No.263 広島市安佐南区 I様邸 戸建住宅全面リフォーム事例

動線を考慮した間取りの全面変更で四世代が集える広々リビングを実現

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5年前に転勤先から広島に戻り、母親と暮らすことになったIさん。築43年の木造住宅は過去に軽微なリフォームが行われていたものの、それから随分と年月も経ち、建て付けの悪い窓からはすきま風。高齢の母親にとっては段差が生活の妨げになり、何より細かく仕切られて使い勝手の悪い間取りは、とても快適な住空間と呼べるものではなかった。
 さらにIさんには結婚して県外に住むお子様が2人。孫ももうすぐ4人になり、盆や正月には親戚も含めて10人くらいが一度に集まることも。みんなで過ごせる広いLDKも必要になり、リフォームを決意した。
 業者選びや打ち合わせは奥さまが担当。まず、インターネットで最寄りの業者を探し、施工例やクチコミなどで実績や信頼性を検討。そこに残ったのが「マエダハウジング」だった。決め手は同社のホームページに掲載されている社長のコメント。「親身な姿勢で、最後まで面倒をみてくれそう」と、相見積りを取ることもなくリフォームを委ねた。

リフォーム前

キッチン リビング
外観 トイレ
洗面 玄関

 リフォームは2階建ての1階部分。平面プランは何度も作り直して広さや動線を確認し、家の中心に広いリビングを確保することに。
 しかし、ここで問題になったのが、どうしてもLDKに現れてしまう大黒柱の位置。この大黒柱の活かし方次第で、使い勝手はもちろん、見た目の邪魔になってはせっかくのリフォームが台無し。
 そこで、玄関は東から南へ移動。母親の使う和室は広縁を取り除いて庭のある南側にオフセットし、広めに取られていた玄関ホールを有効に振り分けることに。
 問題になっていた大黒柱は対面キッチンのカウンターに干渉しないよう、同時に広い部屋のアクセントになるようにレイアウトし、9㎡ほどの増築ながら、希望通りのゆったりとしたLDKはもちろん、洗面所や収納も充分な広さを実現した。
木造2階建ての1階部分に大人数で集えるLDK。動線を考慮してリビングを家の中央に配置し、高齢になった母親のためにバリアフリー化も行い、同時に戸外への出入りも容易になるよう、玄関の位置も駐車場や前面道路に近い場所に変更。
わずかな増築ながら、1階の間取りをすべて変更することで無駄のない広く使いやすい住まいを実現した。ユニットバスと流し台は比較的新しかったため既存を利用した。

リフォーム後

背面の採光窓を活かしながら、食器が出し入れしやすいように扉のない棚を造作したキッチン 邪魔だったはずの大黒柱が空間アクセントに変身したダイニングと、対面型に変更したキッチン
キッチンの奥には収納力たっぷりのパントリーや、動線を効率化する調理カウンターを設置 階段下のスペースを活用したニッチや、多機能に使える現代風の床の間はショールームで見て一目惚れ。網代柄の天井もモダンだ
玄関は片側が乳白色の袖ガラスで、採光にも優れた一本引戸を採用
以前はキッチンにあった勝手口を移動し、バリアフリー化はもちろん、750mm幅の洗面台を置いてもゆったりで、広く使いやすくなった洗面所 大容量の玄関収納を設け、中もハンガーや棚で使いやすさをアップ
大型の靴箱を置きスッキリした玄関。気持ちよく来客を迎えられる 暗い印象で圧迫感のあったトイレも清潔感あふれる明るい空間に変身。引戸や手摺りの設置で高齢の母親にも使いやすくなった

リフォーム概要

概要画像
リノベーション費用 約1400万円
施工面積 64㎡(18坪)
築年数 約43年
工事期間 3ヵ月
施工箇所 1階部分(LDK・和室・浴室・トイレ)、外壁、屋根、外構
種類 戸建て
家族構成 夫婦+母親
施工 マエダハウジング安佐南店

これまでは大きな部屋がなく、子どもや孫たちが来ても全員で食事をしたり、テレビを見たりすることができず淋しい思いをしていましたが、こんなに広いリビングができて大満足。母も「快適になった」と喜び、外出する機会も増えて明るくなったように思います。プランづくりでは希望を叶えるために何度も打ち合わせに足を運んでもらい、家の強度や見た目の印象など様々なアドバイスも。本当に親身になって私たちの暮らしのことを考えてくれたのが印象的で、安心してまかせることができました。