる会社があるんだ」と思い、セミナーに参加したり、カフェで店内の写真を撮ったりして、住みたい家のイメージをふくらましていきました。工事中は毎日現場に通い、職人さんとも意見交換をして自分たちの納得のいく家づくりができ、自慢の家になりました。壁塗りやクロス貼りなど、以前からやってみたかったことに挑戦できたのも良かったです。周囲への音を気にせずに趣味が楽しめるようになり、友人たちが集まれる場にもなりました。