リフォームローンとはどんなもの?借り方・返済方法について
リフォームローンとはどんなローン?
リフォームローンとは、その名の通り、住宅のリフォーム・リノベーションの際に利用できるローンのことです。住宅ローンよりも審査の難易度は低いのですが、その分借入限度額が低く、また借入期間も短く金利が高い傾向にあります。
無担保型と有担保型の違い
リフォームローンには、無担保型と有担保型の2種類があります。
無担保型は、連帯保証人が不要で審査の際の手続きが簡素、ローンの審査期間も短く、速い所ではその日のうちに審査結果が出る場合があります。さらに、担保登録の際の事務手数料や保証料も必要ありません。その代わり、有担保型に比べると借入の金額は少なく、金利も高く、さらに借入期間が10~15年と短くなります。そのため、小規模のリフォームやリノベーションに適している、といえるでしょう。
一方有担保型は、自宅などを担保に登録することによって、低金利で多額のローンの借り入れが可能になります。無担保型の10倍ほどの借り入れが可能で、金利も無担保型よりも2%程度安くなります。さらに、最長35年と、長期借り入れも可能です。そのぶん審査基準が厳しくなりますが、低金利で多額の借り入れができるので大規模なリフォームを行うのに適しています。
変動金利と固定金利の違い
リフォームローンの金利は、変動金利と固定金利の2種類に分けられます。
変動金利には、年2回見直しがある「市場金利」が適用されています。今は比較的金利が低い時代なので変動金利が人気を集めていますが、金利が上昇するリスクがあるということは忘れてはいけません。
一方、固定金利は景気の影響にかかわらず金利が一定なので、ライフプランの計画が立てやすいというメリットがあります。ただし、市場が低金利の場合は、返済総額が変動金利型より多くなってしまう場合があります。
リフォームローンはどこで借りられる?
リフォームローンは、公的融資、銀行系、信販系の3つの機関で借入れが可能です。
公的融資とは、住宅金融支援機構や地方自治体など、公的機関が行っている融資です。他の借入れ先に比べると金利は安くなっていますが、その分審査が厳しくなっています。また、リフォームローンの利用額は全体の80%となっており、残りの20%は自己資金でまかなわなければいけません。
最も利用される可能性が高いのが、都市銀行、広島銀行やもみじ銀行といった地銀などで利用できる、銀行系リフォームローンです。一般的なローンよりも金利は低くなっており、借入額も大きく返済期間も長めに設定してもらえるため利用しやすい、というメリットがあります。
3つ目の信販系とは、信販会社が提供しているリフォームローンです。審査の日数が短く、比較的審査に通りやすいのがメリットですが、他の借入先に比べると金利が高いため、長期の返済には不向きです。
リフォームローンの返済方法を解説
リフォームローンの返済方法には、元利均等返済と、元金均等返済の2種類の方法があります。それぞれ詳しく解説していきましょう。
元利均等返済とはどんな返済法?
元利均等返済は、返済金額に含まれている元金が一定となっている返済方法です。元金が最も多い返済開始直後の返済額が最も高く、その後徐々に減少していきます。支払いはじめは返済額が多くなってしまいますが、支払総額は少なくて済む、というメリットがあります。
元利均等返済とはどんな返済法?
元利均等返済は、元金と金利を合計した総支払額を返済期間で割ったものを毎月の支払額とする方法です。毎月の支払いが一定なので返済計画が立てやすい、というのがメリットです。ただし、金利も含めて当分割しているので、元利均等返済に比べると元本のヘリが遅い、というデメリットがあります。
自分に合った借入れ・返済方法を!
リフォームローンと一口にいっても、借入れ方法や返済方法はさまざまです。ローンを組む前に、どのプランが最適かを考えるようにしましょう。
広島でリフォーム・リノベーションを多く手掛けているマエダハウジングでは、リフォームローンのご相談・シミュレーションも受け付けていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
PROFILE この記事の監修者
前田 政登己