一戸建てのリフォーム費用はいくらかかる?工法や場所別の目安や安く抑える方法を紹介

一戸建てのリフォーム費用はいくらかかる?工法や場所別の目安や安く抑える方法を紹介
リフォームやリノベーションで気になることのひとつが、費用ではないでしょうか。もちろん、見積もりをしてみないと具体的な費用は分からないのですが、ある程度目安が分かっていると、計画を一歩前に進めるきっかけにもなりますよね。 今回の記事では、工法やリフォームの内容によって大きく異なる、リフォーム費用の相場をまとめてみました。是非、リフォーム・リノベーションの計画に役立ててください。 弊社では、一戸建てのリフォームの実績も多数ありますので、気になる方はぜひ以下から無料で資料をお取り寄せしてみてください。

一戸建てのリフォーム費用は工法で決まる!

「リフォーム」や「リノベーション」という言葉は、よく目にすると思いますが、似ているようで内容は少し異なります。

リフォームは、古くなった設備などを新しく取り替える工事のことです。例えば、キッチン設備の交換やフローリングや壁紙の張り替えは、リフォームにあたります。一方、リノベーションは、住宅に新たな価値を加えるための工事のこと。使わない部屋の仕切り壁を取り払って広いリビングを作ったり、反対に個室を作ったりするための工事がリノベーションです。

建物の躯体(くたい:主な構造)だけ残して大がかりな工事をすることがありますが、このような全面改装工事のことはスケルトンリフォーム、またはフルリノベーションと呼びます。では、これらを踏まえた上で、費用の相場を見ていきましょう。


リフレッシュリフォームの相場

間取り変更を行わず、天井・壁・床・設備機器などを新しいものに取り替える「リフレッシュリフォーム」は、新築同様の仕上がりになります。
費用の目安としては、80㎡マンションの場合1㎡あたり8万円、40坪の戸建ての場合1坪あたり22万円です。

目に見える部分や水回りの設備が一新されるため、まるで新築に引っ越してきたかのようになるでしょう。戸建ての場合は、耐震診断や防蟻・防湿処理、外壁や屋根の塗装まで行うこともあります。


スケルトンリフォーム(フルリノベーション)の相場

「スケルトンリフォーム(フルリノベーション)」は、床や壁、天井を全て解体して一新する工事です。給排水管や電気配線も取り替えるので、大がかりな間取り変更も可能となります。戸建ての場合は、耐震・断熱工事も行うため、家の機能性の向上も期待できるでしょう。

スケルトンリフォームの費用の目安は、80㎡のマンションの場合1㎡あたり11万円、40坪の戸建ての場合1坪あたり38万円ほどです。


各部分の場所別リフォーム費用の相場

リフォームを計画する際に、古くなった設備だけ取り替える工事を検討することもあるでしょう。ここからは、各部分別のリフォーム費用の相場を見ていきましょう。


水回り

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・システムキッチンの交換/70~200万円
金額にかなり開きがありますが、選ぶ設備により金額が大きく異なります。I型は70万くらいからあり、L型やアイランド型になると200万円を超えるものもあり、幅広い価格帯です。

・食器洗浄機の設置/15~25万円
キッチン自体が古い場合は、ビルトイン食器洗浄機を組み込めないことがあるので、事前に確認した方が良いでしょう。

・洗面化粧台交換/8~25万円
大きさや、収納機能、天板の素材によって、価格が大きく異なります。

・ユニットバスの交換/70~150万円
見積もりの際は、解体費用が含まれているかどうか、チェックをしておきましょう。

・トイレ(便器)の交換/10~30万円
便器本体は7万円程度ですが、工事の内容によって工事費が異なります。洋式から洋式の便器の交換は3万円~、和式から洋式への交換は10万円以上かかります。


内装・建具

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次に、室内の内装や建具の費用相場を紹介します。

・戸建て内装(6帖)/8~23万円
既存の床の上にフローリングを貼る場合は8万円~と、比較的手ごろな費用で収まります。下地の補強をして無垢材を張る場合は20万円~が相場。工事の内容や材料によって、費用が大きく異なります。

