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リフォーム よもやま座談会 第15回

~体験者が本音で語り合う~
リフォームよもやま
座談会 第15回

今回の座談会は、ご夫婦二人暮らしでマンションリフォームをされた大麻様、お父様と長年暮らす家をリフォームされた林様、そしてご実家を二世帯リノベーションされた若山様の3組に集まっていただきました。
それぞれのリフォーム体験を通じて、経験者ならではの思いや感想などを語っていただいた中で、今後リフォームを検討している方に有意義な情報や心構えなども多く聞くことができました。

今回ご参加いただいた方々

大麻 則夫 様 恵美 様

広島市中区在住

マンション 築年数約8年
将来を考えて利便性の高い場所で暮らすため、市内中心部に近い立地にある築8年の中古マンションを購入してリフォーム。

若山 志乃 様

広島市安佐南区在住

戸建て 築年数約70年
実家を二世帯リフォーム。昔の家の面影を残したいと、梁を生かしたり欄間を再利用するなどして古民家風にコーディネート。

林 香代子 様

広島市西区在住

戸建て 築年数約30年
お父様と二人で暮らす家を快適で暮らしやすいようリフォーム。自宅で開く教室の生徒さんも使い勝手が良いよう工夫した。

今回のリフォームのきっかけや業者選びのポイントは?

林 香代子様

私は93歳の父と二人暮らしですが、将来、私一人になったとしてもまだ家族が帰ってくる家なのでリフォームをすることにしました。建て増しを繰り返してきた古い一軒家で、解体してみたら柱が大きく傾いていて大変な状態でしたが、マエダハウジングさんがきちんと説明をして下さったので安心できました。リフォーム会社は、ネットで検索したり知人に聞いたりして決めましたね。見積もりは2社から取り、それほど差はありませんでしたが、担当者さんとのフィーリングが合って決めました。

若山 志乃様

お義母さんから、私たちの家を持つことを考えてはどうかと言われ、一緒に住むことを提案されました。私たちも両親の老後を考えるとそれが一番いいのかなと思って二世帯リフォームをすることにしました。

お義父さん的には自分が守ってきた家を誰にも売りたくないし、息子に継いでほしい気持ちがあるのはすごく分かるので、じゃあ私たちが受け継いでいこうということになりました。今は主人が単身赴任で、私は家事に追われて子どもと遊ぶ時間がなかなか取れないのですが、そこをおじいちゃんおばあちゃんがフォローしてくれるので子育てもしやすいですね。一人で頑張らなくてもいいと思える環境は、とてもありがたいです。

大麻 恵美様

うらやましいですね。

若山 志乃様

主人とマエダハウジングさんを訪ねたとき、自分のしたいテイストだと直感し、リフォーム事例を見て「ときめいた」んです。担当の濱本さんの対応で、「この人とだったらワクワクしながら楽しく家づくりができるんじゃないか」と思って、絶対にお願いしたいと思いました。
両親は以前からの付き合いで安心感のあった別の業者さんを想定していたようですが、最終的には譲歩してくれました。今は満足しているようです。

大麻 則夫様

私たちは二人で住む所を探していて、85歳の父が暮らす実家に毎日通える立地条件で今のマンションに決めました。皆さんと同じように、住みやすい家にリフォームできればと考えました。私はたまたま建築関連の仕事をしていて、職人さんとも付き合いがあります。でも、しがらみのない業者さんでリフォームしたいと考えていたところ、マエダハウジングさんの雑誌を見て電話をし、物件を紹介してもらいました。リフォームの相談にすぐ返事を返してくれるレスポンスの良さも一つの決め手になりました。

印象に残ったのはどんな点ですか?

大麻 則夫様

「こういう感じにしたい」っていうとすぐに回答をくれたので、苦労することなく進められました。それで結構自分の好きな雰囲気を忠実にかなえてもらえました。「長く住んでも飽きない家にしたい」という思いが大きかったですね。

大麻 恵美様

デザインは主人の方が希望が多く、玄関やトイレなどにこだわりがあって、玄関は倍の広さになりました。私は、キッチンとリビング回りをイメージ通りに造っていただけたことがうれしかったです。

林 香代子様

マンションの玄関を倍の広さにできるんですか?

大麻 則夫様

私たちが見た他のマンションでは構造上難しかったみたいですが、ここだけは可能でした。リフォームの満足度は100%です!

