No.308 広島市安芸区 N様邸 戸建住宅全面リフォーム事例

スタイリッシュリノベーションで中古戸建てを自分好みに再生

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造りの面白さ、確かな建材、適度な広さの庭、
一瞬で惚れ込んだ物件が理想の我が家に変身。
出会うべくして出会った建物を愛おしみながら、
心地良く暮らせる家へと大胆リノベーション。
「こんなに古い家、とても住めそうにないな......」そんな印象の中古戸建てでも、使い勝手の良い間取りに変更したり、インテリアコーディネートを吟味することでまるで新築のような自分好みの家につくりかえる―その手段がリノベーションだ。
新築に比べて予算が抑えられ、暮らす人の志向をしっかり反映した家づくりができるとあって、今、満足度の高いマイホーム実現の手立てとして、若い年齢層からも熱い注目を浴びている。

リフォーム前

和室 浴室
洗面 玄関
キッチン

会社所有の住宅だったこの建物。階段の先には洋室や収納部屋があるものの、実は平屋建てで吹き抜けが印象的な築28年のデザイナーズ物件で、構造も頑強だった。新築も含めて庭付きのマイホームを検討していたNさん夫婦はこの物件にめぐり合い、内部を見た瞬間に建物の面白さに惹かれたという。「古いけれど、凝った造りに魅力を感じ、手を加えればいい家になりそうだと思いました」とご主人。本誌を見てマエダハウジングに電話し、スタッフにこの物件購入の相談をしたが、リノベーションを含めるとかなりの金額になることなど理由を挙げて購入は薦められなかったとか。しかし、正直な意見を率直にくれるスタッフに対して信頼度が増したNさん夫婦は、惚れ込んだ物件の購入を決断し、スタッフとともにプランニングを開始。
居間だったと思わしき掘りごたつ付きの和室とキッチン、ダイニングを広いLDK空間に間取り変更し、リビングの壁はご夫婦の手で漆喰塗りに。2つあった浴室とトイレ&洗面所は1つを収納スペースにして寝室に取り込んだ。内装は、柱や天井などに使われていた木の部分や建具は残すなどモダンな造りを生かし、LDKは特に縦スリット窓や小窓を多く開口して明るさや風をしっかり取り込めるよう工夫。古く暗かった会社所有の住宅が、避暑地の別荘のような雰囲気をたたえた寛ぎの大空間へと劇的に変身を遂げた。


リフォーム後

リビングは段差を設けてスキップフロアにすることで天井との距離が広がり、視覚的に広く感じられるようになった。残した鴨居部分は効果的な空間アクセントに。キッチンカウンターの上にあった吊り戸棚は、手が届きにくく圧迫感もあったため撤去し、開放感を創出 茶室扱いされていた和室は、壁のクロスをレトロ風に貼り替えた。庭に面した広縁はそのまま活用。大きな引き戸の向こうには庭が望め、「庭を眺めていると心がリセットできるんです」と奥さま
二人でキッチンに立つことも多いことからキッチンは広く確保。足元にはタイル調のフロアタイルを採用 風と光をたっぷり取り込んだまるで避暑地の別荘のような家
スキップフロアで高さを増した天井には木目が印象的なスギを貼り、既存部分と同調させたリビング。カラマツの無垢材は素足に心地良い 上がりがまちや土間部分は既存のまま生かし、ご主人の大切な自転車2台をディスプレイ。自転車をそのまま玄関まで乗り入れられるのも便利
天井の低い洋室は寝室扱いにし、隣の納戸はウォークインクローゼットにして使い勝手が向上。天井のクロスは落ち着いて休息できるよう暗めの色合いを選択。漆喰壁はLDK同様に施主施工 「視覚的に広く感じたい」という奥さまの要望で、浴室のFIX窓とドアはガラス張りに。洗面台はネットオークションで安く入手
奧の壁のみアクセントクロスを貼り、ガラスブロックを埋め込んで明るさを取り込んだトイレ。手洗いカウンターとトイレ本体は施主支給

リフォーム概要

概要画像
物件購入価格 1500万円
リノベーション費用 1600万円
延床面積 179.0㎡(54.1坪)
施工面積 170.0㎡(51.4坪)
間取り変更 4DK→3LDK
築年数 28年
工事期間 3ヶ月
施工箇所 小屋裏収納と隣の洋室を除く全面
種類 戸建て
家族構成 夫婦
施工 マエダハウジング府中店
本誌やHPで素敵な事例とともに社員の皆さんの明るい雰囲気が紹介されていて、対応ぶりも信頼できると感じて依頼を決めました。親身になっていただき、職人さんも細部までこだわって仕上げてくれたおかげで、予想以上の仕上がりになりました。他人の物だった建物を自分たちの家にしていく喜びを感じられたリノベーションをほぼ終えた今、庭も少しずつ手入れしてもっと自分たちらしさを加えていければと思います。