戸建住宅全面リフォーム

No.1176 冬も伸び伸びくつろげる住まいへ 家族の笑顔が集う快適空間

2023.01.25
三原市大和町 F様

分かれていたダイニングキッチンとリビングを対面型キッチンにしてLDKとして使える空間に。


リビングの1面に造作した棚付きのローボードは、パソコン作業をするのにちょうどいい高さ。下の棚はA4の書類や本が収まる奥行きにした


以前の部屋とはがらりと雰囲気を変えたかったF様。全体をアイボリーとペールグレーを主体に落ち着いた色合いでまとめ、床は白木の木目を出して明るく自然なイメージに仕上げた。古さが目立ち始めていたリビングのクロスも、奥様のお気に入りのクロスに張り替え、床は追い張りによって予算を抑えながらナチュラルな北欧スタイルを実現。造作のローボードはテレビが置けるように、片側だけアールを付けて加工している


ダイニングとリビングの天井の高さの違いをカバーするために設けた梁は、1cmずつ梁の高さを変えてデザイン画をタブレットに描いてもらって確認し、最もフィットする高さに決めた。ダイニングの壁の1面にLIXILのマグネットボードを張ってメモや小物を留めている


勝手口には靴を収めたり上着などを掛けて収納できる棚を造作した


キッチンの奥行きを広めに取って、2人が立っても楽にすれ違えるようにした。フラットなカウンターは椅子を置いて、朝食やちょっとした間食などを手軽に食べられるスペース


洗面室とキッチンに通じるパントリーは、1階でよく使うものをまとめて収納


洗面室はキッチンのすぐ横に配置し、洗面台と合わせて設けた棚には衣類やタオルを収めている。奥に見えるのはパントリー


トイレの壁は雰囲気を変えたいと、奥様が選んだダークグレーのクロスを張って落ち着いた空間に。広くても断熱材入りの壁が温かさを保ってくれる。トイレの蓋は自動開閉、手洗いも自動水栓にした


リフォームで最も力を入れた浴室は、壁に断熱材を入れ暖房も設置。ホーローの浴槽も断熱材で巻いて保温力を高めた。以前はタイル張りで目地の掃除が手間だったが、ユニットバスにして掃除の手間が軽減。手すりは体に負担がかからない位置を提案してもらい、シャワーホルダーも手すり代わりになるものにした

リフォームのポイント

 山間部に住むF様ご一家。30年前に建てた家は昔ながらの和風建築で、冷涼な気候の地域性もあり冬の寒さを辛く感じていた。当初は浴室と洗面室をリフォームしようと展示場などを見て回ったが、見学するうちに「キッチンやリビングもきれいにしたい」と夢が膨らんでいった。暖かい家にしたい。そして、年数を経て傷んでいる部分もきれいにしたい。

 マエダハウジングと他社に見積もりを取り、予算と提案内容を比較してマエダハウジングに依頼を決めた。プランを進めるうちに要望がさらに増えていったが、担当者はしっかりと丁寧に対応してくれて心強かった、とご夫婦は振り返る。

 最も優先した要望は、家の中を暖かくすること。断熱性を高めるため家全体の壁や天井、既存の壁などの隙間を全て埋めた。窓はリビングの1カ所のみ既存サッシに内窓を設け、他は全て断熱性能の高いペアガラスの窓を新設。要望の中心だった浴室まわりは、寒風が入る原因だった洗面室の勝手口をなくし、壁に断熱材を入れた。浴室の壁も断熱材を入れ、乾燥機能付きの暖房を設置。浴槽も断熱材を巻いてお湯が冷めにくいようにした。トイレは男性用・女性用と2つに分かれていたので1つにし、将来を考えて車椅子でも入れるようにスペースを広くした。壁付きだったキッチンは対面型に変更している。

 プランを検討するうち、間取りの変更に合わせて家事動線を合理的に改善できないか相談。水回りの各空間がドアで細かく仕切られ家事負担が大きかったため、浴室と洗面室の位置を入れ替えキッチンから洗面室につながる動線をつくった。

 「お風呂もトイレも暖かくなって、リフォームして良かったと皆で喜んでいます」とご夫婦。長年の悩みが解消し、家族がほっとくつろげる住まいに生まれ変わった。

間取り

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リフォーム概要

リフォーム費用 約920万円
施工面積 50㎡(15坪)
施工箇所 LDK・浴室、洗面室、トイレ
工事期間 2カ月
築年数 約30年
種類 戸建て
家族構成 夫婦+子ども2人+母
施工 マエダハウジング東広島店

リフォーム前

リフォームを終えて

大工さんに建ててもらった家も30年経ち、今回思い切ってマエダハウジングでリフォームしてほんとに良かったです。プランナーさんがいつも笑顔で対応してくださってありがたかったです。これまで寒くて家事もお風呂もつらく、冬はヒートショックが心配でしたが、これからは安心して過ごせます。家族が自然に暖かいリビングに集まって、会話もはずんでいます。