No.236 安佐北区 M様邸 戸建住宅全面リフォーム事例

憧れの昭和レトロモダンを実家リノベーションで実現

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ご主人の実家をリノベーションして暮らすことにしたMさん夫妻は、
奥様がずっと憧れていた「昭和レトロモダン」をコンセプトに全面改装。
間取り変更せずに、以前の家とはガラリと雰囲気を変えることに成功した。

リフォーム前

キッチン キッチン
洗面所 トイレ
お風呂

賃貸マンションに暮らしていたMさん夫妻は、ご両親亡き後、ご主人が以前一人暮らしをしていた実家をリノベーション。一時は実家を売却して新築することも考えたが、ご両親の想いを残したいということからリノベーションを選択した。プランは奥様が思い描いた「昭和レトロモダン」がテーマ。細部に至るまでこだわりを伝えるため、奥様はイメージをイラストで表現したという。
 間取り変更はせず、1階は水まわりの設備を入れ替え、LDKを奥様こだわりの空間に一新。珪藻土壁と無垢材のフローリングでナチュラル感を増し、ご主人要望の掘りごたつを実現した。キッチンはタイル好きな奥様自ら描いたイラストを基に造作。廊下の床や和室の畳も新しくし、2階は和室を洋室に変更してロフトを新設した。家の随所にアンティークのステンドグラスやカラフルなタイルが効果的に使われ、扉の取っ手やフックなど奥様自ら調達したものも多々。
雑貨や骨董品が好きだという奥様のセンスが光り、この細かいこだわりが見事な昭和レトロモダンテイストの家を完成させたといえる。内装の変更だけでなく、トイレの段差解消をはじめ、内窓やペアガラスの採用による断熱性向上を図り、機能性と快適性もアップ。こうして奥様のイメージ通りに、家族3人が暮らし心地良く、より愛着の湧く家が完成した。
工事に入る前に妊娠が判明したため、一時中断して出産後に再開したというハプニングもあったが、奥様の体調を気遣いながら「いつまでも待ちますよ」と、温かく接してくれた女性担当者の姿勢もうれしかったそうだ。
見取り図

リフォーム後

カラフルなタイルを貼ったオリジナルのキッチン。
シンク下にはゴミ箱も収納
足場板で造作したキッチンカウンターは、奥様自ら家具屋で注文
レンジフードの上までディスプレイを工夫。
スプーンとフォークの形をした吊り戸棚の取っ手も奥様が調達した
奥様が集めた希少なお皿を飾れるようにと、ご主人が購入した飾り棚
目を引く造作キッチンは、奥様がタイルの配置や色まで細かくデザインを描いてオーダーしたもの 10㎝以上あった段差を解消して安全性を高め、壁は調湿性をもつ珪藻土にして湿気が感じられなくなったトイレ。アンティーク感もたっぷり
奥様が購入したタイル貼りの洗面台と、ウィリアムモリスのアクセントクロスが印象的。洗面台の背面には古材を貼り付け、その上にアンティークの鏡やカウンターを取り付けた タイル貼りの寒い浴室は広い浴槽に変え、お手入れもグンと楽になった
玄関ドアは重厚感のあるものに取り替え、玄関内とつながりをもたせたレンガ風の玄関ポーチを新設 以前は壁で覆われていた階段下スペースを有効活用。ベビーカーもそのまま収納できるとあってとても便利
子ども部屋のドアにはアンティークステンドグラスをはめ込み、かわいらしさと彩りをプラス 2階の洋室は収納スペースの上半分をご主人憧れのロフトに変更。天井高が増して開放的に
カウンター側面に取り付けたカバン掛けのフックは、蛇口をかたどったもの。奥様のユニークな発想が光る 飾り棚にディスプレイされたのは、奥様が好きなマトリョーシカ。空間に彩りを添える効果もアリ

リフォーム概要

概要画像
リノベーション費用 1300万円
種類 戸建て
施工面積 98.5㎡(約29.8坪)
間取変更 5LDK→5LDK
築年数 22年
工事期間 2.5ヵ月
施工箇所 玄関、LDK、和室、バス、
洗面、トイレ、2F洋室、外壁
家族構成 夫婦+子ども1人
施工 マエダハウジング安佐南店

好きな物に囲まれる喜びを実感

水まわり設備の古さや断熱性の低さ、湿気や段差など、私たち家族が住むには悩みの多かった実家でしたが、夏は暑く、冬は寒かった家がとても快適になりました。そしてなんといっても、憧れの昭和レトロモダンのイメージが実現でき、カフェ風のLDKで毎日を好きな物に囲まれた空間で過ごせるのがうれしいです。担当してくださった方が女性だったので要望が伝えやすく、女性目線での提案やアドバイスがあったことも良かったです。これからも少しずつ手を加えながら、もっとお気に入りの家にしていこうと思っています。