No.295 広島市東区 K様邸 マンション全面リフォーム事例

28帖超のゆったりLDKを実現し断熱性と収納力を高めたゆとりの住まい

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二人が余裕で寝転がれるほどの大きなソファを置いてもなお余裕が感じられるLDK。
スペースが広いため、マンションにありがちな低い梁の存在もほとんど気にならない
ご主人の赴任先であるチリのサンティアゴで2人の子どもと暮らしていたKさん夫婦。帰国が決まったものの、住む家がなかったため、ご主人の両親らが物件探しを代行。転勤の可能性や将来売却することになった時のことを考え、JR広島駅近くで100㎡程度の広さを条件にマンションを探したところ、広い角部屋のこのマンションを見つけ、購入したのが1997年。それから15年、子どもたちが独立し、ご主人の定年を前に夫婦二人が住みやすい生活空間にしようと、ネットで業者を検索し、好印象を抱いたマエダハウジングを訪ねた。
奥さまは、「壁付きだったキッチンを対面型に」、「床は寒くないように」といった要望を寄せる一方で、ご主人は大きいウォークインクローゼットや広いLDK空間を実現するには全面改装が不可欠と考え、スケルトンリノベーションを依頼。一番重視したのが、キッチンとリビングダイニングの間仕切りを取り、隣の和室と一体化して28帖超の広いLDK空間の創出だった。トイレの隣にあったウォークインクローゼットは通路部分も含めることで広さを拡大。寝室の一部を玄関に充て、ちょっとした来客対応に便利な空間も生まれた。
過ごす時間の多いLDKと寝室の壁には、漆喰よりも調湿効果の高い白い珪藻土を塗り、寒さが苦手な奥さまのためにも断熱性を高めるべく、アクアフォームという高断熱材を全面的に採用。窓も二重窓にして遮音性も高めた結果、エアコン効率の高さや静かさを実感できるほどの効果があったという。「体感温度が全然違いますね。寒い冬でもガスファンヒーター一つで快適なので、電気代も下がりました」と奥さま。
開き戸だったドアはすべて引き戸にしたり、キッチン収納を使いやすい位置に設けるなど、細部まで配慮して夫婦二人が暮らしやすい空間づくりを徹底。手持ちの食器棚のサイズに合わせた空間確保や、冷蔵庫の奥行きに合わせてキッチン収納を設けるなどの細かい提案と相まって、開放的で快適な使い勝手の良い住まいが完成。夫婦のイメージを着実に具体化したマンションリノベーションとなった。

リフォーム前

リビング 洗面

間取りはほぼ変えず、トイレや浴室、キッチンなど水まわりを少しずつ拡大し、フローリングやクロスなど内装はすべて一新。洋室を和室に変え、LDKと一体化して使えるようにした。造作の建具やカウンターを空間アクセントとし、壁や天井のクロスを空間ごとに少しずつ変えているのもポイント。

リフォーム完成

テレビの上に取り付けた吊り戸棚は、梁の大きさに合わせて造作。圧迫感を感じないよう、色も梁と同じ白に合わせた。テレビの背面のみアクセント的にクロスを貼っている 壁にガラスブロックをはめ込み、明るさの取り込みと空間的なアクセントを狙った寝室。冬は加湿器不要になり、珪藻土の調湿効果をダイレクトに実感
輸入タイルを敷き詰めた玄関土間。ご主人が船舶関連の仕事をしていたことからブルーを選択 わざわざ衣替えをする必要がないほどの大容量を誇るウォークインクローゼット
ご主人がネットで見つけて購入したというダイニングテーブル&チェア。年輪を生かした天板の風合いと質感がお気に入り LDKの奧にはワークスペースとしての洋室が。収納スペースの内部は、使い勝手を考えて左右で奥行きを変えている
対面式にして以前よりも楽しく料理ができるようになったというキッチン。朝食はスツールを置いたこのカウンターでとるため、配膳もラクラク 上の棚は折れ戸にし、下はゴミ箱が入る引き出し式にした造作のキッチン収納
楽に入浴できるよう、背もたれと腰掛けを備えた浴室。半身浴もできる浴槽を選択 もともと十分な広さがあったトイレには、吊り戸棚を取り付けて収納力を高めた
ゆとりを感じる洗面脱衣室。キッチンと廊下の両方から出入りでき、洗面台横の棚は食品庫として活用している

リフォーム概要

概要画像
リノベーション費用 約1480万円
施工面積 115㎡(34.78坪)
築年数 約20年
工事期間 3ヵ月
施工箇所 全面
種類 マンション
家族構成 夫婦
施工 マエダハウジング府中店

イメージ通りのリノベーションができて、とても楽しかったです。広いLDKができ、開放感も以前とは比べものにならないほどになりました。リノベーションをしたおかげで以前よりも家にいることが楽しくなり、実質使っていなかった部屋が使えるようになったので、子どもたちが帰ってきた時もゆったり過ごせそう。寒がりの私にとって厳しかった冬も、断熱材や珪藻土壁のおかげか快適に暮らせたので、暑い夏はどのくらいの快適性になるのか楽しみです。