事前に把握しておくと安心!中古物件を購入してリノベーションをする際の流れとは

事前に把握しておくと安心!中古物件を購入してリノベーションをする際の流れとは
最近は、中古住宅を購入して自分の理想の住まいにリノベーションをしたいと考えている方が増えてきています。しかしリノベーションをすることが初めての方も多く、実際に完成した家に住めるようになるまでに、どんな流れで何をすれば良いのかわからないという方がほとんどです。そこで今回は、リノベーションの目的を考えるところからリノベーションをし、完成・引っ越しするまでの基本的な流れやアフターサービスについて紹介していきます。

まずは基本的な流れをチェック!

まずは基本的な流れをチェック!.jpg
まず初めに、「中古を買ってリノベーション」を行う基本的な流れやポイントなどを紹介していきます。


1.リノベーションの目的を考える

リノベーションとは、住人の目的によって住まいに新たな機能や価値を加える工事のことをいいます。つまり最初に行うと良いのは、自分がリノベーションに何を求めるのか、その目的を考えることです。目的によって、購入する中古物件の選び方も変わってくるでしょう。
リノベーションの目的には、「設備や機器を一新したい」や「見た目を新しく、綺麗にしたい」などが多く挙げられます。そのほかにも、間取りを変更して生活しやすい空間づくりをしたり、耐震・防音・省エネなどの住宅性能を上げたりと、さまざまな目的があります。
限られた予算の中でリノベーションをスムーズに行い、後悔のない住まいにするためには、中古物件を購入する前に目的を明確しておくことが大切です。


2.中古物件選び・購入

リノベーションの目的を考えたら、次に行うのはリノベーションの対象となる中古物件を選ぶことです。物件選びは、理想の住まいを手に入れるためにとても重要。中古マンションをリノベーションしたいと思っている方は、選ぶときに築年数やマンションの構造、共有部分の管理などに重点をおくことをおすすめします。
マンションの場合、共有部分は勝手にリノベーションしてはいけません。共有部分とは、自分の専有部分以外の付属部分や建物部分のことで、ベランダやバルコニー、玄関扉などが含まれます。
中古戸建の場合は、物件に白アリ被害がないかを確認しておくと良いでしょう。また、土台・床・柱・壁・屋根などの全てを支える基礎部分に問題があれば、耐震性や耐久性にリスクを持つことになります。特に築年数が経っている物件は、基礎に不具合がないかもチェックしましょう。
リノベーションは、物件の広さや間取り、階数などで料金が上がる場合があるということも、物件選びの際の参考にしてみてください。


3.住宅ローンを組む


気に入った物件が見つかったら、住宅ローン事前審査や不動産売買契約、住宅ローンの本審査を行います。全てを通過したら、金融機関と住宅ローン契約を結びましょう。ローンには、住宅ローンや住宅購入費用とリノベーション費用を一本化したローンの他に、リノベーション専用ローンとして「リフォームローン」があります。それぞれにメリットやデメリットがあるため、リノベーションを考えている方は、自分に最適なローンの組み方ができるよう事前に調べておくと良いかもしれません。


4.プランを立てる


リノベーションのプランを立てるにあたり、設計士は依頼者の家族構成や趣味、大切にしていることなど、あらゆることをヒアリングして、ご依頼者がどんな暮らしを望まれているのかを把握していきます。また、対象となる現場調査をし、設備関係の確認や採寸、竣工図の確認なども行い、ヒアリング内容と現地調査をもとに初回のプラン提案をします。
提案を受けたら、一緒に確認をしていきましょう。初回は、2~3案ほど提案することが多く、ご依頼者からフィードバックを受けながらプランの詳細を詰めていきます。プランを立てる際には、先に予算がオーバーすることなどはあまり考えず、一度要望を全て伝えるようにしましょう。プラン立てでは、限りなく理想の住まい像に近付けていくことが大切です。また、あらかじめ家族でだいたいの意見を出し合って家作りの希望の整理をしておくことで、より納得の仕上がりに近づきます。さらに、イメージとして好みの空間やテイストなどの写真を設計士に共有することも、言葉では表現しにくいニュアンスがわかりやすく伝わるため、おすすめです。


