No.253 安芸高田市吉田町 K様邸 戸建住宅全面リフォーム事例

ご主人は音響、奥さまは雑貨両方が生きるフレンチテイスト空間

トップ画像

リビングはハンモックがインテリアの一部のよう。床はすべてカバの無垢材で、好みの色に調合できる天然成分のリボス塗料。健康にも配慮した

ご主人の実家にお父さまと住んでいたKさん一家。お父さまが他界し、家族が増えたことと、19年前に行ったキッチン周りの増築のローンが終わることがきっかけとなり、リフォームを検討。そんな時、あるリフォームイベントでマエダハウジングの存在を知り、本誌で見たリフォーム事例の雰囲気が気に入ったKさん。3社で相見積もりをした結果、デザイン性の高さが決め手となって同社に依頼を決めた。冬の寒さが厳しい地域で、これまでスリッパなしで冬は過ごせなかったため、「まずは寒さ対策を」と、断熱材を新しく入れ直し、内窓を取り付け、床を温もりあるパインの無垢材に。さらに、日当たりが今一つのLDKを明るくしたいこと、生かし切れていなかった仏間のある和室と広縁、応接室扱いの洋室を、家族が集まるリビング空間にすることなどを要望。雰囲気は、雑誌で憧れを抱き、奥さまが持っていた雑貨が似合う、白が基調のフレンチテイスト空間をイメージ。音にこだわりをもつご主人は、スピーカーも空間に合うよう自ら白く塗装した。


リフォーム前

ダイニング リビング
玄関

懸案のLDKは、勾配天井にして開放感を出し、天窓を付けることでできるだけ明るさを確保。足場板を白く塗装した化粧梁が空間を引き締めている。和室との間の間仕切り壁は取り除き、和室と広縁を取り込んで広いLDKに。隣の洋室は和室に変え、LDKと一体化して使えるようにした。鍵が壊れていた玄関扉も玄関ごと一新し、横にシューズクロークを新設した。生まれ変わった空間は、奥さまとコーディネーターが相談して取り入れたチェッカーガラスやステンドグラス、お洒落感あふれる照明が随所を彩り、センスあふれる居住空間が広がっている。一方のご主人はオーディオ関連のことのみ要望し、30年前から使っているスピーカーに間隔をもたせることや、BOSEのスピーカーを天井に取り付けるなどを実現させた。
蓄熱暖房器の導入で、寒さ厳しい冬も優しい温もりに満ちる広々LDKは、家族みんなが自然に集まってくるくつろぎの空間に。「これだけの広さを暖めるとなると、ファンヒーターやエアコンでは光熱費がもっと上がったはず。蓄熱暖房にして正解でした」とご主人。広く明るく暖かくなったKさん宅は、今日も笑顔にあふれている。
見取り図
仏間のある和室をLDKと一体化し、隣の洋室を和室に変更。LDKの天井を抜いて勾配天井にし、天窓を開口して明るさと開放感を創出。階段下を書斎スペースとして活用し、家族が集う空間に。玄関ポーチと大容量のシューズクロークを新たに設け、使い勝手を向上。屋内の雰囲気は白を基調としたナチュラルでフレンチテイストに統一。断熱材の入れ替えや内窓の取り付け、蓄熱暖房の導入など、寒さ対策も万全に。

リフォーム後

広さがほぼ倍増したLDK。空間にマッチしたオーディオ台はご主人のお手製で、扉は床の端材を活用して作ったという力作 照明がないと一日中暗かったLDKも、天窓の開口で朝は十分な明るさが入るように。階段下を活用したアールの垂れ壁の書斎スペースは、おこもり感を重視
家族5人分の靴を余裕で収納できる容量を備えたシューズクローク 外観と違和感のないようにした玄関には、深い軒と玄関ポーチを設けた
ガラスブロックを埋め込み、手持ちのシューズボックスを入れ込んだ玄関。照明は取り付ける位置や数を吟味した上でKさん自ら調達したもの 玄関の床にあしらったレンガやニッチは、本誌の事例を参考にしたそう
玄関からリビングへの通路として、畳と壁の間を板張りにした和室。収納扉のクロスやプリーツスクリーンで変化をプラス

リフォーム概要

概要画像
リノベーション費用 約600万円
施工面積 70㎡(21.75坪)
築年数 約30年
工事期間 2ヵ月
施工箇所 キッチン、浴室、トイレ、洗面室、洋室を除く1階全面
種類 戸建て
家族構成 夫婦+子ども3人
施工 マエダハウジング安佐南店

真っ暗だった我が家が広く明るくなり、本当にうれしいです。ニッチ、ステンドグラスを入れた建具、ドアノブに至るまで、すべて気に入っています。プランニングではイラストや3Dパースなどを提示していただいたことで、イメージもつかみやすかったですね。共働きのため、メールや電話でのやりとりが多かったのですが、コミュニケーションもスムーズでした。素材のサンプル選びでも、コーディネーターの方が私たちの嗜好を把握して持ってきてくれたので選びやすかったです。