No.801 広島市西区 N様邸 戸建住宅全面リフォーム

築30年の二世帯住宅が4人で暮らしやすい新築同然の家に劇変

リフォーム前

洗面 トイレ
玄関 玄関
リビング 和室
浴室 玄関

 賃貸のコーポに暮らしていたN様だったが、車の騒音に悩み、息子さんの小学校入学を前に居住環境を変えたいと思っていた。当時、誰も住んでいなかった奥様の実家で暮らすことを考えたが、築30年の実家は経年劣化で床が浮いたり水回りの設備も古い上、二世帯が暮らす間取りだったため、そのままでは住める状態ではなかった。そこで、家族4人が暮らしやすい間取りに変える全面リフォームを行うことに。本誌の姉妹誌『広島リノスタイル』を何冊も購読し、「新築戸建て並みに自分の好み通りの家にできて、新築より費用を抑えられる全面リフォームに魅了されました」と奥様。依頼するならマエダハウジングに決めていたという。
 間取りは、親戚が集まるときのことを考えて、親世帯にあった和室を取り込んでLDKを広くし、あらたに小上がりの畳コーナーを配置。キッチンは耐震壁との関係から、向きを変えて中央にアイランド型を据えた。もともと応接室だった場所は書斎とし、裁縫をする奥様や近所に暮らすお父様がパソコンを使うこともできる部屋に。2階は子どもたちの部屋とプレールーム、寝室として内装を一新したが、コストを考えて家族が主に過ごす1階に注力したリフォームを実践。1階の床は全てラスティックオークの無垢材を採用し、耐震補強にも万全を期した。

和室をLDKに取り込み、キッチンを対面型からアイランド型に変更。親世帯にあったキッチンをなくして、窓側にカウンターを設けた小上がりの畳コーナーを新設。応接室は書斎に変え、奥様が裁縫などを楽しめるカウンターを造作した。2階は、3室の洋室を寝室と子ども部屋2室として使うため、内装を一新。階段横の収納スペースはウォークインクロゼットにし、小屋裏収納は子どもたちのプレールームに。筋交いを設けたり柱を増やすなど耐震補強も行った。

リフォーム後

壁をなくし、天井を支えるための筋交いを設けたリビング。小上がりの畳コーナーは、親戚など人が多く集まった際にベンチ代わりになる。キッチンとの間の壁のクロスは、両面で異なる色に リビングの窓側には柱をあらたに増やして耐震補強。テレビボードは造作し、テレビ背面の壁にはエコカラットをあしらってスタイリッシュなコーナーに
キッチンの窓側にはカウンターを造作。家事をしたり、子どもたちがお絵描きするなど、多目的に使える 収納スペースだった小屋裏は引き違い扉をなくし、プレールームとして活用。勾配天井にはペパーミントカラーのクロスを張って明るい空間にした
2階のトイレも設備やクロス、クッションフロアなど全てを新しく取り替えた。裸電球をつるした照明もおしゃれ ボウル状の手洗い器とユニークなデザインの水栓、水跳ねを考慮して壁にあしらったモザイクタイルが目を引く
1階のトイレはクロスを張り替え、床は他の部屋と同じ無垢材に。設備はタンクレスタイプを採用 タイル張りのため冬は寒かった浴室は、システムバスに一新して快適に入浴できるようになった
造作を希望した洗面台。レトロなデザインの照明は、奥様からイメージを聞いてプランナーが選択 吹き抜けのFIX窓から明るさがもたらされる開放的な玄関。クロスと框を取り替え、床はLDKと同じ無垢材で温もりを創出
外壁は以前と同系色の塗料で塗装し直し、玄関ポーチにはテラコッタタイルを並べて南欧風の雰囲気を醸し出している 玄関ドアは温もりと重厚感ある木製ドアに替え、土間はタイルを張り替えた。玄関収納は廊下床の無垢材に合ったものを選択
書斎の壁際には造作カウンター。ミシンなど奥様が裁縫に使う道具が置かれ、ハンドメードが得意な奥様が作業に集中できる場所になっている

リフォーム概要

リフォーム費用
種類 戸建て
築年数 約30年
施工面積 147㎡(44.5坪)
施工箇所 全面
工事期間 3.5ヵ月
家族構成 夫婦+子ども2人
施工 マエダハウジング五日市店
トップ画像

リフォームを終えて

古い実家が本当に思い通りに変わるのか、最初は不安ばかりでしたが、養生が取れて劇的に変わった家を見て、主人と一緒に泣きそうになったあの瞬間は今も忘れられません。あまりの感動で、すぐ担当スタッフさんに電話したほど。コーディネーターの方と志向が似ていて、クロスやタイルなどいろいろな選択も的確に提案してもらえ、後悔が一つもないリフォームができたことに感謝しています。イメージ通りのマイホーム実現の手段として、私は全面リフォームを勧めたいですね。