No.073 安芸郡海田町 O様邸 マンション全面リフォーム事例

マンションでもできる!対面キッチンリフォーム

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憧れ続けた対面キッチン。その実現を前に発覚した予想外の問題とは?

マンションに入居した20年前から、キッチンが壁際にあったため、家族に背を向けて家事をしなければならず、大きな孤独感を感じていたという奥さま。昼でも照明なしでは暗くて家事がやりづらいこともあり、長年不満を抱いていた。そんな中、子どもさんは独立し、ご主人が定年退職を迎えたタイミングを見計らい、奥さまはリフォームの実現へと動き始めた。経年による壁紙の劣化や、玄関のたたき部分が狭いなどの悩みも、この際一挙に解決しようと考えたのだった。
しかし、奥さまの一番の要望である対面キッチンを実現するにあたり、プランニングの段階で大きな問題が立ちはだかった。キッチンの位置を移動すると、マンションの配管の都合上、20センチ程度の段差を設けなければならないことが判明したのだ。マンションの共有部分である配管スペースは、リフォームのために移動することはできない。さらに、頭上には梁部分があったため、床に段差を付けることは大きな圧迫感が出るのではないかと予想された。ご主人にその旨を伝えたところ、「段差が出るくらいならキッチンはリフォームしない方がいいのでは?」という返答が。それでも奥さまは、開放的な対面キッチンを何としても実現したいという強い思いで、マエダハウジングの担当者の力も借りてご主人を説得。その思いはしっかり届き、晴れてリフォームへと踏み切った。


リフォーム前


リフォームプラン

見取り図

窓方向の視線が高まり思いがけなく生まれた絶妙なる開放感

少しの不安がありつつも、完成してみると意外なほどの開放感を感じるキッチンになったことに驚いたという奥さま。「ここは角部屋で、窓が2面に渡っているのでもともと眺めは良かったのですが、やはり頭上の梁でどのくらい圧迫感が出るのか心配でした。でも、配管の関係でやむを得ず付けた段差のおかげで、かえって視線が高くなり、視界が広がったんです」と、予想外の結果にうれしそう。確かに、キッチンに立つと外の景色を見下ろすような感覚があり、爽快な気分に。また、キッチン横にわずかながら生まれたスペースに飾り棚、洗濯機の上に収納棚を取り付けるなど、マエダハウジング側から提案してくれたことも、奥さまの満足感を高めているようだ。


リフォーム後

かつては逆の位置にあったキッチンシンクと収納棚。以前は壁に向かって家事をしていた奥さまも、窓に向かって視界が開けた分、開放感が感じられて喜んでいる キッチン横に余ったスペースを飾り棚として利用
洗濯機の上に作りつけた収納扉。2の飾り棚とともに当初のプランにはなかったものだが、マエダハウジング側から提案。洗濯機の右側にはベランダに出られる扉があり、洗濯物がすぐ干せて便利 浴室に張った横長の鏡が広さを感じさせる
トイレは省スペースのタンクレスタイプ。
奥のアイビー柄の壁紙もプランナーが提案
キッチンの次に大きく変わったのは水まわり。浴室と洗面所の仕切りを引き戸にし、浴室は新しいユニットバスに替え、洗面台も一新。

通常の鏡より低い部分にも鏡を取り付けたのは、娘さんが子どもたちと遊びに来ることが多く、その子たちの使いやすさも考えてのこと。プランニングの場には、奥さまに加えて娘さんが同席することも多く、三世代が使い勝手の良い家を追求していったという。トイレはもともとかなり広く、収納スペースが多く確保されていたが、今回のリフォームでは収納スペースをグンと減らし、その分、隣の洋室のクローゼット空間に回すことにした。それでも狭小感をさほど感じないのは、便器をタンクレスタイプにしたことと、壁の優しいデザインのせいかもしれない。
キッチンと並んで、奥さまの大きな懸案事項だった玄関も大きく様変わり。たたき部分にせり出していた下駄箱を取り去り、廊下部分の寸法に合わせてジャストサイズの下駄箱を作ってもらった分、たたき部分が広くなった。
何よりも望んでいた明るい対面キッチンの実現に、この上ない満足感を得ている奥さまの表情がとても印象的だった。


リフォーム概要

概要画像
リフォーム金額 約600万円
リフォーム面積 70㎡
工事期間 全面
住宅形態 マンション
築年数 20年
施工部位 キッチン

問題を乗り越えて20年来の悩みが解決

とにかく暗いキッチンに嫌気が差していたのがリフォームのきっかけでした。主人と意見がなかなか合わない時に、マエダハウジングの方にお話をしていただき、納得してもらえたことも本当に助かりましたね。玄関のたたき部分が広くなったおかげで、孫たちが来た時に靴が廊下にあふれ出すこともなくなりました。
主人は完成したキッチンを見て、感心していたようですし、よく遊びに来る娘も、この度のリフォームでこの家を広く感じるようになったと喜んでいます。