マンション全面リフォーム

No.1186 母との新たな暮らし 両親が暮らしていたマンションを 3 人で暮らせる空間に

2023.06.08
広島市南区 I様

カーペットを外して全面フローリングに変更し、古くなっていた建具を一新。窓はYKKAP の内窓を取り付けて防音性と断熱性を高めた


キッチンはクリナップの「ステディア」。特殊エンボス加工されたステンレスのため手入れが楽なことが特徴。電子レンジや炊飯器を収納する棚は空間サイズに合わせて造作した。「棚板を引き出せて便利」とお母様も使い勝手の良さを実感。古い住まいの思い出を残したいと、お父様が生前に購入した無垢の一枚板のダイニングテーブルから切り出し、まな板として使っている


エアコンの配管を避けて造作した目隠し兼収納棚。デッドスペースも無駄なく活用


洋室をリフォームしてお母様の個室に。壁は奥様が選んだローラアシュレイのグレーのクロスでおしゃれな雰囲気に仕上げた


和室はタンスを置く部分のみ畳からフローリングに変更。内窓を木目調にして和のニュアンスを持たせている


廊下の壁を漆喰調のクロスに変え、トイレと浴室のドアをブラウンにしてアセントに。お母様の洋室のドアはゆっくりと自動で閉まるゾフトクローズの引き戸に変更し、取っ手の形状や位置にもこだわった。引き戸にはめ込まれた細いガラ窓のおかげで照明のオン・オフが部屋の外からでも分かり安心


玄関は腰下のみだった収納棚を、梁を避けてオーダーメードのL型にし、収納力をアップ。床はテラコッタ風のタイルで仕上げた


浴室はリクシルの新しいユニットバスに一新。壁は一面だけグリーンリーフ色にしてアクセントに。小物類をすっきりまとめられるよう、収納ラックを新たに設置した。内側に開いていたドアは折れ戸にしたことで、開閉のスペースをとらず出入りも楽に


トイレの天井クロスは、ご主人が"パリの空''をイメージしてチョイス。棚は造作にして床には大理石風のクッションフロアを敷いた。踏み心地が良く足音も静かなのが特徴


洗面室は壁のクロスを張り替え可動棚を造作で設謹。リクシルの洗面台は落ち着いたグレー系を選んだ。引き出しの取っ手はキッチンユニットと同じ形状で、軽い力でも開閉がスムーズ。お母様からも「楽に開け閉めができる」と好評

リフォームのポイント

 ご両親が暮らしていた築40年のマンションの別の部屋で生活していたI様ご夫婦。2 年前にお父様が亡くなられてからお母様は1人で生活していたため、いずれは一緒に住みたいと考えていたところ、ご夫婦が住んでいた部屋のオーナーが変わることになり、それを機にお母様の部屋に同居することに。2LDK の住まいは、3人で暮らせる広さはあったものの、内装や設備が古く傷んでいるところがあったため、同居前にリフォームすることにした。

リフォーム会社を探して何社かあたってはみたものの、どこも決め手に欠けていた中、雑誌などを見て以前から名前を知っていたマエダハウジングの八丁堀店を訪問。親身になって相談に応じてくれたスタッフの人柄の良さに触れ、「この会社なら間違いない」と依頼を決めたという。

「予算の中で間取りは大きく変えずに全面リフォームをして、きれいで使い勝手が良い部屋にしたい」と要望を伝え、3 人で暮らす新たな住まいづくりが始まった。

リフォームにあたって、2 世帯分の持ち物が収められるよう収納スペースを増やすことを要望したI様。リフォーム前はデッドスペースが多かったため、そこを有効活用できないかプランナーに相談した。

エアコンの配管が通っていたり、梁があったりして家具が置きにくかった箇所、キッチンの流し台横にあった使いにくいスペースなどを洗い出し、設置したい家具などのサイズをシミュレーション。そこに造作の棚を設けて収納力を高めた。LDKの床はカーペットから木目調の防音フローリングに張り替え、明るい空間に。お母様の個室には寝起きが楽になるようにベッドを入れベッドが邪魔にならない位置に出入ロを移設。ドアは軽い力でも動かせて静かに開閉できる機能を備えた引き戸に変更した。押し入れはクローゼットにして、ハンガーを掛け高さをお母様の身長に合わせている。「私のためにいろいろと考えてくれて、とても快適で使いやすい部屋になりました」とうれしそうだ。

「隅々まで思った通りの部屋にでき、リフォームして本当に良かったです」。家族3 人の時間はこれまで以上に豊かになっていく。

間取り

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リフォーム概要

種類 マンション
築年数 40年
延床面積 60㎡ (18.18 坪)
施工面積 60㎡ (18.18 坪)
施工箇所 全面
工事期間 2カ月
家族構成 母+夫婦
施工 マエダハウジング府中店

リフォーム前

リフォームを終えて

マンションでもリフォームすれば母と3人で暮らすのは可能だと思い実行しました。この部分はこうしたい、と希望を伝えると、それに対して実現可能な提案をしてくださったので、リフォームを依頼して良かったです。何より母が新しくなった住まいを喜んでくれているのがとてもうれしいですね。