No.248 安芸郡府中町 K様邸 戸建住宅全面リフォーム事例

無垢材の床に光や風も取り入れ 自然の恵みと暮らすRC二世帯住宅

トップ画像
リビングはハンモックがインテリアの一部のよう。床はすべてカバの無垢材で、好みの色に調合できる天然成分のリボス塗料。健康にも配慮した。

リフォーム前

リビング キッチン
和室 子ども部屋

工事中

LDK解体後、床壁天井を撤去してスケルトン状態に LDK床壁天井下地組
LDK大工工事完了

長女の幼稚園入園を前に、手狭になった3LDK賃貸マンションからの住み替えを考えていたK様。新築の戸建やマンション購入も検討したが、予算と利便性、そして何より両親と暮らせる安心感を考えて実家の二世帯リフォームを選択した。
 あらかじめK様自身で簡単な平面図を作成し、数社に見積りとプランづくりを依頼したところ「何十年経っても飽きないシンプルなデザイン空間とたっぷり収納」というK様の意向を最も反映していたのが「マエダハウジング」の提案。
 同時にバリアフリー化などのリフォームを予定していた両親もこのプランを気に入り、過去に同社でペット用ドアを取り付けた際の仕上がりやスタッフの対応の良さに加え、地元での評判を聞いていたことから「ここなら安心して任せることができる」と、発注を決めた。
見取り図
1階の両親世帯はバリアフリー化と同時に、二間続きの和室を無垢材のフローリングで書斎と寝室の洋間に変更。キッチンや洗面所などの水回りもリフォームした。
 K様が使う2・3階には屋外階段と専用の玄関が新設され、鉄筋コンクリート(RC)壁式構造のため大幅な間取り変更はできなかったが、キッチンの横には奥様の希望で収納と家事作業が可能な広いユーティリティスペースを確保し、念願のアイランドキッチンを設置。
 LDKは無垢材のフローリングや天窓などで、自然の温もりが体感できるように工夫。また、無駄な空間や動線を整備することで希望通りの十分な収納スペースも確保し、二人のお子様が将来それぞれの部屋として使えるよう間仕切りが可能な子ども部屋や、ご夫人の「小さくてもいいので書斎が欲しい」という要望にも応えている。
 両親世帯用に太陽光発電も導入したが、電気メーターをそれぞれの世帯に設けて光熱費は完全に分離。
 「親子とはいえ、独立した世帯なのでお互いに気持ちよく暮らすためのマナー」と、二世帯リフォームの秘訣も語ってくれた。

リフォーム後

アイランド型キッチンは窓の高さに合わせて特注した家具収納と平行に設置。壁や天井には発泡ウレタンを吹き付け、断熱性を向上させている 世代で過ごす機会も増え、広いLDKは大活躍。ダイニングの照明はローソクのような灯りを演出するハロゲン式で、温もりを感じさせてくれる
バリアフリーの1階洗面所。天板はキッチンと揃えた 2階のトイレは壁の色を1面だけ紫に。採光窓もある
採光窓を残しシステムタイプに変更した2階の洗面所 2F浴室は足を伸ばしてゆったりできる1618サイズ
1階キッチンはダイニング側にカウンターを設置したL字型。天板は最高級品のクリスタルカウンターで、上品な透明感が心を潤す RC構造のため窓の位置や大きさを変更することが難しく、外観はまったく変えず、間取りや建具の位置で風通しを確保した
2階の玄関はガレージの裏から回り込むように設置した 2階の子ども部屋にはハンモックやブランコなどを吊るすフックを埋設。出入り口は2ヵ所に設け、子どもたちの成長に合わせて将来は容易に2部屋に変更することができる
3階のホールには約6帖のウォークインクローゼット。寝室は断熱材とペアガラスで1年中快適な空間へ 1階の寝室は和室からフローリングの洋間にリフォーム。バリアフリー化で手前に設けた書斎との一体感も実現した。壁は湿気対策に優れたスペイン漆喰

リフォーム概要

概要画像
リノベーション費用 約2680万円
施工面積 320㎡(96.6坪)
築年数 約29年
工事期間 約5ヵ月
施工箇所 1階一部、2・3階全面
種類 戸建て
家族構成 夫婦+子ども2人+両親
施工 マエダハウジング府中店

鉄筋コンクリートで構造上どうしても撤去できない壁があるため、大きな間取りの変更ができないことは分かっていましたが、ここまで希望を叶えてもらい、本当にビックリです。特にLDKは図面で想像していた以上に広さを感じることができ、とても快適な空間になりました。無垢材の床も心地よく、子どもたちも元気に走り回っています。天井から吊り下げた遊具も「遊園地みたい」と、とても喜び、誕生日など両親と一緒にイベントを過ごす機会も多くなりました。