リノベーション中の仮住まい~引越しまでの段取りと手続きは?

リノベーション中の仮住まい~引越しまでの段取りと手続きは?
今の住まいをリノベーションする場合、工事中に生活する仮住まいの手配が必要なケースがあります。この記事では、仮住まいへの引越しから新居への入居において、必要な段取りや手続きをまとめています。転居となると「ペットは連れていける?」「荷物は全部入る?」など、心配ごとも多いでしょう。今回は、手続きと合わせて気になるポイントも解説しています。是非、リノベーション中の仮住まい検討や引越し計画にお役立てください。

仮住まい~引越しまでの段取りは?


リノベーションの計画がスタートしたら、工事期間中に生活する仮住まいの検討をしましょう。また、段取りをあらかじめ整理しておくと、スムーズな引越しが可能です。仮住まいへの引越しは、以下のように進めます。

1.仮住まい検討・決定
2.引越し業者選定・荷造り
3.各種手続き
4.荷物預け入れ(トランクルームを利用する場合)
5.引越し


建築計画がスタートしたら仮住まいの検討を

工事のスケジュールを確認して、仮住まいの検討や手配を行います。物件を検討する際は、いくつかのポイントを押さえることが大切です。また、希望の条件に合った物件がすぐに見つかるとは限らないため、早めの検討をおすすめします。
ここでは賃貸物件での仮住まいを想定して、検討のポイントを整理しています。

<検討のポイント>
・物件の広さ(荷物を全部持って行くかどうか)
・初期費用
・短期解約による違約金

物件の広さは家族の人数や家財の量によって決めますが、今の住まいの家財を全て仮住まいに持ち込むかどうかも含めて検討しましょう。
季節外の衣類や家電など、仮住まいでの生活に不要なものをトランクルームに預けることで、広い物件を借りるより費用を抑えられるケースがあります。
賃貸物件を借りる場合には、一般的に敷金・礼金といった初期費用必要ですが、初期費用がかからない物件がないか不動産会社に相談してみるとよいでしょう。また、物件によっては解約時に違約金が発生する場合があります。短期間での解約前提の仮住まいであることを伝えて、確認しておくと安心です。
仮住まいでも快適に過ごしたいところですが、費用を抑えるには「一時的に滞在する仮の住まい」であると割り切ることも大切です。


仮住まいへの引越し準備

仮住まいが決まったら、早めに荷造りに取りかかりましょう。
リノベーション後の新居に必要なものだけを残し、この機会に不要品を処分することをおすすめします。トランクルームを利用する場合は、仮住まいに運ぶものと分けて目印を付けておくと、引越し作業がスムーズです。
粗大ごみの収集を手配する場合は、早めに手続きしておきましょう。自治体によっては、収集の予約から引き取りまで日数がかかる場合があるため注意が必要です。引越しが近づいたら、ご近所への挨拶もお忘れなく。工事の期間もお伝えしておくとよいですね。


各種手続きについて

仮住まいへの引越しが決まったら、各種手続きも忘れずにしておきましょう。転居先で使用しない場合は、休止手続きという方法もあります。

<主な手続き>
・郵便物の転送届
・ライフラインの停止(電気・ガス・水道※)
・インターネット回線の契約変更
・NHK受信料の住所変更
・宅配サービスの住所変更
※水道に関しては、工事に使用することもあるため工事の担当者に確認しましょう。


仮住まいでの生活~新居への引越し


仮住まいへ転居の際は、ゴミの収集をはじめ転居先の自治体のルールやサービスを確認しておきましょう。

仮住まい~新居への引越しは以下のように進めます。
1.荷造り
2.各種手続き
3.引越し
4.荷物引取り(トランクルームを利用する場合)

荷造りの際は、新居の間取り図の部屋ごとに番号を振り、梱包したダンボールに部屋の番号を記入しておきましょう。当日は引越し業者に間取り図を渡し、番号の件を伝えておくことで搬入作業がスムーズに進みます。


仮住まい中の気になるポイント


仮住まいの際に気になるポイントを、3つまとめました。短期間で往復する特殊な引越しになるため迷うことも多いかもしれませんが、早めに確認しておきましょう。


住民票の異動はすべき?

法的には、仮住まいでの生活が1年以上になる場合、転居転入手続きが必要です。住民票を異動させる際は、運転免許証や健康保険証など関連する手続きも一緒に行いましょう。
1年未満の短期間であれば異動手続きは不要ですが、デメリットもあります。転居先の自治体のサービスが受けられないケースや、確定申告など住民票上の住所で行う手続きもあるため注意が必要です。


仮住まい中ペットはどうする?

仮住まい中のペットの住まいについても、とても気がかりなことではないでしょうか。ペット可の物件を探すとなると選択肢が少なく、タイミングよく見つかるとも限りません。
早めに物件探しを始めることはもちろん、見つからなかった場合に備えて他の預け先やペットホテルの検討も進めておきましょう。


仮住まいに荷物が全部搬入できない場合は?

仮住まいの物件に荷物が全部入りきらない場合は、トランクルームなど別の場所に保管する方法があります。
引越しと荷物の一時預かりがセットになったプランを扱う業者もあるため、引越し業者を選定する際に問い合わせてみるとよいでしょう。引越し業者のプランを使うメリットは、荷物を自分で搬入する必要がなく引越しと同時に完了すること。デメリットは、預けた荷物を自由に出し入れできない場合が多いことです。また、保管環境が預けたい荷物の条件に合わないことがあるため、事前の確認が必要になります。


仮住まいの準備はお早めに

リノベーションの計画が具体化してきたら、早めに仮住まいの検討に入りましょう。ペットを飼っていらっしゃる方は、特に早めの準備が必要です。早くに段取りを整えておくことで、仮住まいや新居での生活がスムーズにスタートできるでしょう。広島でのリノベーションの際、マエダハウジングでは、タイミングが合えばモデルハウスへの仮住まいサービスもご提供しています。リノベーション計画中の方は、一度担当者にご相談ください。


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PROFILE この記事の監修者

前田 政登己
代表取締役社長 
前田 政登己
自動車メーカーからリフォーム業界に入るも「何ていい加減な業界なんだろう」という思いから1995年にリフォーム専門でマエダハウジングを創業。30年間、3万件以上の夢の住まいづくりに携わり、現在(2023年1月時点)9年連続広島県総合リフォーム売上1位(リフォーム産業新聞調べ)となる。「リフォームで家族の明るい会話を増やしたい」という思いから、リフォーム専門紙「広島の安心安全リフォーム」「広島リノスタイル」を出版。また、「中古を買ってリノベーション!」「困った空き家を生きた資産に変える20の方法」「漫画 失敗しないリフォーム・リノベーション」などの書籍も発行。 「経済産業大臣表彰 先進的なリフォーム事業者表彰」「中国地域ニュービジネス大賞優秀賞」にも選ばれた。