No.071 広島市佐伯区 M様邸 戸建住宅全面リフォーム事例

成長した子ども二人に個室をと既存の屋根を生かして1室増築

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限られたスペースを有効に活用した、2面採光の明るい主寝室。床を無垢材のフローリングにしたことで、素足でも冷たくない温もりの空間に

居心地がよく快適なコンパクトな主寝室

ご主人が高校生のときに両親に建ててもらったという、築23年のM邸。入居したのは、結婚してまもない平成3年12月。間取りは、1階に縁側付きの和室と台所、2階に洋室2室を配した昔ながらの造りだった。奥さまが2階の洋室でピアノを教えていたが、1階にスペース確保するために8年前に和室をリフォーム。床をフローリングに替え、押し入れや台所との間仕切りを除くなどして洋風のLDKに改築した。今回のリフォームは、高校1年生の長男と中学2年生の長女にひと部屋ずつ持たせたいとの思いから、2階に1室増築して夫婦の寝室に充てるというのが一番の目的。広さは、子どもたちが独立した後の夫婦ふたりだけの生活を考慮して、6畳にした。床は素足でも温かく心地いい、無垢材のフローリングに。壁と天井には、通気性の優れた「すっぴんクロス」を採用。色を白系で統一することで、既存の屋根に差し掛けたことによるやや低めの勾配天井も圧迫感を感じさせない。夏涼しく過ごせるようにと、風通しにも配慮。西日が当たる窓は小さくし、隣家に面した窓は磨りガラスにした。物入れは、もともと洋室に付いていたものを主寝室側から開けられるように変更。さらに主寝室の出入り口そば、廊下の突き当たりにたくさんの楽譜が収められる本棚を造り付けたり、既存の屋根裏収納に照明を設けたりと、使い勝手のいい収納を実現している。

見取り図
見取り図

再現した7種類の色から増築と既存の壁の色を選定

増築部分の外壁が新たに加わることから、既存の壁もそれと合わせて塗装。色の選定に当たり、イエロー、ピンク、オレンジなど7種類の色をシミュレーションした。増崎さんご夫妻もイメージしやすいと好評。落ち着いた色味であるグレーに決定した。

リフォーム中

施工前の外観です。 既存の屋根に、床組を進める。
次に壁、サッシの取り付けを行い、最後は塗装で仕上げる 屋根を一部壊して、増築するための下地を作っていきます。
屋根裏を利用して、お部屋の増築をしていきます。床下地を組んでいきます。 今まで無かったところに壁を開けてサッシをつけました。風通しも良くなります。
増築するお部屋の形も分かってきました。屋根は瓦棒を設置しています。 大工の下地も完了し、クロスは仕上げていきます。

リフォーム後

コテ跡がオリジナルの模様にも見える珪藻土壁 引き戸に組み込んだかわいいデザインの明かり取りは、女の子の部屋にピッタリ
スタイリッシュに様変わりしたトイレ 主寝室と洋室の間、廊下の突き当たりを有効利用して造り付けた本棚
壁に取り付けたレール付きスポット2基が自在な照明に威力を発揮 キュートな雰囲気の長女の部屋
施工後の外観です。

リフォーム概要

概要画像
住宅形態 一戸建て
築年数 23年
施工部位 1階トイレ、2階洋室2室、廊下、外壁2階主寝室
施工面積 42㎡
施工費用 470万円
工事期間 45日
家族構成 4人

独自の時間が楽しめるって素晴らしいことですね

友人の知人がマエダハウジングの五日市店長だったことが縁で、お付き合いが始まりました。以来、住宅機器やリフォーム事例などのイベントに参加。スタッフが若いので、相談しやすいですね。主寝室を増築したおかげで、子どもたちに気兼ねしないで居られます。息子は自分の部屋で過ごす時間が長くなりました。娘は集中して受験勉強ができるようになったようで、期待しています(笑)。今後は、キッチンやお風呂、廊下のリフォームをしたいですね。そのときはよろしく!