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リフォーム よもやま座談会 第19回

~体験者が本音で語り合う~
リフォームよもやま
座談会 第19回

今回集まっていただいたのは、築180年以上の家を全面改築した髙橋様、そろばん教室にしていた2階を家族の居室に変えた野々内様、そして中古マンションを購入し、間取り変更して広いLDKを叶えた長谷川様の3組。
世代が異なる3家族が経験したそれぞれのリフォームエピソードには、これからリフォームを考えている方にとって参考になる成功の秘訣がありました。

今回ご参加いただいた方々

長谷川様 奥様

マンション 築年数約16年
利便性の高いエリアに中古マンションを購入して全面リフォーム。奥様のお父様とお兄様は、実は建築業。

髙橋様 奥様

戸建て 築年数約180年
盆・正月には約20人もの親族が集まる築180年超の家を全面改築。家の傾きや段差を解消し、薪ストーブも採用。

野々内様

戸建て 築年数約30年
広島市内に3つのあんざん・そろばん教室を展開。以前教室としていた自宅の2階をリフォームで家族の居室に変更。

今回のリフォームのきっかけや業者選びのポイントは?

髙橋様

父が亡くなり、母も病弱で施設に入ったことで母屋が空き家に。すぐ隣に住んでいた私たちも、築180年以上の家は守っていくべきだと思っていましたが、歩いていても分かるくらいに家の傾きが気になり始めていて、思い切ってリフォームすれば安心して安全に暮らせる家になると思ったのがリフォームのきっかけです。業者は、以前依頼した別の業者に見積もりをお願いしたのですが、たまたま訪れた古民家レストラン「桜下亭」がマエダハウジングさんでリフォームしたと聞き、どちらがいいかなと。最終的にマエダハウジングさんに決めた理由は、価格ではなくしっかりとしたコーディネーターさんがいらしたことです。マエダハウジングさんはできないことに対して別の提案をしてくれたので、これは信頼できると感じて決めました。

野々内様

子どもが小学生のときに築25年くらいの中古戸建てを購入しました。

長年憧れていた薪ストーブも採用

そこでそろばん教室を開いていて、子どもたちが入れ替わり立ち替わり出入りするのですが、玄関は家族が靴を脱ぐのもままならないほど子どもたちの靴であふれていました。リフォーム前までは娘が仕事から帰ってきても家族が過ごす空間と教室の境界がなく、娘もなかなか落ち着くことができなくて、この環境をなんとかしたいと思ったのがリフォームのきっかけです。マエダハウジングさんを選んだのは、広報誌「暮楽人」に私の恩師の記事が掲載されていたこと。信頼できる会社だと判断して他社との比較などもせずにマエダハウジングさんに相談しました。

長谷川様

マンションが手狭になり、上の子の小学校入学前に学区を決めて住み替えようと考えたのがきっかけです。幸運にも近くにマンションが見つかり、購入を決定。リフォームに当たっては、妻のお父さんとお兄さんが建築業だったのですが、マンションリフォームは一軒家とは仕事内容が違うことで暗礁に乗り上げてしまい......。そんなとき、マンションの管理人さんがマエダハウジングのリフォームアドバイザーさんと懇意だったことで、担当の品玉さんと出会いました。

妻も品玉さんとのやり取りが楽しく、いろいろなことを教えてもらえて信頼できると感じ、リフォームの相談を進行。当初は相見積もりも考えていましたが、担当者さんの感じも良く、このままお願いしようということになりました。

リフォームへのこだわりや印象に残ったことは?

髙橋様

まずはすごく寒い家だったので断熱対策と随所にあった段差の解消、子どもたちの気分が悪くなるほどひどかった家の傾きを直してもらいました。

長谷川様

薪ストーブがすてきですね!

