No.393 東広島市八本松町 H様邸 戸建住宅全面リフォーム

和の雰囲気を残しつつ冬も快適な今のライフスタイルに合った家に

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広島市内で暮らしていたH様ご夫婦だったが、ご主人はお父様が亡くなってから誰も住んでいない実家のことが気がかりだった。奥様とそのご両親に相談し、実家に連れてきたところ、環境の良さに惚れ込んで同居することに。そのため、4人で暮らすためのリフォームをしようと考えたときに本誌で古民家リフォームの事例を見てマエダハウジングに相談。モダンな中にも和の雰囲気を大切にした和モダンテイストのリフォームをしてもらえると思ったからだった。大きな間取り変更をしたのは1階。離れていたダイニングキッチンとリビングをつなげ、家族全員がゆったり過ごせる広々空間を創出。階段は位置を廊下からでなくリビングからに変えて架け替え、トイレの位置も浴室隣に変更した。全体的に無垢材や珪藻土など自然素材を使うことを希望し、珪藻土と漆喰の壁塗りはご夫婦自ら手がけた。また、冬の寒さが厳しい土地柄のため、断熱材をしっかり入れ、窓はペアガラス、浴室暖房器、リビング階段の上がり口にはドアを設けるなど寒さ対策も万全に。4人で暮らすのはこれからだが、ゆったりと冬も快適に過ごせるようになったご主人の実家での生活を、家族4人全員が待ち望んでいる。

リフォーム前

リビング キッチン
洋室 洗面
浴室

見取り図
押し入れや廊下、和室の一部などをダイニングキッチンに取り込み、隣にリビングを配置。洗面脱衣室を拡大し、離れていたトイレを移動して水まわりを集約。階段をリビングから架け替え、2階は寝室と趣味の部屋に。内装には自然素材を多く使い、断熱材やペアガラスなどで冬の寒さ対策も入念に。

リフォーム後

寒さの厳しい地域特有の石州瓦が見事なH様邸。外壁の漆喰を塗り直し、木部も塗装し直して、愛犬の遊び場にもなるウッドデッキを新設した 内側に調味料が収まるニッチを設けたアイランドキッチン。窓側の上下に配置したキッチン収納は機能性を考えて造作
押し入れや和室の一部をなくして広くなったダイニングからつながるリビング。ナラの無垢材を貼った床は温もりたっぷりで、「住むほどに心地良いんです」とご主人 奥様のご両親が使う予定の和室。従来の和の雰囲気はそのままに、襖と障子を張り替え、畳と壁を一新
広めの洗面脱衣室に設けた造作洗面台の手洗い鉢には信楽焼を採用 足を伸ばしてゆったり入浴できるようにと、浴室は1.25帖サイズを選択
丸いニッチが和の雰囲気を醸すトイレ。手すりなどは既存のものを活用 2階の寝室。ご主人が所有する20着以上のスーツを収納するため、クローゼットの容量はたっぷり確保。腰壁は奥様が色合いと高さにこだわって取り付けられた
ご夫婦のミニクーパーのコレクション、カメラ好きの奥様のプリンタなどが置かれた、趣味を楽しむための部屋。壁に沿って造作カウンターを設置 桜の飾り梁を天井に残し、和風旅館の雰囲気が漂う玄関。この空間にマッチする玄関収納を造作し、床は追い張り、土間も新しくした
壁は施主施工で1階リビングとダイニング、2階を珪藻土塗りに。随所で塗り方を変えたり、ご夫婦と愛犬の手形を付けて思い出を刻んだりと、印象的な仕上がりになっている

リフォーム概要

概要画像
リフォーム費用 約1600万円
施工面積 195㎡(58坪)
築年数 約40年
工事期間 3ヵ月
施工箇所 リビング、ダイニングキッチン、玄関、廊下、 和室、 階段、寝室、洗面脱衣室、浴室、トイレ、外壁、ウッドデッキ、納戸
種類 戸建て
家族構成 夫婦+ご両親
施工 マエダハウジング安佐南店

REFORMを終えて

自然素材を使い、思い描いた通りの和モダンテイストのリフォームができました。平岡さんにはパソコンで描いた間取り図やカタログ、写真などを見せてイメージを伝えるようにしました。私たちが暮らしやすいよう細部にまでこだわった提案をしてもらえ、嬉しく思っています。キッチンが広く快適なので、趣味の料理も思う存分楽しみたいですね。懸念していた寒さへの対策もしっかりしてもらったので、これなら冬も暖かく快適に過ごせるはず。両親との同居が今から楽しみです。