5.見積もりの確認

打ち合わせを重ねてできたプラン通りに進めるといったいどのくらいの費用がかかるのか、見積りの確認を行っていきます。このとき、予算オーバーしている場合は、やりたいことに優先順位をつけ、設備グレードを下げたり取捨選択をしたりと、リノベーションプランの調整が必要です。見積りを確認しながら、予算内に収まるように調整を行い、最終的に納得のいくプランを確定させましょう。見積書のチェックは、担当者と一緒にリフォームをする場所を見ながら指差し確認をすることがおすすめです。どこの部分まで見積書の内容に含まれていて、工事部分や作業の領域はどこまでかなど、見積書上で不明点があれば必ず質問しましょう。わかりにくい場合は、仕様表や図面を活用してもらっても良いかもしれません。リノベーション会社と、プランや設備、支払方法などの細かな点について取り決め、工事の正式契約を結びます。


6.施工スタート!

正式契約が結ばれると、ついに施工スタートです。プランと工程表をもとにし、職人たちが理想の住まいを作り上げていきます。しかし、施工が始まり実際に建物を解体すると、現地調査では見つからなかった不具合や劣化が見つかることもあるでしょう。また、竣工図と異なっていて、プラン通りにいかないことも。そうなった場合は、現場の状況に合わせて一部プランを変更することになるかもしれません。また、工事は騒音の発生や工事車両の駐停車などで、近隣住民への影響が大きくあるものです。何も知らせずにいきなり工事を始めてしまうと、近隣トラブルへと発展してしまう可能性も考えられます。トラブルを事前に防ぐためにも、工事が始まる1週間程前には近隣挨拶をしておくと良いでしょう。


7.完成・引っ越し


工事が一通り終了したら、リノベーション会社立ち合いのもと、竣工検査と施主検査を行います。このとき、図面通りになっているか、傷が付いていないか、照明や水回りなどの動作はしっかり作動するかなど細かくチェックし、気になる点が見つかれば遠慮なく伝えましょう。入居後になると、業者も対応ができなくなってしまうため注意が必要です。そして、問題がなければ完成した住居の引き渡しが行われ、いよいよ入居に移ります。引っ越しの段取りは、工期から逆算してスケジュールを立てることがおすすめです。


マエダハウジングならアフターサービスも充実!


リノベーション会社を選ぶときの重要なポイントのひとつに、十分なアフターサービスがあるかどうかが挙げられます。住み始めてから何か困ったことがあったとき、アフターサービスに頼ることができると助かりますよね。マエダハウジングでは、お客様に安心いただけるよう、アフターサービスも充実させています。例えば、給排水管の漏水や電気配管の結線不良、ユニットバスの漏水には5年の保証期間を、床や壁、天井下地の剥がれには2年の保証期間を設けています。最長5年保証は、徹底した検査と厳しいチェック体制で、ご安心いただけるサービスです。


流れを把握しスムーズに行動しよう

中古物件を購入してリノベーション住宅に入居するまでには、複数の工程があり、一見大変に思われる方もいるかもしれません。しかし、理想の住宅を手に入れるためには、慎重に後悔のないように進めていきましょう。あらかじめ流れを把握しておくと、焦らずスムーズに対応できることもあります。分からないことがあれば、その都度担当者やプロに相談をしていくことがおすすめです。広島でリノベーションをしようと考えている方は、是非一度マエダハウジングをご検討くださいね。


理想の暮らしがきっと見つかる、
事例集・資料集をプレゼント

お電話でのお申し込み

PROFILE この記事の監修者

前田 政登己
代表取締役社長 
前田 政登己
自動車メーカーからリフォーム業界に入るも「何ていい加減な業界なんだろう」という思いから1995年にリフォーム専門でマエダハウジングを創業。30年間、3万件以上の夢の住まいづくりに携わり、現在(2023年1月時点)9年連続広島県総合リフォーム売上1位(リフォーム産業新聞調べ)となる。「リフォームで家族の明るい会話を増やしたい」という思いから、リフォーム専門紙「広島の安心安全リフォーム」「広島リノスタイル」を出版。また、「中古を買ってリノベーション!」「困った空き家を生きた資産に変える20の方法」「漫画 失敗しないリフォーム・リノベーション」などの書籍も発行。 「経済産業大臣表彰 先進的なリフォーム事業者表彰」「中国地域ニュービジネス大賞優秀賞」にも選ばれた。