髙橋様

最初の要望にはなかったのですが、話し合いの過程で提案されて。本当は以前から薪ストーブが夢でした。住宅街なので無理だと思っていたのですが、これはほとんど煙が出ないタイプなので安心なんですよ。天井の梁を出すというのも当初は思ってもいませんでした。

子ども部屋の出窓には落下防止を目的に、大工である奥様のお父様が作った格子を設置

私たち、こんな梁があることすら知らなくて、天井裏に上がって見つけて下さったんです。庭も以前はリビングから壁で遮られていたのですが、「お庭を見せた方がいいですよ」と言われても最初はピンとこなくて。実際、こうして見えるようにしてもらって初めて、「こういうことか!」と気付かされました。あと、亡くなった父から、縁の下に「天保」と書かれた古材があることを生前聞いていたので、それを伝えるとリビングの一角にあるカウンターに再利用して下さいました。これもすごいアイデア!

野々内様 

私は、家族みんなが帰って来てからくつろげる、ホテルのような空間づくりを目指しました。息子の柔道大会について行って宿泊したホテルの写真を撮りため、それをリフォームアドバイザーの岩本さんに何枚も見せて「こんなホテルのような家をつくってほしい」と伝えたんです。それと、老後の生活を意識して、水回りや寝室を含めて将来1階で全てが事足りるような間取りを要望しました。すると、プランナーの大友さんがすぐに私の意図を理解してくれて、的確なプランを提案。打ち合わせは毎回5分くらいで終わっていました(笑)。最初から最後までこちらが「No」ということはありませんでしたね。

長谷川様

おしゃれな家ですね!

野々内様

私も家族もしゃべるのが大好きなので、キッチンのまわりに集まってワイワイできるLDKがこだわりの1つでした。家族それぞれの部屋を2階に確保してもらったのですが、主人がヘルメットにカメラを付けてバイクで走る映像を基にYouTube動画を作成するのが好きなので、それを存分にできる部屋をつくりました。身体が大きく、柱や梁にぶつかることもしょっちゅうだった息子は、リフォーム後の家にすごく感動していて、広島に帰ってくる頻度が増えました。

私もリフォームしたことで「早く家に帰りたい」という思いが強くなり、限られた時間の中で質の良い仕事ができるようになったと思いますね。

長谷川様

わが家は4LDKから3LDKに間取り変更しました。リビングを広くして子どもとの距離感を大切にしたいという思いが1番大きかったので、和室をなくしてリビングを広く確保する間取りにしました。シンプルで、できるだけ物を置かず生活しやすい空間を思い描いた中で、唯一こだわったのが壁掛けテレビの部分です。壁の後ろに間接照明を入れてもらい、クロスにもこだわりました。洋室にある出窓は、子どもたちが窓を開けると落下の恐れがあるので、安全対策として木製の格子を入れました。これだけは父の手作りです。

野々内様

お父さんとお兄さんが大工さんということでしたが、仕上がりについて何かおっしゃっていましたか。

長谷川様

「すごいなぁ。マエダハウジングさんに頼んで良かったじゃないか」と。2人とも長年大工をしているのでいろいろな工務店さんを知っています。そのため、父と兄は「知らない業者に頼むと余計なお金を取られるのでは?」と心配で、品玉さんとの最初の打ち合わせには頼んでいないのに同席して(笑)。でも、品玉さんが私たちの要望を漏らさずメモしたり、私たちの理想を伝えるごとに「ああ、分かります」などと共感して下さる姿を見て、父も「この人たちには安心してお願いできる」と感じたのだと思います。完成した状態を見た父は、「やるじゃないか」と感心していましたね(笑)。

リフォームを検討している人にアドバイスを。

髙橋様

私たちはほとんど任せっきりにしましたが、結果的にそれが良かったと思います。私たちはカトリックなのですが、こちらが要望しなくても祭壇の設置を提案してくれました。相当手間のかかる仕事になったと思いますが、要望に加えていろいろなアイデアを次から次に出してくれたのが最高に良かったです。家具はリフォーム前にある程度決めていたのですが、完成後に雰囲気に合わせて選んだ方が良いかもしれません。あとは見学会で、リフォームしたところを実際に見せてもらえたのも良かったです。私は桜下亭を見て、こんなリフォームがあるのかと衝撃を受けたので、見学会には積極的に参加することをおすすめします。