・マンション内装(6帖)/16~38万円
カーペットをフローリングに張り替えたり、防音機能があるフローリングへ変更したりといったリフォームが可能です。使用する材料により費用が異なります。

・和室を洋室に変更(6帖)/40~60万円
和室を洋室に変更する費用には、床を畳からフローリングに、壁と天井のクロス張り替え、襖をクローゼットにリフォームする工事が含まれます。

・隣室とつなげてLDを造る/150~180万円
リビングと隣室を仕切っている壁を取り払って、広いリビングを造る際の費用の目安です。内装や収納などによって、費用に差が出ます。

・壁面に書棚造作/30万円程度
壁面収納の造作には、既製品のユニットを設置する場合と、スペースに合わせて一から造作する場合があります。使用する材料のグレードやサイズが費用に影響します。

・内窓の設置/3.5万円~
断熱性を上げたり、結露を防止したりするには、樹脂製の内窓の設置が効果的です。主に、窓の大きさによって費用が異なります。


外まわり

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家の外回りのリフォームも、場所によって費用はさまざまです。主な工事の費用目安をご紹介しましょう。

・外壁の塗り替え(30坪)/60~150万円
使用する塗料の種類によって費用が異なります。塗料は種類ごとの特徴を理解して、求める性能のものを選びましょう。

・玄関ドアの交換/30~50万円(アルミ製開きドア)
選ぶ玄関ドアによって価格が異なります。ドアはデザインも大切ですが、断熱性や防犯性、防火性などの性能についても費用と合わせて検討しましょう。

