No.026 広島市佐伯区 S様邸 戸建住宅全面リフォーム事例

雨漏り解消と間取り変更の現場に密着

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11年前、築19年の二戸一住宅を購入したSさんご夫妻。住まいの良しあしは二の次で、交通や生活環境など立地のよさだけで選んだという。ところが、暮らしてみると、夏は暑く冬は寒い、お世辞にも快適とは言えない状況。諦めていたものの、雨漏りが生じ、やむを得ずリフォームを決断した。
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以前起きた地震の影響からか、2~3年前に2階・3階のベランダから雨漏りが発生。1階の天井にひび割れや穴が生じ、クロスがはがれ、雨水が室内に流れ込んできた。このまま放っておいたのではもっとひどくなると、Sさんご夫妻は心底思った。そもそも、ここ10年の間、古くなった外壁を見たリフォーム業者が入れ替わり立ち替わり訪ねてきて、工事を勧めたという。その都度、「一生、する気はない」と断ってきた。「これまで、お願いしてもいいと思った業者が1社もなかった」と、工事をしなかった理由を挙げる奥さま。1年前に壁が壊れた折、見てもらった業者が勝手に見積をしてきたりして、不信感を抱いたという。「業者の対応が押しつけがましく、騙されるような気がしました。見積を提示して『安いでしょう』という言い方も嫌でした」。つまり、人柄が嫌で、工事を頼む気にならなかったというのだ。そんなご夫妻も、さすがに雨漏りする状況を目の当たりにして、何とかしなければとの思いを強くした。

リフォーム中

壁も下地ボードを張って完了です。あとはクロスを貼って仕上げていきます。 新しくなったお部屋の間仕切り壁下地組みです。壁の中に配線もたくさん入っています。
外のほうも外壁防水塗装を進めていきます。 これからユニットバスを組み立てていきます。

雨漏り解消と間取り変更の現場に密着

見取り図

リフォーム後

大型テレビもラクに置けるゆったりとしたスペースと採光・通風を確保することにより、家族がそろってくつろげる空間に大変身したLDK。 温度設定がしやすく保温性に富んだ快適で使い勝手のいいユニットバス。
念願の洗濯機を設けた洗面所。天井を覆う青空の絵柄が開放的。 壁はご主人が好きなゴールド色に。若草色の便器がフレッシュな印象。
採光に配慮して、ガラスをはめ込んだ扉を設置したしゃれた玄関。 防水加工が施され、色も明るい色調に塗り替えられた美しい外壁。
床、便器、ペーパーホルダーをピンク色で統一したかわいい2階のトイレ。 開閉式の間仕切りの採用で、使い勝手が一層よくなった2階の洋室2室。
3階ベランダの床には内部にビニールシートを敷き詰めた。 軒には弾性シリコン塗装を施したりと、防水対策には万全を期している。
大きく様変わりした3階洋室。奥さまのオフィスとしての機能を備えた明るい空間になっている。

リフォーム概要

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住宅形態 戸建
施工部位
全面
施工費用
1,000万

REFORMを終えて

コストパフォーマンスに重点を置いてスタートした、今回のリフォーム。自分たちで壁を塗ったり、デッキの木材やさまざまな設備・小物をインターネットで安く仕入れたりとコストダウンを図っている。その陰にあったのが、ご主人と奥さまの意見のバトル。出来上がったマイホームは、その繰り返しの結晶ともいえる。「その分、愛着も大きいと思います。これで終わりというわけではなく、これからも手を加えていきたいですね」と、今後のリフォームに意欲を見せるご夫妻。生まれ変わった住まいは、まだまだ進化の途中だ。