若山 志乃様

使わないものやごみを大量に捨てることって、最初はストレスになるんですよね。今回のリフォームで、それをしてもらったお義母さんにはすごく申し訳なかった。でも、今まで捨てられなかったものが捨てられたのはリフォームのおかげと言ってくれました。もう一つ、若い大工さんを含めて携わって下さる方がみんな良い人ばかりで、若くても礼儀正しく気持ちよく仕事をして下さったので、古いものを上手に再利用してもらって、安心してお任せできたことにも感謝しています。

大麻 則夫様 

それはあるかもね。エレベーターの養生ひとつにしても丁寧にしてもらえました。ここの職人さんは物腰が柔らかいからか、ご近所からの不平不満も出ませんでしたね。だから「次回があればまた頼もうか」という気にはなりますよね。

林 香代子様

最初、私は全然イメージが湧かず、台所のカウンターをすごく高くしてもらいました。でも、大工さんが帰られるときに、「これでいいんですか?」と念を押されてよく見たら、やっぱり私には高すぎて。次の日の朝一番に「すみません、普通の高さにして下さい」ってお願いすると、快く直してもらえました。大工さんには本当に申し訳なかったのですが、考えないままやることって本当に怖いですね。

大麻 則夫様

自分のイメージを一度お話したらそこで雰囲気をきちんとつかんでいただき、それをかなえるために適した材質を絞り込んでくれたり、「このへんにフックが1個欲しいな」と言うとそこに合うものを見つけてきてくれる。それはセンスが合っていたからこそできたのだと思いますね。

リフォームを検討している人にアドバイスを。

大麻 則夫様

結局、「自分でやるか、任せるか」ということかな。今日の皆さんみたいに、ああしたいこうしたいという思いがあるなら、それが的確に伝わればいいだけの話。その受け皿がマエダハウジングさんにはあります。ただ、私たちのように、思いが前面に出るような人よりも、「まぁ、お任せするわ」という人の方がほとんどでしょう。そういった人たちにとっても、多くの実例や提案を持っている業者の方がリフォームを進めやすいはず。

大麻 恵美様

自分のイメージを少しでも伝えられれば、それを実現する選択肢を用意してもらえるので、細かいことでも気兼ねせずきちんと相談して納得することが大切だと思います。自分のイメージが少し変わったことを伝えても、嫌がらずに「このイメージならこういう選択肢もありますよ」という提案をして下さったので、すごく幅が広がって選択肢が増え、よりいいものができたと思っています。

若山 志乃様

私は二世帯リフォームの経験において一つ反省があります。最初、自分たちが住む空間をリフォームするのだから、両親にはあまり口出しはしてほしくないという気持ちがどこかにありました。でも、それはやっぱり違うなと途中で思ったんです。だから、進捗状況を報告しながら、「今こういう図面なんですけど、どうでしょうか?」と細かく聞くようにしました。両親も一緒につくっていくんだという気持ちを持つことが大切。きっと両親も不安な気持ちがあると思うので、それを安心に変えてあげることは大事ですよね。私たちが受け継いで住まわせてもらうという謙虚な気持ちを忘れずに努力すれば、これからの二世帯同居もうまくいくのかなと思います。

林 香代子様

マエダハウジングさんからもらった助言を一度受けとめて、一息ついて考え直したら「こういういいアイデアもあるんだ」って思えるようになったのがすごく良かったです。自分で最初からかたくなに「こうだからこうしてください」じゃなくて、「こういうこともできるんだ」という気付きがたくさんあったので、柔軟に聞いた方がいいと思います。素人だと、「こうしたらこうなる」という形がはっきり分からないままにお願いしている場合も多いので、一息入れて考えて、それで嫌なら嫌だと言えばいい。私の家のトイレもそうやって進化していって完成したものです。おかげで、自慢のトイレになり(笑)、満足のいくリフォームができたと思います。

漆喰と古材で描き出す都心のフレンチモダン空間
大麻 様

無垢材の床や漆喰壁、古材を使った梁で、白を基調としたフレンチモダンテイストのシンプルな空間を実現。広くした玄関には大理石、手すりや照明にアイアンを採用するなど、高級感も漂う。
移動&拡大したトイレはモザイクタイルや有田焼の手洗い器などこだわり満載。「大人の二人暮らし」を意識させる優雅な雰囲気が漂う。



モザイクタイルを貼った造作のキッチンカウンターのリビング側にはディスプレー棚を設置。ワイングラスを逆さにつるして収納を兼ねる工夫を凝らした。

思い出深い実家の面影を梁や欄間の再利用で残す
若山 様

ご両親が住んでいた実家の半分がほとんど使われていなかったため、二世帯で暮らせるようリフォーム。「いつまでも家族の絆を大切に」と、全員が常にLDKを通って自分の部屋に行ける間取りに。既存の梁を生かした古民家風の空間づくりと、もともとの建具や欄間などを再利用して昔の面影を残したレトロなコーディネートが特徴的。



長い年月を刻んだ味わい深い梁は、4mの天井高を確保してそのまま活用。暗さが気になったキッチンもガラスブロックから明るさを取り込んで悩み解消。

間取り変更や段差解消で安全な終の棲家を実現
林 様

家の傾き解消、部屋の有効活用、キッチンの改善などを求め、高齢のお父様と将来にわたって安心して暮らせる家にするためリフォーム。3部屋の壁を取り払って広いLDKに変え、教室の生徒さんが気兼ねなく利用できるトイレをリビング近くに新設。段差の解消によるバリアフリー化も安全性の向上に貢献。気密性向上で光熱費も削減。



広く明るくなったLDK。ダイニングテーブル横には便利なPCコーナーを配置。新設したトイレは、ヒノキの一枚板カウンターと間接照明が印象的。