No.832 山県郡北広島町 G様邸 戸建全面リフォーム事例

「築100年超の生家を末永く守りたい」 親族も集まるコミュニティー空間

リフォーム前

和室

虹梁

外観

広島市内に住んでいるG様。孫が増え、住んでいるマンションは親族が集まるには狭いのが悩みだった。そこで、約2年間空き家になっていた北広島町にあるご主人の生家をリノベーションすることを決意。築100年を超える生家はおじい様が建てた立派な家で、親族が集まれる場にしたいという目的と、「この家を末永く守っていきたい」という思いが相まって、リノベーションに踏み切った。業者は、大手ハウスメーカーも訪ねたが、初回来店時のスタッフがご主人のお母様の実家近くの出身だったことに親近感を覚え、マエダハウジングに依頼した。
冬は雪深い地域で、外より寒く感じることもあるほど寒く暗い家だったため、「冬も暖かい家にしたい」と寒さ対策を万全に行った。大工は「地域性や風土の特徴を理解した人を」と、隣町在住の職人に依頼。断熱材をしっかり入れ、窓をペアガラスにした上、担当者の提案で薪ストーブも導入。寝室とロフト以外の床は温もりある無垢材とした。その一方で、暗く感じないよう天井を吹き抜けにし、開放感も得られるよう工夫。重厚感のある手持ちの家具や既存の建具を再利用するなどして、空間はご主人好みの大正ロマンテイストにコーディネートした。住み心地が格段に良くなった家には、現在週末のみ暮らしているが、「いずれは終の棲家に」とG様は考えている。

リフォーム後

間仕切りの多い間取りと低い天井で暗さと閉塞感があったが、間取り変更と天井を抜いて吹き抜けにすることで、明るく開放感あふれるリビングが誕生した。 虹梁(こうりょう)と呼ばれる直径約45㎝の太い梁が重厚感たっぷり。床とキッチン腰壁には軟らかさを持つカラマツの無垢材を採用。濃い色の梁や柱とのコントラストが美しい。照明の上には、昔お坊さんに描いてもらったという水墨画を掲示。
ご夫婦とも料理が好きなためキッチンにもこだわり、カウンターの背面と両面に無垢材を採用してこの空間になじむよう工夫。水濡れを考慮し、床にはフロアタイルを敷いた。 窓際でくつろぐご主人。ドイツ製の薪ストーブのおかげで、エアコンを使わなくても暖かさは十分。軒の風情が風景に美しく溶け込み、庭や山の風景も楽しめる。
再利用の畳を敷いたロフトスペース。冬は薪ストーブの暖気が上昇して暖かいため、ここが寝室代わりになる 。 リビング奥にある寝室は布団が敷けるよう一部畳敷きに。壁にはご主人が「大正ロマンっぽい色」とえんじ色のアクセントクロスを採用 。
吹き抜けの勾配天井にしたことで、リビングの開放感と明るさが増大。見事な虹梁には、100年以上にも渡るおじい様から受け継いだ家の歴史が刻まれている 。 天井が高く、広々としたタイル敷きの玄関。「屋内の寒さが外よりも深刻だった以前とは全然違って、今では入った瞬間に快適さを感じます」とG様 。
壁にはもともと書院にあった建具、玄関収納の扉には押し入れの引き戸を再利用。新しさの中に、長い歴史の重みと家族の思い出を感じさせてくれる 。 手持ちの収納家具も置けるよう広く確保したパントリー。階段下の空間も収納スペースとして最大限活用 。
既存の建具を生かしつつ、廊下を設けて全体に回遊性を持たせ、リビングからトイレや浴室への移動もスムーズに 。 柄入りのアクセントクロスを張った洗面室。洗面化粧台を含め、水回りの設備は全てTOTOでそろえている 。
もともと物入れだった位置に新設したトイレ。幅にゆとりを持たせ、天井と床を同色にして空間にアクセントを加えている 。 建築当初は茅葺きの平屋で、その後小屋裏を備えた瓦葺きになった。1階の掃き出し窓を断熱性の高いペアガラスにし、玄関ドアも一新。

リフォーム概要

リフォーム費用
種類 戸建て
築年数 100年以上
施工面積 151㎡(45坪)
施工箇所 納屋、蔵、牛小屋、浴室、トイレ、洗面室を除く全面
工事期間 4.5カ月
家族構成 夫婦
施工 マエダハウジング安佐南店
お客様

リフォームを終えて

歴史ある家をこの先も住み継いでいこうと思い、寒さ対策に重点を置いてリノベーションしました。建具の再利用や薪ストーブの採用など、居住性&機能性とデザイン性の両方において、いろいろな提案をしてもらえたのが良かったです。特に、建具や家具の再利用は、昔の思い出をうまく残してもらえてうれしかったですね。工事中はどんな風に出来上がっていくのかとても楽しみで、完成した家は以前とは暖かさが段違いでとても快適です。子どもや孫たちがここで集まれるようになったので、今後もみんなで楽しく過ごしていければと思っています。

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