戸建住宅全面リフォーム

No.1191 2度目のリノベで求めたのは”いい塩梅な”スタイリッシュ感と断熱性向上による快適な住空間

2023.09.04
広島市東区 M様

キッチンがあった位置にダイニング使いにもできる造作カウンターを設けたリビング。元は色の濃い床材だったが木目の美しい無垢材をヘリンボーン張りにしている


玄関は下駄箱を撒去して新たに可動棚を3列設置。靴やヘルメット、サングラスなどのアクセサリー類もショップのような見せる収納に


西日が強く、特に夏は暑かったリビングには、内窓を取り付けることで極端な暑さ寒さが和らいだ。窓側に設けた造作カウンターの一角にはご主人のパソコンスペースと造作棚を。ミッドセンチュリ一家具の代表的名作・シェルチェアはマージナルでオーダーするなど、照明を含むインテリアの選択にもセンスが光る。壁のクロスは、以前のマンションでは濃いネイビーカラーを多く使っていたが、今回は落ち藩いたトーンのグレーが中心




8年前にリノベーションしたマンション
天井を抜いてコンクリートをむき出しにし、ご夫婦の好きなネイビーを随所に使ったLDK


TOTOのシステムキッチンはハイグレードなものを選んで上質感漂う空間に。以前のキッチン収納は棚に並べる形だったが、ホコリが気にならないよう扉付きのつり戸を選択


ウォークインクローゼットだった場所はパントリーに変え、可動棚を設置


ダイニングキッチンからフリースペースにかけての天井はコンクリートを剥き出しにし、ご夫婦好みの雰囲気に。キッチンにはダイニング扱いできるカウンターを設置したので、配膳がスムーズ。フリースペースとの間は、階段状の造作収納と長尺シート張りの床で緩やかに問仕切りしている


M様が「1階以上に断熱の力を感じる」という寝室。窓側にはご主人自ら製作した収納棚を配置した。床は温もりを感じる木目が印象的な塩化ビニールのフロアタイル張り


寝室奥にある大容量のウォークインクローゼットは、ご夫婦の衣類を収納。奥はコートなど丈の長い服を掛けておくための専用スペース


天井から壁へとつながる電気配線、壁のクロスをネイビーカラーにするなど、以前のマンションの雰囲気を再現したような洗面脱衣室。洗面台は水を吸収しにくい集成材で造作


必要以上に広かった1階のトイレは、縮小してもゆとりある広さを維持


外壁はコーキングの色に近いグレーに塗装し直し、屋上は防水を施した

リフォームのポイント

01.前回のリノベを基本にプランニング

満足度が高く、リフォームコンテストで受賞した前回のリノベーションと同じテイストを基本としつつ、かっこ良さを少し和らげて今のご夫婦が暮らしやすい家に

02.快適性向上のために断熱リフォーム

30年以上前のRC造の家のため断熱性が足りておらず、結露防止や快適性向上を図るべく、二重サッシや内窓の設置、断熱材の施工などによる断熱リフォームを実施

03.キッチンは西から東へ位置を移動

夏の西日がきつかったため、ダイニングキッチンを東側に配置。背後にパントリーを確保し、ダイニング扱いできるカウンターを設置するなど、使い勝手の良さも追求

04.程よく取り入れた"見せる収納"

前回はショップディスプレーのように"見せる収納"を貫いたが、キッチンのつり戸に扉を付けたり、場所によっては扉なしの収納棚を置いたりと、収納スタイルを使い分けた

間取り

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リフォーム概要

リノベーション費用 約2,000万円
(外構工事含む)
種類 戸建て
築年数 約31年
延床面積 140㎡(42坪)
施工面積 113㎡(34坪)
施工箇所 2階の一部を除く全面
工事期間 3カ月
家族構成 夫婦
施工 マエダハウジング八丁堀店
動画はこちら https://www.youtube.com/watch?v=mYrZIi17I-o

リフォーム前

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リフォームを終えて

スタイリッシュさと快適性を両立したリノベーション

前回のリノベーションを踏まえ、私たちが好む雰囲気を完全に理解してくれていたので、あまり悩むこともなく提案も的確。"ちょうどいい"かっこ良さを実現しつつ、断熱性の向上で心地良く過ごせる家になりました。