No.403 東広島市 I様邸 戸建住宅全面リフォーム事例

3世代が仲良く快適に暮らせるようご主人の実家を全面リフォーム

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 実家で暮らす両親と離れて暮らしていたI様一家。いずれは実家で同居するつもりでいたが、子どもたちの成長とともに住んでいた市営住宅が手狭になり、消費税アップも目前だったことから、「同居のために実家をリフォームするなら今しかない!」と一念発起。ナチュラルテイストが好みの奥様が本誌を見て施工事例を気に入り、資料請求をして依頼を決めた。
 一番の悩みはキッチンの暗さ。昼でも照明が必要だったため、明るい空間にしたいと、窓側の洋室と廊下を取り込んで広いLDKに。通し柱2本の間にアイランドキッチンを据え、奥様の要望もあって壁付きだったキッチンを対面型にした。土間を挟んでいた離れとの間は床続きにしてスムーズに行き来できるようにし、キッチンの奧にあった浴室と洗面脱衣室を階段の上がり口に移動。離れの2階は夫婦と子ども3人が専有できるよう、子ども部屋とリビングに改築し、サブキッチンには母屋の1階にあったキッチンを移設した。祖父母とご主人の妹さんが過ごす部屋は床や壁など内装を一新。冬は寒い地域であるため、断熱性の向上も重視し、新しい窓には二重サッシを採用して以前よりも確実に暖かい家に。3世代家族が全員で明るい食卓を囲めるようになり、家族8人の笑顔が絶えない実家リフォームが成功した。

リフォーム前

外観 リビング
玄関 キッチン

見取り図
 母屋の1Fは暗かったダイニングキッチンに洋室を取り込み、玄関側を増築して畳コーナーを備えた明るく広いLDKに。窓の外にはウッドデッキを設けた。浴室と洗面脱衣室はなくして減築し、母屋と離れの間に新設。祖父母とご主人の妹さんの部屋は間取り変更せず、内装を一新した。土間をなくして母屋と離れをつなぎ、離れの2Fはそのままの間取りで夫婦と子ども3人が暮らす居住スペースとして改装。


リフォーム後

お義母様や娘さんと並んで立てるキッチン。奥様は床にタイルを敷きたかったが、お義母様に配慮し、足腰が冷えないようタイル風クッションフロアを選択 LDK入口の階段下に生まれたわずかな空間を収納スペースとして活用。室内犬がいるため、床材はキズに強いフローリングを選んだ
離れ2Fのリビングの一角には、以前押し入れだった空間を活用してテーブルと収納棚を造り付けてもらい、奥様が書き物をするワークコーナーに 子どもたちが寝転がれるよう設けた畳コーナー。開放感を阻害する柱があったが、工事で解体してから構造的に取り除けることが判明
子どもたちや祖父母のため段差の大きい上がりがまちは横に一段低い台を設置
もともと広かった玄関は内装を美しくし、上がりがまちの段差が大きかったため、腰掛けて靴を脱ぎ履きできる台を設けた
親戚の子どもたちとのBBQや、畑仕事後の休憩に便利なウッドデッキ。子どもがアイスクリームを食べるとき、こぼしても掃除が簡単
ウッディな質感の片開き戸と洗面化粧台がマッチした洗面脱衣室。浴室とともに、母屋と離れをつなぐ廊下の横に配置された キッチン奥から位置を変更して新しくなった浴室。LIXILの1616サイズの広いバスルームで、快適にゆったり入浴できるように
和室から洋室に変えた、明るい子ども部屋。今は夫婦と子ども3人が寝室として使っている。見晴らしが良く、左側の窓は出窓に変更 奥様が要望した壁のタイルとレトロ風の蛇口が付いた手洗いカウンターが印象的な、離れ2Fのトイレ。設備機器は既存のまま再利用
離れ2Fのサブキッチンは、お菓子作りが好きな奥様が使用。以前母屋で使っていたシステムキッチンをここで活用している

リフォーム概要

概要画像
リフォーム費用 約1700万円
種類 200.00㎡(60坪)
築年数 約43年
施工面積 4ヵ月
施工箇所 1FLDK・和室2室・洋室3室・玄関、2F洋室2室、離れ2F全面
工事期間 戸建て
家族構成 夫婦+子ども3人+祖父母+ご主人の妹
施工 マエダハウジング安佐南店

リフォームを終えて

住んでいた市営住宅は結露がひどく、実家の気密性も今一つで冬の寒さが厳しかったので、窓を二重サッシにするなどして断熱性を高めたことで、とても快適な家になったことがうれしいですね。子どもたちもこちらで暮らし始めて以前よりものびのびしているように見えます。ウッドデッキや庭など、屋外でも目の届く範囲で安心して子どもたちを遊ばせられるし、両親に子どもたちを見てもらえるのも助かっています。要望を気兼ねなく伝えられたので、やりたいことが存分にできました。