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No.508 東広島市　M様邸 戸建住宅全面リフォーム事例

ハンドメイド作品が美しく映える自分好みの空間になりました。

　築23年のＭ様邸は、トイレや洗面脱衣室などのリフォームは経てきたものの、コーディネートの感覚を必要とするリノベーションは未経験。「２×４（ツーバイフォー）住宅なので間取り変更は難しいけれど、独立しているキッチンを自分の思い描く空間にしたい」という奥様の思いをかなえるべく、今回はキッチンとリビングダイニング、そして和室のリノベーションを行うことに。
　そんな折、通りすがりに目に入ったマエダハウジングの東広島店に入ってみると、奥様の好きなナチュラルテイストの空間が広がっており、同社でリノベーションすることを決意。女性コーディネーターと相談を重ね、プランニングを進めていった。
　まず、寒さ対策としてキッチンとリビングダイニング、和室の窓に内窓を設置。キッチンは、白を基調に明るくしたかったことから、茶色の吊り戸棚を撤去してディスプレー棚を取り付け、オシャレ感をアップ。向かい側にあった食器棚は出っ張りが気になっていたため、新しいキッチン収納棚にし、分別のゴミ箱もすっきり収まる機能的な収納空間にした。システムキッチンもサイズアップして一新し、調理器具の収納も壁掛けにして工夫するなど、作業しやすいキッチンに。日当たりが良いのに生かし切れていなかったという和室は、仏間と床の間を撤去して収納スペースに。収納部分には扉を付けずロールスクリーンにし、引き戸の表面に貼るクロスはリビング側と和室側で柄を変えるなどの工夫が凝らされた。

リフォーム前

リビング	キッチン

　家族がくつろぐリビングダイニングには、奥様の手によるハンドメイド作品が随所に。これらの作品やディスプレー小物が映えるよう、テレビ台の背面の壁にはチャコールグレーのクロスを採用。床には表面に無垢材を貼った合板フローリングを敷き、温もりある風合いに仕上げた。以前は、学校から配布される連絡事項のプリントはコルクボードに貼っていたが、子どもたちの成長とともに不要になることが予想されるため、アイアンとフックを利用して手作りリースなどと共にディスプレーの一つとして吊すアイデアも見事だ。フック一つにしても、女性コーディネーターと相談を重ねながら決め、奥様好みの空間が完成。「既存部分や手持ちの家具との調和がとれた、明るめのナチュラルテイストのコーディネートになりました。間取りを変えなくても、イメージをガラリと変えることができて満足しています」と奥様。部屋を彩る奥様の作品も、ますます増えていきそうだ。

キッチン、リビングダイニング、和室の窓には内窓を設置。キッチンは吊り戸棚を撤去し、収納兼ディスプレー用の棚を取り付けてシステムキッチンを一新。リビングダイニングはクロスと床を貼り替え、PCカウンターとテレビ台を造作。和室は仏間と床の間を撤去して収納スペースを確保。廊下の壁は白いレンガ風のクロスに貼り替えた。

リフォーム後

学校からの連絡事項のプリントも、小物やエコバッグと一緒に吊るしておけば、整理整頓できてこんなにスタイリッシュに	奥様が拾ったつるや木の実で作るリースも、アイアンやフックを使ってディスプレー。こまごました物もすっきり片付く
奥様が、石や木製台などの表面に柄入りの紙を貼り付けて作ったデコパージュ作品もこの空間になじんでいる	中央の作業スペースが広いTOTOのシステムキッチンを新しく採用し、料理がしやすくなったキッチン。吊り戸棚が無くなったことで圧迫感からも解放された
クッションフロアを貼り替え、勝手口を一新し、生まれ変わった独立型キッチン。「これからは私の個室感覚で使えそうです」と奥様
使う頻度の高い調理器具は、すぐに取り出したり片付けやすいようにと、壁にアイアンを取り付け、フックで吊り下げる形に	当初はキッチンの壁全体に貼るつもりだったというモザイクタイル。掃除のしやすさを考慮して、貼るのは一部にし、アクセントに
リビングとの間を仕切る引き戸の和室側には、市松模様が入ったクロスを貼って和の雰囲気に	右手の2つのロールスクリーンは、普段は開放しておいて来客時に簡単に目隠しできる方が便利と考え、扉の代わりに取り付けた

リフォーム概要