No.864 安芸郡府中町 K様邸 マンションリフォーム事例

蔵書を収める書棚など収納力と快適性を向上


リフォーム前

洋室 洋室
和室 浴室
トイレ 洗面

 床や浴室など、経年による劣化が目立ち、いつかリフォームしたいと考えていたK様。リフォームイベントに参加して数社回った中から、迅速な対応をしてもらえるようにと自宅から近いマエダハウジングに相談。奥様は、現在の悩みとリフォームにおける細かい要望をノートにまとめていたが、その中にあった風通しの良さを追求するなら全面リフォームが必要で、話を進めるうちに「せっかくなら消費税も上がる前に」と決断した。
 室内の風通しを良くするため、リビングと洋室の間にあった和室はコンパクトな小上がりの畳スペースにし、両側のドアを開放すれば風が一直線に吹き抜ける間取りに。以前はトイレと洗面室の開き戸を同時に開けるとぶつかることがあったため、リビングの扉以外は全て引き戸にしたことで、行き交いがスムーズになった。独立型だったキッチンは位置を変えてLDKに取り込み、洗面室の出入り口をキッチン側に増やしたことで回遊性を持たせた。また、漫画本を含む蔵書が多いため、それを収納するための書棚をできるだけ多く造作したいというのも要望の1つだった。そこで空間を最大限活用するため、書棚以外にもキッチンや畳スペースに棚を設けている。棚はほとんど可動式にしたため、特に奥様は収納力が向上したことを実感しているという。

 玄関横にあった洋室1室はウォークインクロゼットにし、土間スペースを拡大。以前はやむなくベランダに置いていたご主人の釣り道具や、奥様が希望したブーツ置き場が確保できた。一方で、風通しが悪く湿気の多さが気になっていたため、換気扇を設置することでその悩みを解消。度々つまずいていた段差はなくしてバリアフリー化し、廊下の幅を10センチ広くして、将来車いすも安全に使えるようにした。窓は2重サッシにしたことで冬の暖かさは格段に増し、夏は風通しが良くなって、1年中快適な屋内空間を実現することに成功。朝から夕方まで日当たりが良いため、リビングの2方向で室内干しができるようになり、「洗濯物をハンガーに掛けてそのまま干せるのがとても便利」と奥様は大喜びだ。
 快適性と安全性を向上させ、家事がしやすく収納力が高まったリフォームで、ご夫婦大満足の住空間が完成した。


閉鎖的だったキッチンを取り込んで広いLDKにし、キッチンと洗面室を行き来できる家事動線を実現。洋室1室はウォークインクロゼットにし、玄関の土間スペースを拡大した。6畳の和室はコンパクトにして両側に引き戸を設け、畳の下に収納スペースを確保して壁際に掘りごたつ式のカウンターを新設。引き戸を開放すれば風が通るようにした。リビングと洋室の壁面には書棚を造作。窓は2重サッシにして快適性を向上。浴室は拡大し、水回り設備は全て一新した。


リフォーム後

窓際は日当たりが良すぎて室内干しは乾きやすい一方、床材が劣化しやすいため奥様のアイデアでレンガ柄のフロアタイルを採用 土間スペースを拡大し、収納力が高まった玄関。ベンチの設置で靴の履き替えもスムーズにできる
独立していたキッチンは向きを90度変えて対面式にし、カウンターを設けた。料理好きなご主人も使いやすい高さに設定し、「以前よりスペースが広くなって動きやすく、テレビを一緒に見て会話しながらお料理ができるのがうれしいです」と奥様 システムキッチンは奥様が好きな黄色。以前は困っていた分別ごみの置き場もカップボード下に固定
畳の下を収納スペースにした小上がりの和室は寝室扱いにしていて、両側の引き戸からそれぞれ出入りできるのが便利 ゲストルーム扱いできる玄関横の洋室。和室との間の壁が引き戸になって風通しが抜群に良くなった
キッチン側に出入り口を増やした洗面室。収納棚を新設してタオルや着替えなどが置けるようになった 1216から1416にサイズ拡大で足を伸ばして入浴可能に。洗い場が広くなって椅子も置けるようになった
タンクレスを選択して省スペース化したため、手洗い器が新設できたトイレ。将来を見据えて手すりも設置

リフォーム概要

リフォーム費用 約1,250万円
種類 マンション
築年数 約23年
施工面積 69.9㎡(21.2坪)
施工箇所 全面
工事期間 3カ月
形態 夫婦
施工 マエダハウジング府中店


リフォームを終えて

窓が2重サッシになり、風通しの良い間取りになったせいか、冬も夏もとにかく過ごしやすいのがうれしいです。収納も工夫してもらい、物が片付けやすく取り出しやすくなりました。工事中に出来上がっていく過程を見ながらわくわくして、完成してからは以前どんな家だったかも忘れかけているほど大満足! 同じマンションに住む知人からも好評です。今後も安心して暮らせるわが家になりました。