No.072 広島市西区 K様邸 キッチンリフォーム事例

オーダーリフォームキッチンのリフォーム現場に密着

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諦めていたキッチンリフォーム

Kさんが28年間住み続けてきたなかで、ずっと憧れていた対面式キッチン。以前リフォームしてもらった業者に相談したところ、「できない」と言われ、マンションだから実現できないと思っていた。
そんな折、同じマンションの住人で、「広島の安心・安全リフォーム/Vol.7」で紹介したM邸の現場見学会があった。すぐにその現場見学会を訪れたKさんは、大胆な間取り変更を目の当たりにして、自身の想像を超えたリフォームの出来映えに感動。工事を手掛けたマエダハウジングに相談すると、「できますよ」との返答。早速、プランを依頼することにした。

リノベーション前


リフォームプラン

見取り図

さまざまな問題が浮上。リフォーム断念?

Kさんの要望は多岐にわたった。それを受け、今回のオーダーキッチンでは、下記の図に示した問題点を解決することが求められた。相談を受けたスタッフはメーカー各社のショールームにKさんを案内。そのうちの1社のショールームで見たA型システムキッチンが気に入り、設置可能かどうかを確認したところ、「サイズが大きすぎて、勝手口をふさいでしまう」「設置を予定している場所では配管ができない」といった問題が浮上し、採用を断念した。
LDK
そこで、適合する型をあれこれと模索した結果、「コの字型」ならと大手キッチンメーカー各社に問い合わせたが、やはり無理との回答。やむなくI型を提案したが、Kさんはこれを却下。最終的にL型案が浮上し、あるメーカーの製品なら配管可能ということになった。ところが、サイズが大きすぎたり、継ぎ目のない白色の人造大理石トップという要望に応えられないことから、これも断念。結局、オーダーキッチンにするしか方法がないという結論に至った。
見取り図

まずはオーダーキッチンの専門メーカーをスタッフと一緒に訪ねたKさん。システムキッチンの高さや長さ、幅などのサイズ条件を提示したり、収納扉の材質や取っ手などを掃除がしやすく使い勝手のいいものを要望した。メーカーもKさん宅を何度か訪問。現場を実測したり、シンクや引き出しのサンプルをあてがいシミュレーションしてみたり、要望に合うかどうかを確認した。それだけでは満足できないKさんは、メーカーの施工例や製造工場を見学。納得したうえで、工事を依頼した。
LDK
こうして完成したKさんのオーダーキッチン。システムキッチンは、要望通り継ぎ目のない白色の人造大理石トップのL型を導入。さらに、ガステーブル周りの壁には掃除がしやすいパネルを張り、掃除がラクなフィルターレスのレンジフードには、ガステーブルを点火すると自動的にスイッチが入るものを採用するなど、使い勝手と掃除のしやすさにトコトンこだわった。
問題の給排水管や換気ダクトはキッチンの機能や景観を損なうことなくスッキリと配され、背面収納棚もスタイリッシュで機能性に富んだものに。勝手口も以前より出入りしやすくなった。試行錯誤を繰り返しながら、妥協することなく自身の思いを貫いたKさん。その信念が実を結び、限られたスペースを最大限に生かした、動きやすさとゆとりを併せ持つ「主婦の城」に様変わりした。


リフォーム完成

掃除がしやすいガラストップのガスコンロとフィルターのないレンジフード 上部に換気ダクトの管、下部に排水管を配管
スタイリッシュな人造大理石トップのオーダーキッチン

リフォーム概要

概要画像
住宅形態 マンション
築年数 28年
施工部位 キッチン

要望を100%満たした、念願のキッチンに大満足

調理しながら、主人とおしゃべりができるようになったのが何よりうれしいですね。収納も以前よりスッキリできるようになったし、洗い物がシンクにたまっていても、周りから見えないのもいいです。主人も「完成してはじめて、望んでいたキッチンがどんなものなのかを理解できた」と納得してくれました。