二世帯住宅のリノベーションのポイントとは?間取りなどの実例を紹介

二世帯住宅のリノベーションのポイントとは?間取りなどの実例を紹介
リノベーションとは、リフォームよりも大がかりな工事をして、住宅をより住みやすい環境に生まれ変わらせることです。今回は、二世帯住宅のリノベーションを行う際のポイントなどを解説します。別々の世帯がともに暮らす二世帯住宅のリノベーションには、間取りや費用などどのような特徴があるのかみていきましょう。

二世帯住宅のリノベーションで多い傾向とは?

共働きのため親世帯に家事や育児など手助けをしてもらうため、親の高齢化のためなどの理由から二世帯住宅は増加傾向にあると言われています。

別々の世帯には、それぞれの生活スタイルがあるため、お互いに快適な生活を送れるリノベーションを行うことが重要です。たとえば、それぞれの生活スペースを確保したいときには玄関共有にして家の中は完全分離型、生活費をなるべく節約したいときにはすべて共有する完全共有型など、さまざまな住み方を選択することができます。

どちらか一方が我慢することがないよう、きちんと話し合って設計していくことが二世帯住宅のリノベーションにおいて、もっとも大切なことといえるでしょう。


事例1:築85年の家を趣味が楽しめる二世帯住宅へ


奥様のご実家である築85年の一軒家をリノベーションしたこちらのご家族。施工面積は198㎡で、玄関の位置を変え、洗面や浴室などの水回りもキッチンの近くに配置し、家事をしやすい間取りの家へと生まれ変わりました。2階部分は子ども世帯の寝室やWICに変更。ご両親は農作業をするため、キッチンにつながる土間に勝手口を採用、ご主人は趣味のサイクル用具を置ける土間を設けるなど、二世帯がそれぞれの希望を叶え、プライベートにも配慮した住宅に大変身を遂げました。


事例2:家族全員で囲める食卓は絆を深めるきっかけに


もともと二世帯で暮らしていたこちらのご家庭は、築33年になる奥様の実家の劣化が目立ち始めたため、約100㎡の一軒家をリノベーションをしました。トイレや浴室などを一新、ダイニングがあった場所はご両親の寝室に変更など、予算内で希望通りのリノベーションが叶ったそう。ダイニングキッチンが独立していたため、食事の際に不便を感じることが多かったそうですが、広いLDKにすることで、家族全員でゆったりと食卓を囲めるように。機能的な間取りになったことで、心地よい暮らしができる住宅へと生まれ変わりました。


事例3:ほどよい距離感を保った理想の二世帯を実現


奥様がフルタイムで働くことを考えて、ご主人の実家である築40年の一軒家1階部分の約92㎡を約二世帯にリノベーションされたこちらのご家族。それぞれの生活スタイルは変えないことが希望だったため、ご両親のお部屋はそのままに、すぐ近くにトイレを設置し、子ども世帯に気兼ねなく仏壇のある和室へ行けるような動線を確保。子ども世帯の寝室はLDKを挟んで親世帯の部屋の反対にまとめ、同じ屋根の下で生活はするけれど、ほどよい距離感を保った理想の住宅が実現しました。


事例4:築古の納屋を子ども世帯が住める空間へ


こちらの事例は、築50年の奥様の実家である一軒家を二世帯にリノベーションを行いました。浴室と脱衣所を共有とし、玄関を含むほかの生活スペースは気兼ねなく暮らすために間取りを分けた一部共有型を選択。母屋と隣接する納屋は、人が暮らせるようにできていませんでしたが、子ども世帯の住空間にするため、LDKとトイレや洗面を配置しました。母屋の一部と納屋の約130㎡のリノベーションは、古い梁など使えるものは生かしつつ快適な生活を送れる住宅に生まれ変わりました。


事例5:水回りまですべて分けた完全分離型二世帯住宅


道路を隔てて親世帯子ども世帯とそれぞれ暮らしていたご家族。親世帯の家が都市計画の一部に含まれたため、子ども世帯の家で同居することとなり、約220㎡の広さのリノベーションを行いました。それぞれの生活スタイルが異なることから、玄関やキッチン、水回りなどすべてを共有しない完全分離型の二世帯住宅にすることに。住宅は築30年ですが2階部分を増築した作りとなっており、2階のある西側を子ども世帯、平屋の東部分を親世帯として居住スペースに分けました。間取りは全面的に変更して、設備も一新し、快適性を重視した希望のすべてがつまった住宅が完成したのです。


二世帯住宅はみんなが快適に暮らせる家づくりがポイント

二世帯住宅をリノベーションする理由は家庭によってさまざまです。二世帯が快適に暮らすためには、お互いの主張を譲り合いながらも我慢せず、後悔がないような納得いく家づくりをすることが大切です。そのために、プロのリフォーム会社を選ぶこともポイントのひとつ。広島でリノベーションを検討中の方は、是非マエダハウジングにご相談くださいね。


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PROFILE この記事の監修者

前田 政登己
代表取締役社長 
前田 政登己
自動車メーカーからリフォーム業界に入るも「何ていい加減な業界なんだろう」という思いから1995年にリフォーム専門でマエダハウジングを創業。30年間、3万件以上の夢の住まいづくりに携わり、現在(2023年1月時点)9年連続広島県総合リフォーム売上1位(リフォーム産業新聞調べ)となる。「リフォームで家族の明るい会話を増やしたい」という思いから、リフォーム専門紙「広島の安心安全リフォーム」「広島リノスタイル」を出版。また、「中古を買ってリノベーション!」「困った空き家を生きた資産に変える20の方法」「漫画 失敗しないリフォーム・リノベーション」などの書籍も発行。 「経済産業大臣表彰 先進的なリフォーム事業者表彰」「中国地域ニュービジネス大賞優秀賞」にも選ばれた。