No.549 広島市安佐南区 M様邸 戸建全面リフォーム事例

くつろぎの空間としてよみがえったスペースにこだわりのインテリアが映える

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 M様邸は、築100年を超える古民家。これまで代々リフォームを重ねながら、大切に住み継いできた。M様がマエダハウジングに初めてリフォームの依頼をしたのは2009年のこと。昔ながらの田の字の間取りで、タタキを入れると10帖もあった広い玄関や、もともと土間で段差のあるキッチンなど、使いづらさや手狭さを感じていたという。前回のリフォームでは、間取りを変更して家族がゆったりと過ごせる14帖の広々としたリビングや、段差を生かしたダイニングとキッチンを完成させた。
 ご自身が仕事を始めたのを機に、使っていなかった和室をくつろげるスペースにしたいと考えた奥様は、再度リフォームを同社に依頼。「前回のリフォームでは、私の好きなテイストを理解してくれてアドバイスがもらえ、とてもすてきな空間に仕上がりました。今回も和室をくつろぎの空間にしたいというぼんやりとしたイメージを、一つ一つ具体化してくれて、イメージをカタチにするためのアイデアもたくさんいただきました」と奥様。リフォームの対象となった和室と、それを囲むように広縁がある大空間は、庭に面した最も日当たりの良い場所だったが、使い道がなく素通りするだけの部屋になっていたという。

リフォーム前

和室 キッチン
和室

 プランニングでは、2つの和室と広縁を取り込みひとつの空間にし、勾配天井で広がりを持たせた。窓は二重サッシに変更し、壁や天井には断熱材を入れて快適性にもこだわった。また、エキゾチックなモロッコインテリアに魅せられた奥様が、ネットや店を回って厳選したモロッコ製の照明や雑貨などが空間を彩る。キッチンの壁にはモロカンタイルを貼り、ピンクベージュの漆喰を塗って全体に統一感を持たせた。漆喰の壁は担当者と一緒にご家族総出で仕上げたもの。さらに愛着を増したわが家は、これからも大切に受け継がれていくだろう。


8帖と6帖の和室と広縁を、家族が自由に使える大空間にリフォーム。床や壁の一部に無垢材を採用した木の温もりあふれる空間に仕上げた。天井は勾配天井にして、開放感を演出。既存の柱や梁はカバーをした後、塗装して統一感を出す。キッチンの壁は新たに漆喰塗りとモロカンタイルを貼り、統一感を持たせた。

リフォーム後

床の無垢材が温かな雰囲気を醸す空間。床用の無垢材を張り付けた壁には、奥様お気に入りの「へザーブラウン」の原画を飾った。光と風の通り道になる小窓を設けて愛らしく 天井いっぱいまである大きな窓から緑豊かな景色を一望。心地よい風と陽の光がくつろぎの時間を演出する
和室二間が続き、広縁で囲んだ昔ながらの間取り。既存の柱や梁は木材でカバーをし、濃いめのブラウンで塗装して、空間になじませた 壁は一面だけ輸入クロスで遊び心をプラス。モロッコ製のペンダントライトやクッションカバーとの相性も抜群
洗面脱衣室の押し入れを取り込んで、たっぷりと収納できる広いウォークインクロゼットを新設 大きく存在感のあった仏壇はサイズダウンして、ウォークインクロゼット横に新しく仏間を設けた
約20年間、大切に使い続けているキッチンを生かし、設備は劣化していたレンジフードのみを交換。使い勝手の悪かった吊り戸を撤去して、飾り棚を設置した タイルはレトロな配色のモロカンタイルとマット仕上げのモザイクタイルをセレクト
ピンクベージュの漆喰を塗った壁

リフォーム概要

リフォーム費用 約580万円
種類 戸建て
築年数 約100年
施工面積 64㎡(19.3坪)
施工箇所 DK+和室
工事期間 3ヵ月
家族構成 夫婦+子ども2人
施工 マエダハウジング安佐南店

リフォームを終えて

日当たりと見晴らしのよい場所にあったのに、ずっと使っていなかった和室。ここをリフォームしようと思った時、最初に頭に浮かんだのが前回のリフォームをお願いしたマエダハウジングでした。具体的なプランはありませんでしたが、ここなら何かすてきなアドバイスがもらえると思い、迷うことなく相談に訪れました(笑)。大きなことも小さなことも、考え付いたことは全てお伝えして、一つ一つ具現化しながら一緒に造り上げていった空間に、これまで以上に愛着が湧いています。家族がそれぞれ思い思いの自由な時間を過ごせる、すてきな空間に仕上がりました。