No.1072 広島市中区 Y様邸 マンションリフォーム事例

間取り変更で広さを拡大したLDKは家族が自然と集まる和みの空間

リフォーム前

リビング キッチン
洋室 洗面
バスルーム

ご主人のご両親が住んでいた築30年のマンションを譲り受けたY様。以前は3LDKのマンションながらも狭い間取りに悩んでいたが、来年息子さんが中学生になるタイミングということもあり、住み慣れた生活圏内にあった両親のマンションを譲り受け、リフォームして住むことにした。リフォーム会社は、当初大手ハウスメーカーなど2社で見積もりしたものの、想定よりかなり高額で断念。そんな中、「リフォームでおしゃれな住空間にしたい」と考えていたY様がインスタグラムで目に留まったマエダハウジングを訪問し、要望を実現するプラン提案と予算に納得できたことで依頼を決めた。
1番の要望はリビングを広くし、独立していたキッチンをリビングと一体化して対面型にすること。間取りは4LDKのままだが、リビング横の和室を完全個室でなくリビングの一角を仕切った半個室のような形にし、奥様がミシンやアイロンがけをしたり、子どもたちが勉強する作業部屋にした。リビング側に開口したFIX窓は、マエダハウジングのショールームにあったものを参考にしたという。
独立していたキッチンを取り込んだことで35帖もの広さになったLDKは、暗い色合いのフローリングだった床に無垢材を追い張りし、明るく温もりが感じられる空間に一変。キッチンの背後の壁は全面収納スペースにし、扉を閉めれば完全に内部が隠れて生活感が出ないよう工夫した。奥様が、「掃除しにくくストレスを感じていた」というグリルは思い切ってなくし、代わりに洗いやすいグリル調理家電を購入。トイレはもともと内部に手洗い器があって広かったが、コロナ対策のため手洗い器とトイレを完全分離し、帰宅直後に手洗いがしやすいよう配慮した。
リフォーム後の住まいは、家事動線の良さとリビングの明るさに大きな満足感があるというY様。「家族全員がリビングにいても圧迫感がないし、隣の作業部屋で子どもたちが勉強したり私がミシンがけしたりしていても孤立することがなく、いつの間にかみんなが何となく見える範囲で過ごしているんです」とうれしそう。両親から受け継いだマンションがリフォームで生まれ変わり、家族が自然に集まるくつろぎの住空間になった。



REFORM PLAN

キッチンは独立型から対面型にしてLDKの広さを拡大し、背後の壁全面に収納スペースを確保。洗濯室はなくして冷蔵庫と洗濯機を置くスペースに充てた。リビング横の和室は一部を通路にして往来できるようにし、カウンターを造作して作業部屋とした。トイレは手洗い器と完全に分離し、浴室や洗面台とともに設備も一新。子ども室にはそれぞれクロゼットを新設し、1室は壁のクロスと床、もう1室はクロスのみ新しくした。



リフォーム後


広さが増したLDK。壁は漆喰だったが経年のため欠落する部分も多く、天井とともに塗り壁風のクロスに。作業部屋の横が通路になったため、窓から多く光を取り込めるようになった。 手持ちのチェストをはじめ、ダイニングテーブルやテレビ台などのインテリアがリビングにしっくりなじむ。壁のクロスはテレビの背面のみグレーを採用。
作業部屋を半個室にしてリビングと行き来できるようにすることで、リビング部分がかなり広くなって明るさも増した。奥様がミシンやアイロンがけができるように設けた造作カウンターは、子どもたちの勉強スペースにもなっている。ドアはもともとリビングにあった建具を移設し、取っ手のみ取り替えて再利用した。 キッチン背後の壁面全体に収納スペースを設け、食器や調理家電がしっかり収められるようにした。折れ戸を閉めれば内部が完全に隠れ、冷蔵庫置き場がリビングからだと死角になるため、生活感が出ないのもポイント。ガスコンロの前には、油跳ねを防ぎつつ明るさも失わずに済むようガラス板を採用し、ガスコンロ自体もリビング側から見えることを想定してデザイン性を考慮しながら選択。
通路の床にフロアタイルを敷いたキッチン。LIXILのシステムキッチンは床の無垢材に合わせ、似た風合いに見えるものを選んだ。奥の洗面室に直接つながるようになったことで家事動線もスムーズに。 娘さんの部屋。明るさを増すため、暗めの色合いだったフローリングを明るいものに一新し、壁は一面のみペパーミントカラーのアクセントクロスを張った。
息子さんの部屋は、既存の床に合わせて木調のクロゼットを造り付け、張り直した天井と壁のクロスは息子さん自身が選んだ。 間取り変更でキッチンと直接行き来できるようになった洗面室。木調に見える造作風の洗面台はTOTO製で、収納力も高い。天井にはY様自身で室内干しを取り付けたが、それを想定して工事の時点で天井の強度を高めておいたという。
タイル張りで寒かった浴室は、TOTOのシステムバスに一新して快適に入浴できるようになった。 手洗い器と一緒のため広かったトイレは、手洗い器と分けて独立させた。
トイレの前に手洗い器を造作し、玄関から入ってすぐに手が洗えるようにした。廊下や玄関の漆喰壁は既存のまま再利用。

リフォーム概要

リフォーム費用
種類 マンション
築年数 約30年
施工面積

95㎡(28.7坪)

施工箇所 玄関、廊下、寝室を除く全面
工事期間 2.5カ月
家族構成 夫婦+子ども2人
施工 マエダハウジング八丁堀店


リフォームを終えて

鉄骨構造や建築基準法などから困難な面があった中、マエダハウジングさんが十分に調べた上で、私たちの思いをしっかりとくみ取り、提案してもらいました。大空の下、家族でさまざまな楽しみ方ができる屋上庭園や、子どもたちが大喜びのロフトを実現してくれて大満足のわが家になりました。。