No.353 広島市安芸区 I様邸 戸建住宅全面リフォーム事例

かつての家の息吹を随所に残した明るさと温もり溢れる実家リノベ

トップ画像
重厚なシステムキッチンと食器棚を活用しつつも
ダイニング空間は明るく
ご主人の仕事の都合で県外に住んでいたが、広島に転勤になり、消費増税目前だったことから、広島市内にある4階建ての奥様の実家の3階を暮らしやすくリノベーションして住むことにしたI様。
ネットで業者を検索し、マエダハウジングの施工事例がI様の描くイメージに近かったが、合計4社で相見積もりを行ったところ、どこもほぼ同じだったため、「要望をしっかり聞いていろいろな提案をしてくれそう」と感じた同社に依頼した。
リノベーションにあたっては、まず要望したのがご両親の希望を踏まえて既存のものをできるだけ残して活用したいということ。システムキッチンや食器棚、玄関に使われていた模様入りのガラスなどをうまく活用するため、当初から採寸をきっちり行いながらのプランニングとなった。
無垢材など自然素材がお好みということで、床は無垢材、壁は自分たちの手で漆喰塗りに。窓はペアガラスにして断熱性や遮音性が向上。以前の家の雰囲気を残しつつ、現在のライフスタイルに合った生活空間が誕生した。
「バリアフリーになり、子どもも気兼ねなくハイハイさせられるし、以前より元気に遊んでいるような気がします」と奥様。
家を建てたご両親にとっても満足のいく空間になり、新たな記憶が再びこの家に刻み込まれていくことだろう。

リフォーム前

玄関 キッチン
子供部屋 リビング

見取り図
家事室を書斎に、奥様の部屋を子ども部屋になど、用途変更を行いながら、2SLDKから3LDKに間取り変更。家族が安らぎを感じられる家にと、無垢材や漆喰など自然素材を多用し、できるだけ既存のものをフル活用してかつての家への愛着も残しながらのリノベーションを実行した。

リフォーム後

再利用した欄間のガラスと間接照明で明るさを増した温もりあふれるリビング 家族がゆったり過ごせるくつろぎ感を重視したリビング。
ご主人のアイデアで、テレビの上は梁を渡したように見えるあしらいにして間接照明を効果的に効かせている。床にはクリの無垢材を使い、温もりと明るさに満ちた空間に
キッチンの床にはテラコッタ風クッションフロアを敷き、ダイニングと区別。
冷蔵庫を置く場所には囲いを造り、リビングからは見えないよう工夫
奥様の手描き図にはかなり具体的なイメージが表現され、コーディネーターも感激
窓の障子はそのまま活用し、洋風の空間にほんのり和のテイストを残した7.5帖の寝室。窓枠の左はカーテンボックスになっている。
手前には大容量のウォークインクローゼットを備え、収納力もたっぷり
もともと奥様の部屋だった子ども部屋。2方向から出入りでき、9.9帖もの広さをもつこの部屋には、新たに天窓も開口してさらに明るく。
将来的に間仕切り収納を備えても、物があふれることもないよう工夫
2つある出入口のドアのうち1つはそのまま再利用。
今ではあまり見られないような模様入りのガラスがはめ込まれ、かつての家を想起させる
浴室と洗面脱衣室も明るく一新。
階段下のスペースを有効活用できたおかげで、より広々とした洗面脱衣室になった
階段下は洗濯機置き場に。
デッドスペースも造作棚で活用
もともと男性用トイレがあった場所に手洗いカウンターを配置
手洗いカウンターには家の新築時に贈られた思い出深い鏡が 家事室だった場所はご主人の書斎スペースに転換。壁は一面のみご主人が落ち着きを感じるというグリーンカラーに。
デスクの下のスペースも本棚として活用
玄関ドアを開けたとき、印象的に映るのが縦長のFIX窓。
下に飾り棚を設けてオシャレ感もアップ
暗かった玄関も明るく生まれ変わった。
存在感ある玄関収納は既存のまま活用しているが、床の貼り替えや白い壁面の増加で重々しさは軽減された印象に

リフォーム概要

概要画像
リノベーション費用 約900万円
施工面積 100㎡(30坪)
築年数 約25年
工事期間 2ヵ月
施工箇所 3F全面
種類 戸建て
家族構成 夫婦+子ども1人
施工 マエダハウジング府中店

REFORMを終えて

イメージ通りに完成し、とても落ち着きがあって以前よりも暮らしやすさを感じています。「古いものも手をかけてあげることで新しく生き返らせることができますよ」という担当の佐々木さんのアドバイスで、プランニングが楽しくなりました。両親は「2階よりも3階の方がいいね」と言って、ほぼ毎日こちらに上がってきています。これからも少しずつ自分たち好みに手を加えていくつもりです。