マンション工事の注意点は?リフォームを行う前にチェックしよう

マンション工事の注意点は?リフォームを行う前にチェックしよう
マンションを購入して年数が経過すると、劣化箇所が出てきたり、使い勝手が悪い場面が増えたりしてきます。これからも快適に過ごすために、リフォームやリノベーションを検討する人も多いでしょう。 この記事では、マンションでの工事の注意点について紹介します。工事前に確認しておきたいポイントや、工事中のトラブルへの備えなどをまとめました。これからマンションのリフォームやリノベーションを検討している方は、是非参考にしてください。

マンションのリフォームやリノベーションで気をつけるポイント

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マンションのリフォームやリノベーションを検討する際、まず確認したいのがマンションのルールです。マンションでは、一軒家と異なり「区分所有法」に基づいた管理規約と使用規則が設けられています。これは、マンションが「専用部分」と「共有部分」に分かれているためです。

専用部分は、入居者の部屋などの独立した空間、入居者のみが使用する箇所を指します。一方、共有部分は他の住民と共同で利用する箇所で、エレベーターやエントランスなどです。
なお、入居者のみが使用するため間違えやすいですが、ベランダやバルコニーは専用使用権が認められた共有部分となるため注意しましょう。

このように、リフォームやリノベーションができるのは専用部分のみであることを念頭に置いて、リフォームやリノベーションを検討しましょう。ルールに違反してしまうと、工事の中止などを求められてしまうことも。先に知っていれば...とならないよう、事前にしっかり確認しておきましょう。


マンションリフォーム工事着工前の注意点

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マンション工事をスタートする前には、許可取りや挨拶まわりも重要です。ここでは、工事中のトラブルを避け、リフォームやリノベーションを予定通りに進めるための注意点をまとめました。


管理組合の許可が必要

マンション工事をはじめる前には、必ず管理組合(管理者)から許可をもらう必要があります。管理事務所に、工事申請書の他、工程表や図面などを提出します。これらを提出して許可を得ることが、マンションにおけるリフォームやリノベーション工事の大前提です。


近隣住民への挨拶

リフォームやリノベーションの工事は大規模になることが多く、騒音や振動によるトラブルが発生しやすくなるため、工事前には近隣住民への挨拶を忘れずに行いましょう。挨拶では、工事期間や音や振動についてだけでなく、搬入や搬出での人の出入り、塗装による臭いの可能性も含めて伝えておくことをおすすめします。


共用部分の養生

多くのマンションでは、搬入や搬出経路の共用部分である廊下、エレベーターの養生が必要です。管理組合(管理者)との相談が大前提となるため、こちらも事前に相談、確認しておきましょう。


マンションリフォーム工事中の注意点

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マンションリフォームでは、リフォームする箇所だけでなく、用いられる素材や工事の方法についても注意点があります。


共用部分の変更

先にも触れましたが、マンション工事ではリフォームやリノベーションできる箇所が決まっており、住民が共同で利用する「共用部分」は変更することができません。なかでも注意したいのが、玄関ドアや扉や窓のサッシです。

玄関ドアの外側は共有部分になるため変更不可。サッシも、色を変えたり形状を変えたりすることは原則禁止されています。また、補助鍵を取りつけるために扉や枠に穴を開ける、エアコンを設置するために穴を開ける、といったこともできません。間取りの変更をしたい場合などは、既に空いている穴を使うようにしましょう。


コンクリート部分を巡るトラブル

マンションは主にコンクリートを使って建てられています。このコンクリート部分も共有部分となるため、工事することは原則禁止です。削る、穴をあける他、釘やネジを打つこともできないため、知らずにコンクリートに手を加えてトラブルを招くことのないよう注意しましょう。


床材のトラブル

多くのマンションではフローリング床が採用されていますが、この貼り替えの際にも注意が必要です。マンションによっては床の衝撃音(L値)に制限が設けられているケースがあるため、値に沿ったフローリング選びをしなければなりません。 制限がないケースでも、下階の住人とのトラブルを避けるため、フローリング選びは慎重に行うようにしましょう。


電気やガスの設備工事を巡るトラブル

リフォームを機に、新しい家電を取り入れたい方もいると思います。その際に注意したいのが、マンションの電気やガスの容量です。マンション全体や各戸で電気容量やガス給湯器の大きさが決まっていることも少なくありません。希望の設備が使えるかどうか、事前に確認しておく必要があります。
また、設備工事の際には普段隠れている配管の状態もチェックしましょう。工事中に見られる状況であるにもかかわらず確認を怠ると、後になって配管の劣化による漏水などでトラブルにつながる可能性があります。


マエダハウジングならマンション工事の注意点もしっかりサポート!

リフォームやリノベーションは工事の前後で行うべきことや注意点が多くあります。マンション工事ならではの注意点もあるため、しっかり確認、準備することが大切です。
マエダハウジングでは、施工前~施工後までお客様をしっかりサポート。広島でマンションリフォームを検討している方は、安心してお任せください。
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PROFILE この記事の監修者

前田 政登己
代表取締役社長 
前田 政登己
自動車メーカーからリフォーム業界に入るも「何ていい加減な業界なんだろう」という思いから1995年にリフォーム専門でマエダハウジングを創業。30年間、3万件以上の夢の住まいづくりに携わり、現在(2023年1月時点)9年連続広島県総合リフォーム売上1位(リフォーム産業新聞調べ)となる。「リフォームで家族の明るい会話を増やしたい」という思いから、リフォーム専門紙「広島の安心安全リフォーム」「広島リノスタイル」を出版。また、「中古を買ってリノベーション!」「困った空き家を生きた資産に変える20の方法」「漫画 失敗しないリフォーム・リノベーション」などの書籍も発行。 「経済産業大臣表彰 先進的なリフォーム事業者表彰」「中国地域ニュービジネス大賞優秀賞」にも選ばれた。