地震のたびに揺れがひどく、使い勝手にもやや不満を感じていたのでリフォームすることにしました。耐震工事としては、筋交いや床補強、火打ち金物の取り付けなどで万全に。キッチンと和室を合わせてリビングキッチンにしたり、生活動線を考えた水回りスペースにするなどの変更により、家事もスムーズにできるようになりました。年をとっても物をかたづけやすいように、和室にプールのような収納スペースを造っていただいたのも良かったですね。そして、お気に入りなのに置き場所がなかった鏡をどうにか使えないか相談したところ、造作洗面台として活用していただけました。これは本当にうれしかったですね。「リフォーム大賞があれば、うちが一番だね」と家族で話しているほどです。
リフォーム よもやま座談会 第5回
~体験者が本音で語り合う~
リフォームよもやま
座談会 第5回
リフォームを経験した3家族4人による本音トーク。今回は、女性ならではの視点による感想についても多く聞くことができました。
今回ご参加いただいた方々
宮島さま
安芸郡府中町
リフォーム:1階全面、耐震工事
矢野さま
広島市南区
リフォーム:トイレ、洗面、浴室、玄関
藤村さま
広島市南区
リフォーム:浴室、LDK、1階和室2部屋、外壁塗装
耐震設計と暮らしやすい間取り変更
お気に入りの鏡も理想的な形で復活
宮島さま
広々として落ち着きのあるLDKと和室
お気に入りの鏡をはめ込んだオリジナルの洗面化粧台
掃除のしやすさも考えられた女性ならではのリフォーム
矢野さま
水回りなど設備の老朽化や収納スペースの不足がリフォームの動機でした。マンションなので、広く見せたいという要望もあり、白を基調とした明るく広い空間に、という提案をしてもらってまずは水回りを改築。トイレの壁は光沢あるパネルを貼ってもらったのですが、掃除がしやすいようにと元のキッチンパネルを再利用してもらいました。これはメンテナンスまで考慮した、女性ならではの視点ですね。それから、気になっていた玄関収納を、天井までシューズクローゼットにして、扉のデザインまでイメージ通りにしてもらいました。同じマンションに住む方が毎日のように見に来られて、「同じ間取りでこんなに変わるのね」と驚いたようにおっしゃって下さるんですよ。
キッチンパネルを再利用したトイレはスッキリとした印象に
白を基調とした浴室
自分らしいおもてなしができる、心に描いていた空間づくりを実現
藤村さま
テーブルコーディネートの教室開設を目的としたリフォームを行うにあたっては、楽しみながら居心地のいい空間にしたいという思いが強くありました。「自分が生徒だったら、こういう教室だと楽しいだろうな」という夢を叶えたかったんです。その要望はすべて実現できました。以前使っていたふすまが気に入っていて、そのことを伝えると「空間に調和するから使った方がいい」というアドバイスをいただいて、うまく蘇らせてもらえたのもうれしかったです。そうして満足のいく空間ができあがったので、他の場所もキレイにしたいと思うようになり、追加でトイレとキッチンのリフォームをお願いしました。自分らしいおもてなしができる空間が実現できて大満足です。
家族や友達、生徒が集うリビングは光溢れる空間に
教室として利用している空間の一角
自分の意見を伝えられて心から信頼がおけるそう確信できた人に依頼
司会者
それぞれにリフォームを決断したきっかけがあると思います。まずはそれからお聞かせ下さい。
宮島様
とにかく悪条件のオンパレードでした。建て替えや別の土地を購入して新築などの選択肢も考えましたが、子供たちが今の家に愛着をもっていたし、予算面も考えてリフォームすることにしたんです。
藤村様
隣家が外壁の塗装工事をされたのを見て、築18年の我が家もキレイにしようと思い、「どうせやるなら一気に」と決意しました。
矢野様
うちは築20年以上のマンションで、そろそろ水回りを一新したいと思ったのがきっかけです。その内、「玄関の収納ボックスも...」と思い始め、結局玄関から水回りまで全部リフォームしていただきました。
司会者
リフォーム業者の選定は、何が決め手になりましたか。
サニタリーは淡いピンクを用い爽やかに
宮島様
業者さんとは家が近く、ご近所の方も多く利用されていて、以前からよく知っていました。他社にも細かいリフォーム提案内容と見積もりは出していただいて、金額的にはそれほど変わりませんでしたが、最終的には担当スタッフの方の提案内容と人間性で決めました。
藤村様
業者選びは主人に任せていて、インターネットで調べると、家に近く、HPに今までの実績が多く載っていたこと、そして実際に私が会った時のスタッフの印象がとても良かったことで決めました。
矢野様
営業担当の方が私のマンションを回られていて、その時は玄関先で少し立ち話をしました。その後、私のリフォーム決断と担当者さんが声をかけて下さったタイミングが一緒だったんですね。それで色々とお話をしている間に、「この方なら十分わがままを聞いてもらえるんじゃないかな」と思ったのが理由です。
和室の床下全部を収納庫に
司会者
心から信頼できるということが大きい要因だったようですね。
宮島様
「この人になら親身になって要望を受け入れてもらえる」と思える人でないと難しいですね。
矢野様
留守中に家の鍵を預けられる人でないといけませんから、信頼関係を築けるかどうかということはとても大切だと思います。
担当が女性スタッフだと同じ目線で考えてもらえ、希望も伝えやすいですね
司会者
リフォームは主に奥様の主導権で行われたのでしょうか。
宮島様
家のリフォームには、やはり家事を担当する時間が多い女性の感覚が大切。だから担当スタッフが女性だと、色々と細かい部分が見えるし、要望も伝えやすいと思います。
藤村様
自分の家は自分が一番よく知っているものですが、担当スタッフの方は何度も足を運んで我が家の状態を知っていただくことになりますよね。そうすることで客観的に見てもらえると同時に、我が家の一員のようにここに住むことを想定しながらコーディネートしていただいているようで、うれしかったです。
矢野様
担当スタッフが同じ主婦の目線をもっておられて、予算配分にも主婦ならではのバランス感覚でお話できたことも良かったです。
「何年後かもう一度...」次のリフォームを見据えて夢はさらに大きく
司会者
皆さん、満足のいくリフォームができたようですね。
宮島様
照明をもっと付けた方が良かったなと思えるところもありましたが、それは次回のお楽しみ。しばらくはこの空間をもっと生かした暮らしができればと思っています。
藤村様
10年たてば子供たちが独立して夫婦二人になるので、老夫婦が快適に過ごすための床暖房なんかを入れてみたいですね。
矢野様
マンションという限られた空間を今度はワンフロアにしたいと思っていて、実は色々構想中。限られた空間でこそリフォームの腕が生きると思うので、どんなアイデアが出してもらえるのか期待しています。
空間を彩るアイテム