リノベーションする際の注意点は?一戸建てやマンションなど物件別にご紹介

リノベーションする際の注意点は?一戸建てやマンションなど物件別にご紹介
新築よりも低価格で手に入ることが多い中古物件を、おしゃれにリノベーションしてマイホームにしようと計画している方もいるのではないでしょうか。しかし、いざリノベーションをしようと思い立っても、右も左もわからないままでは不安もあるでしょう。そこで、せっかくのマイホームをより理想的な形で作るために、一戸建てと分譲マンションといった物件別にリノベーションする際の注意点をご紹介します。

一戸建てのリノベーションで注意したい点

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一戸建ては、ひとつの住宅が独立した形で存在しているため、足音などを気にせずに生活できたり、庭付きだったりといったメリットがあります。そんな一戸建てをリノベーションする際に注意したい点を、まずはご紹介しましょう。


一戸建住宅の修繕レベルを確認


一戸建てのリノベーションを行う際、まずは基礎や壁などがどのような状況なのかを確認する必要があります。基礎がしっかり整っていれば内装に十分な予算を当てることができますが、腐食が進んでいる場合には、修繕工事が必要になるため予算オーバーしてしまう可能性があり、注意が必要です。 また、中古の一戸建てには、壁に断熱材が入っていないことが多いため、基礎と一緒にチェックしておくと良いでしょう。断熱材は、室内の気温をある程度調整してくれる他、素材によっては湿気対策や防音効果が期待できるものもあります。そんな断熱材を壁に入れる作業は時間と費用がかかるため、予算オーバーや新たに工事をしなければならない手間が発生する可能性も把握しておきましょう。 一戸建てをリノベーションする際は、築年数はもちろん、どの程度修繕が必要か、現場に足を運ぶなどして目で見て確認することが失敗しないためのコツ。とはいえ、独断で見極めるのは難しいため、プロに相談して修繕レベルを確認すると安心です。


耐震強度の確認も注意ポイント


一戸建てのリノベーションでは、基礎や壁の修繕状況に加え、耐震強度も確認しておきましょう。特に、1981年より前に建築された物件の場合、旧耐震基準に基づいて建設されていることがほとんどのため、いざ地震が起こったときに建物が耐えられない可能性があります。この危険を見逃したままリノベーションを行えば、せっかくのマイホームに安心して暮らせないこともあるため注意しましょう。耐震強度に不安が見つかった場合は、耐震リフォームを行わなければならないため、その分の予算を確保しておく必要があるのも注意したい点です。


分譲マンションのリノベーションで注意したい点

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防犯面や利便性などの観点から人気がある分譲マンションですが、リノベーションする際にはどんなことに注意すればいいのかを見ていきましょう。マンションならではの注意点があるため把握しておいてください。


リノベーションできない箇所がある

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一戸建ての場合は、ほとんどの箇所がリノベーション可能ですが、分譲マンションはリノベーションできない箇所があるため注意が必要です。例えば、ベランダやバルコニーなどがリノベーションできない代表的な箇所。これらの箇所は、共有部分と呼ばれており、住民が共有して使うスペースのため基本的にはリノベーションはできません。 また、マンションは個人の判断で勝手にリノベーションすることが難しいケースがほとんどです。分譲マンションのリノベーションを行う場合は管理組合などに申請を行うことが一般的なので、勝手に工事を開始しないように注意しましょう。


近隣住民へのあいさつ


分譲マンションの場合、すぐ隣には別の住民が生活しています。そのため、リノベーションを行う際に発せられる騒音などで、他の住民に迷惑をかけてしまうのは明白です。ご近所トラブルを避けるため、工事を開始する前にあいさつに行くようにしましょう。


賃貸マンションのリノベーションで注意したい点


リノベーションは購入物件のみで可能と考えている方も多いかもしれません。実際に多くの賃貸契約では、「原状回復」という住宅退去時に借りた状態に戻すことを義務付けられています。しかし、場合によってはリノベーションが可能の賃貸マンションもあるのです。


大家さんとの交渉によっては可能


大家さんによっては賃貸マンションでもリノベーションが可能となるケースがあります。事前に範囲や程度を大家さんに確認・交渉しておくことで、原状回復義務を免除してもらえることもあります。ただ、リノベーションは可能でも原状回復義務は発生するという場合もあるため、注意が必要です。


リノベーション可能の契約形態


最近は「借主負担DIY型」という、原状回復をしなくても良い賃貸住宅も出てきており、この契約形態ではDIYやリノベーションが可能です。リノベーション範囲も広く、水回りの改修や間取り変更までできることも。しかし、不動産会社や大家さんなどの貸主としては、リノベーションされた住宅で次回以降の入居者が利用することとなるため、建物の耐久性が下がるなどがあっては困ります。そのため、範囲やどのようにリノベーションするのかといった入念な話を貸主とするのが一般的とされています。


理想のリノベーションハウスを手に入れよう


一戸建てや分譲マンション、賃貸マンション、それぞれの注意点について紹介しました。より理想的なリノベーションハウスを手に入れるためには、基礎などの簡単に見えない部分やリノベーションできる範囲について、しっかり確認することが大切です。広島でリノベーションを検討している方は、マエダハウジングにまずはお気軽にご相談くださいね。

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PROFILE この記事の監修者

前田 政登己
代表取締役社長 
前田 政登己
自動車メーカーからリフォーム業界に入るも「何ていい加減な業界なんだろう」という思いから1995年にリフォーム専門でマエダハウジングを創業。30年間、3万件以上の夢の住まいづくりに携わり、現在(2023年1月時点)9年連続広島県総合リフォーム売上1位(リフォーム産業新聞調べ)となる。「リフォームで家族の明るい会話を増やしたい」という思いから、リフォーム専門紙「広島の安心安全リフォーム」「広島リノスタイル」を出版。また、「中古を買ってリノベーション!」「困った空き家を生きた資産に変える20の方法」「漫画 失敗しないリフォーム・リノベーション」などの書籍も発行。 「経済産業大臣表彰 先進的なリフォーム事業者表彰」「中国地域ニュービジネス大賞優秀賞」にも選ばれた。