野々内様

今日はそれぞれ世代が異なる3組が集まっていますが、世代によってリフォームに何を求めるのかは変わってくると思います。

私が中古戸建てを購入したときは、とにかく広い家に移りたくて、家という箱だけが欲しかったように思います。だから中はそれほどこだわっていませんでしたが、少しずつ年齢を重ねていくうちに、「光がたくさん入った方がいいな」、「家事動線がスムーズなのが1番」といった要望は40代になって出てきました。1回のリフォームで全部を完璧にしようとするよりも、1度若いときにリフォームを経験して、しばらく経ってから2回目、3回目をするのも良いのではないでしょうか。私の次の目標は、屋根のリフォームです。

長谷川様

私は、リフォームするに当たって1番必要なのが情報だと思います。リフォーム会社の営業さんにもよりますが、必要な情報でも教えてくれる会社と教えてくれない会社があるようです。例えば、天井のダウンライトについてだと、一般的なリフォーム会社さんはダウンライト本体を含む一式として見積もりが出されるのが普通ですが、マエダハウジングさんは「ダウンライトはご自身で購入してもらっていいですよ」というスタンスでした。これも、自分たちがネットで調達すれば1個1000円程度で買えるものが、一式での見積もりだと1個数千円になり、それだけ予算が高くなってしまいます。

自分で調べたり、リフォーム経験者に聞いて情報を集めることは大事だと思いますね。私たちも、経験者からいろいろと教えてもらうことができて良かったと思います。

野々内様

現在、私は広島市内に開いている3つの教室にマエダハウジングさんの雑誌を置き、わが家の掲載ページに付箋を貼って見てもらえるようにしてリフォームをおすすめしています(笑)。仲の良い人が満足のいくリフォームをしてもらえた業者さんは信頼が置けると思うので。

実際、教室の先生の中にはマエダハウジングさんに相談される方もいらっしゃいます。

髙橋様

「リフォームの輪!」ですね。

長谷川様

私たちはマエダハウジングさんにお願いするときに、父たちと意見がぶつかったことがありました。やりたいことに対して「そんなことをすればお金がかかる」と言われ、私たちは「お金がかかっても満足のいくリフォームがしたい」、「じゃあなおさらワシらがやった方がいいじゃないか」などなど。でも、最終的には父から見てもリフォーム金額以上のものが出来上がり、私たちもそれに対して幸せを感じることができました。何よりも、孫の笑顔が見られれば全部OKになりますよね。

髙橋様

そうですね。金額以上に仕上がりの満足感の大きさが大事ということを、これからリフォームされる方には心に留めておいていただければと思います。

リフォーム前提で中古マンションを購入
長谷川 様

以前と同じ生活エリアに、リフォーム前提で中古マンションを購入。4LDKを3LDKに間取り変更し、和室を取り込んで広いLDKを実現。壁掛けにしたテレビまわりのクロスや間接照明にもこだわった。子ども部屋の出窓には、子どもたちの落下防止を目的に、大工である奥様のお父様が作った格子を設置。

和室を取り込んで広いLDKを実現。壁掛けにしたテレビまわりのクロスや間接照明にもこだわる

古材や既存の建具を再利用し全面リフォーム
髙橋 様

キッチンを囲むのは個性的なタイル壁。クロスも色違いのアクセントクロス、コンクリート調のデザインクロス

180年以上住み継いでいる家を、古材や既存の建具を再利用しながら全面リフォーム。壁で遮られていた庭をリビングから見える間取りにし、家の傾きや段差を解消。断熱性を高めて暖かく安全に暮らせる家になった。長年憧れていた薪ストーブも採用。

内装は宿泊したホテルの写真に近いイメージ
本田 様

教室扱いにしていた2階を家族それぞれが落ち着ける居室に間取り変更。1階は広いLDKを中心に家事動線がスムーズな間取りにし、内装は奥様が宿泊したホテルの写真に近いイメージで大理石調の床材などを採用。和室は全面黒いクロス、随所でアクセントクロスを使うなど遊び心もたっぷり。

1階は広いLDKを中心に家事動線がスムーズな間取りに