No.373 安芸郡府中町 K様邸 戸建住宅全面リフォーム事例

軽量鉄骨の柱と筋交いを生かして開放的&スタイリッシュなLDKに

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大手ハウスメーカーで建てた軽量鉄骨の家を、夫婦がより暮らしやすくリフォームすることにしたK様。かつて2度マエダハウジングで水まわりや外壁などの工事を経験し、信頼感が高かったことから今回も依頼。奥様の一番の要望は、完全独立していたキッチンの壁を取り払ってLDKに含め、対面型にすること。そうするとリビング空間が狭くなるため、LDKと一体化して使える洋室を増築することに。ところが、解体時に予期しない鉄柱と筋交いが発覚。構造上取り除くことができず悩んだものの、白く塗装することであしらいの一部のように見せることに成功。視覚的にも開放感が生まれた。従来キッチンだった場所は、奥様が高齢の愛犬の世話をしやすいよう同じ部屋で休める寝室に。
そして、玄関は手前部分を増築し、シューズクローゼットを挟む形で家族と来客用の出入口を分離。こうすることで玄関がすっきりとした印象に生まれ変わった。窓を二重サッシにし、交通量の多い北側の壁に断熱材をしっかり入れたことで遮音性も向上。内装の色や壁のクロス選びなどは奥様とコーディネーターが話し合って決め、ご主人は新しく導入した蓄熱暖房器の働きを助けるシーリングファンの採用や廊下の寸法など細かい部分を提案。夫婦の力を結集したリフォームとなった。

工事前

洗面 キッチン
LDK
見取り図
玄関を増築し、シューズクローゼットで家族用と来客用の入口を分離。独立型キッチンをLDKに取り込んで対面型キッチンを新たに設置し、増築で隣に洋室を設けてLDKと一体化して使える空間に。元・キッチンの場所には、洗面脱衣室前の廊下と収納スペースを含めて奥様の寝室に変更。

リフォーム後

洋室の天井には奥様がネットで購入したアンティーク風のシャンデリア。空間を優雅な雰囲気に演出してくれている 洋室との一体感もあるリビングダイニング。窓際に蓄熱暖房器を置き、冬は日だまりのような暖かさ。床は明るい色のメイプル材を追い張りした
断熱性の向上で室内温度の高低差が小さくなったせいか、観葉植物の育つスピードが少し早くなったという 優しいグリーンの色調で統一した洋室。ソファの両側の壁にアクセントクロスを貼ることでスタイリッシュ感を増している
キッチンは家族との一体感が感じられる対面型に。床には奥様が府中店で見て気に入ったという本物のタイルを敷いている ドア枠と建具の隙間が気になったため、家具屋に依頼して小さな飾り棚を造作
キッチン横に配置した4.7帖の奥様の寝室。部分的にピンクのクロスを貼り、常に見守ることができるよう枕元が愛犬の居場所に。壁面と天井付近には収納スペースを確保 寝室と廊下を仕切る壁の上部には、風通しを良くするため内倒し窓のような扉を設けた
風通しの良さと動線のスムーズさ、収納力の高さを備えた奥様の寝室。愛犬も安心して過ごせるはず 水まわりの設備はリフォームしてから不具合もなかったため、壁のクロスと床の貼り替えのみ行った
増築した玄関。中央にシューズクローゼットを設け、来客からは中身が見えないよう配慮。角をアール仕上げにしてできるだけ狭く感じない工夫も凝らした 家族用出入口の側には大容量を誇る可動棚式のシューズクローゼット。ご主人の要望で実現
奥様の寝室と廊下の間のスペースには間接照明をあしらい、玄関を素敵に見せる効果も発揮 来客用出入口の側にはニッチを設け、さりげなく小物をディスプレイ

リフォーム概要

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リノベーション費用 約1000万円
施工面積 60㎡(18.15坪)
築年数 約26年
工事期間 3ヵ月
施工箇所 玄関、廊下、LDK、洗面脱衣室
種類 戸建て
家族構成 夫婦
施工 マエダハウジング府中店

REFORMを終えて

3度目のリフォームは、信頼関係がすでにできていたので進めやすかったです。壁のクロスやカーテンなども、私の好みを把握して的確に提案してもらえました。以前の仕事ぶりと性格に惚れ込んだ職人さんを指名したため、4ヵ月待つことになりましたが、イメージ通りのリフォームができて満足しています。娘たちが帰省した時は蓄熱暖房器が大好評。灯油の臭いからも解放され、空気が乾燥しにくくじんわり暖かいんです。結露がなくなったのもうれしいですね。