一戸建てのリフォーム費用を抑えるコツ



一戸建てのリフォーム費用を抑えるコツは、主に以下の通りです。

・まだ使える家具や設備があるなら使う
・施工業者3社くらいから見積もりをとる
・減税制度の活用を検討する
・補助金の活用を検討する


詳しく解説します。

まだ使える家具や設備があるなら使う

一戸建てのリフォームを検討する際、費用を抑える一つのコツは、まだ使える家具や設備を活用することです。

新品を購入するよりも既存のアイテムを再利用する方が、経済的な負担を抑えられます。

フルリフォームは通常のリフォームよりも範囲が広いため、費用負担が重くなりがちなので、まだ使える家具や設備を積極的に再利用することが効果的です。

施工業者3社くらいから見積もりをとる

一戸建てのリフォーム費用を賢く抑えるためのコツの1つは、複数の施工業者、具体的には3社程度から見積もりを取ることです。

3社から見積もりをとることで、費用が安い業者が明確にわかるようになります。

ただし、ただ費用が安いだけで選ぶと、品質面で不安を覚えてしまうため、見積もり内容からサービスの質を比較することも重要です。

そうすることで、最終的に満足度の高いリフォームを実現することができるでしょう。

減税制度の活用を検討する

一戸建てのリフォーム費用を抑えるうえで見逃せないのが、減税制度の活用です。

ここでいう減税制度とは、主に以下のような制度が該当します。

・住宅ローン控除
・固定資産税の減税
・ローン型減税


住宅ローン控除は、10年以上の住宅ローンを組むことで所得税が返還される制度で、戻ってくる金額が多いのが特徴です。

そのため、リフォーム費用が高額の場合に活用するのをおすすめします。

固定資産税の減税は、一定の条件を満たすリフォームを実施すると固定資産税が軽減される仕組みで、ローン型減税は5年以上のローンを組んだ際に減税される制度です。

費用負担を軽減させたいのであれば、リフォーム計画を立てる際に、減税制度の活用を積極的に検討しましょう。

補助金の活用を検討する

補助金の活用も、費用を抑えるのにおすすめできる方法です。

各自治体によって、住宅の省エネ改修やバリアフリー化、耐震補強など、さまざまな目的のために設けられています。

補助金を受け取る条件や上限額などは、各自治体によって異なりますが、申請が通れば数十万円は補助金として降りるため、経済的な負担は軽減できるでしょう。

詳しくは、居住地域の自治体にお問い合わせください。


一戸建てのリフォームに失敗しない方法とは



一戸建てのリフォームに失敗しない方法は、主に以下2つです。

・リフォームする場所の優先順位を明確にしておく
・検討している業者の施工実績を確認しておく

詳しく解説します。

リフォームする場所の優先順位を明確にしておく

一戸建てのリフォームを成功させるためには、リフォームする場所の優先順位を明確にすることが大切です。

リフォームにはさまざまな要素がありますが、すべてを一度に行うのは手間や時間がかかるため、その分費用が多くかかります。

家の中で最も改修が必要な部分を優先することで、資金を効果的に配分し、リフォームの全体的な満足度を高めることが可能です。

検討している業者の施工実績を確認しておく

一戸建てのリフォームを成功させるためには、検討している業者の施工実績を事前に確認しておくことが必要不可欠です。

業者のホームページ上で施工実績をみることで、リフォーム業者の技術力や信頼性、過去の顧客からの評価などがわかります。

施工実績が十分にある業者に依頼することで、安心してリフォームを任せられ、納得のいく居住空間を実現できるようになるでしょう。

一戸建てのリフォーム事例を場所別に費用と合わせて紹介

最後に、弊社の一戸建てリフォーム事例を場所別に費用と合わせて紹介します。

【事例1】洋室のリフォーム


出典:マエダハウジング


収納力抜群の大型パントリーの一角に、仕事が快適にできるように書斎を設けたリフォームです。

コーディネーターにもアドバイスをもらい、花のクロスが良い味をだし、快適な仕事空間を演出しています。

リノベーション費用 約40万円
工事期間 3日
家族構成 夫婦+子ども2人
築年数 約30年
種別 戸建て
施工 マエダハウジング五日市店


【事例2】お風呂のリフォーム

出典:マエダハウジング


仕事や家事などで疲れた体を癒せるよう、足を伸ばしてゆったりできるような浴室リフォームを実現しました。

広い浴室は、開放感も得られ、十分リラックスができます。


リノベーション費用

約150万円

工事期間

-

家族構成

-

築年数

40年

種別

戸建て

施工

マエダハウジング安佐南店


【事例3】玄関のリフォーム

出典:マエダハウジング


玄関は家の顔とも呼ばれていることで、どんなに疲れた時でも温かみを感じられるよう、白を基調にまとめて明るさを演出したリフォームを実現しました。

壁面のガラスブロックもアクセントになっており、おしゃれな空間を実現しています。


リノベーション費用

約60万円

工事期間

1週間

家族構成

夫婦+子ども2人

築年数

10年

種別

戸建て

施工

マエダハウジング府中店


リフォーム費用の目安を知って具体的に検討しましょう!

今回の記事では、工法や場所別にリフォーム費用の目安をご紹介しました。同じリフォームでも費用に開きがある場合がありますが、どのような場合に高額になるのかが分かっていると、予算も立てやすいのではないでしょうか。今回の費用目安を参考に、ぜひ具体的な検討を進めてみてください。広島で多くの実績があるマエダハウジングでは、事例別のリフォームやリノベーション費用のご紹介もできますので、是非一度ご相談ください。

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PROFILE この記事の監修者

前田 政登己
代表取締役社長 
前田 政登己
自動車メーカーからリフォーム業界に入るも「何ていい加減な業界なんだろう」という思いから1995年にリフォーム専門でマエダハウジングを創業。30年間、3万件以上の夢の住まいづくりに携わり、現在(2023年1月時点)9年連続広島県総合リフォーム売上1位(リフォーム産業新聞調べ)となる。「リフォームで家族の明るい会話を増やしたい」という思いから、リフォーム専門紙「広島の安心安全リフォーム」「広島リノスタイル」を出版。また、「中古を買ってリノベーション!」「困った空き家を生きた資産に変える20の方法」「漫画 失敗しないリフォーム・リノベーション」などの書籍も発行。 「経済産業大臣表彰 先進的なリフォーム事業者表彰」「中国地域ニュービジネス大賞優秀賞」にも選ばれた。