No.383 広島市安佐南区 T様邸 戸建住宅全面リフォーム事例

リタイア後の豊かな生活を叶える二人好みのこだわりリフォーム

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約20年前に購入した家のキッチンや浴室など水回りの傷みが目立ち始め、外周りを含めリフォームしようと考えていたT様夫妻。リフォームはリタイヤ後で年齢的にも最後の機会と思い、夫婦二人が暮らしやすく雰囲気も二人の好みにしようと1階を全面改装することに。何度かリフォームの見学会にも参加したがなかなかイメージに合うものがなかったところ、奥様が本誌を見て、「幅広い年代に参考になる事例が載っていた中に、レトロで少し和の雰囲気が残る私のイメージに合った事例が見つかりました」と依頼を決定。間取りはキッチンとリビングの間仕切りを取ってLDKにし、和室の続き間は壁で仕切り独立させて1室を一部畳敷きの洋室に。水回りも一新して1階全体をシンプル&シックに統一。合わせて階段も架け替えた。「木の自然な色や柿渋色など幼少時に慣れ親しんだ色は飽きが来ず、落ち着きを感じます」と全体をナチュラルな木の色を基調にコーディネート。希望のイメージは本誌事例のスクラップでコーディネーターに伝達。「限られた予算内でも窓や床の断熱性向上などで暖かく暮らしやすくなり、家具も部屋の雰囲気や好みに合わせて落ち着いた統一感あるものにできました」とT様夫妻の思いが叶えられたようだ。

工事前

玄関 和室
リビング トイレ
見取り図
独立型キッチンをリビングとつなげてLDKにし、出入口を1つ塞いでパソコンコーナーに。リビング隣の和室は一部畳敷きにし、もう1室の和室は畳と壁を一新。浴室と洗面脱衣室、トイレの内装と設備も新しくした。外周りは外壁塗装と屋根葺き替え、玄関周りのエクステリア工事を実施。

リフォーム後

ダウンライトを仕込んだ折り上げ天井は既存のまま活用。お二人が気に入って購入したカーテンを閉めるとムーディーな雰囲気に 新婚当時の収納家具を塗装し直して使ったり、奥様のハンドメイド作品が飾られるなど、ご夫婦の思い出が息づくリビング
キッチン上に吊り下げられた昭和レトロ風の照明は奥様が即決して購入 キッチン横の壁には、明かり取りのガラスブロックを埋め込んでいる
勝手口があったキッチンの後ろには、新しく大容量の食器棚を設置した リビングを照らしていた既存のブラケットライトを再利用
かつてのリビングの出入口を塞いでできた空間をパソコンコーナーとして有効活用 ご夫婦が「懐かしい色」と称する床には、隣の洋室や廊下とともに、栗皮茶などナチュラル塗装したナラの無垢材を採用
押し入れの隣には可動棚を取り付け、
便利な収納スペースを確保
階段下の明かり取りのためのガラスブロック。キッチンとリビングの間仕切り戸に使われていたガラスを2枚重ねたため、チェッカーガラスのよう
床の間のある和室は、壁クロスと入口の建具、畳を一新し、広縁の床を貼り替えた 以前よりもシンプルに、やや広くなったトイレ。1面のみうっすらと柄が入った壁クロスを貼っている
以前よりも浴槽が広くなり、ゆったり入浴できるように すべてを一新した洗面脱衣室。壁クロスはトイレの柄と統一
経年劣化し、やや暗い色合いになっていた外壁は以前よりも明るい色に塗り直し、屋根瓦は新しく葺き替えた。古いカーポートも撤去 石造りの玄関階段はそのまま残し、ブロックを積み上げて作られていた門柱を撤去。明るい白塗りの門塀に一新した
3種類のガラスブロックを組み合わせた明かり取り。組み合わせ方はコーディネーターが考案 ガラスブロックで外部からの視線を遮りつつも明るさを確保
床とマッチするよう架け替えた階段を含め、和モダンな雰囲気が漂う ドアからも外光が入る玄関。たたきは既存のままで玄関収納を新設

リフォーム概要

施工面積 100㎡(30.25坪)
築年数 約35年
工事期間 2.5ヵ月
施工箇所 1F全面、玄関周辺、屋根、外壁
種類 戸建て
家族構成 夫婦
施工 マエダハウジング安佐南店

REFORMを終えて

本誌が決め手になって依頼しましたが、平岡さんには何度も打ち合わせに来てもらってカーテンや照明まで納得のいく選択ができました。営業の方に言った要望が確実に平岡さんや職人さんに伝わっていたこともよく分かりましたね。職人さんが多く参加しての着工式をリフォーム工事でしてもらえたことには驚きましたが、そのおかげで安心して工事をおまかせできたと思います。