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No.1070 広島市佐伯区 T様邸 戸建全面リフォーム事例
陸屋根だった場所を安全で快適な自宅内のアウトドアリビングに
リフォーム前
フラットルーフ | フラットルーフ |
キッチン | 外観 |
開放的な屋上庭園に、お子さんたちの歓声が上がるT様邸。2階リビングの吹き抜けを利用して3階建てに変更するという難しいリフォームで実現した、家族の笑顔が広がる住まいだ。 最初のきっかけは「吹き抜けの3連FIX窓を開閉できるようにしたい」という願いだった。北向きの窓で明かり取りとしては最適だったが、南向きの片流れ屋根に熱気が溜まり、リビングが暑くなるのがネックだった。北向きの窓が開けば山からの冷たい風が入り、快適に過ごせる。そのためには階段を造って窓を変える必要がある。「せっかく階段を造るなら、ロフトや物置きを設けて陸屋根の上をルーフバルコニーにできればいいね」というアイデアが浮かんだ。コロナ禍で外出できないお子さんたちが、安心して遊べる場所を与えたいという親心も背中を押した。
しかし、計画は難航する。3階建てへの変更に加え鉄骨造という制約もあり、相談した2社からはいい返事がもらえなかった。「次がダメなら諦めよう」とわずかな望みを託したマエダハウジング五日市店で物語が動き始めた。
吹き抜けにロフトを設けるため、荷重を支える構造体から検討して床を支える梁を新しく設けたほか、増築部分も社内の一級建築士が検討した上で、関係する役所に確認もしながらプランニング。ロフトは屋根に近いため、夏の暑さ対策は必須。壁や天井の断熱材をはじめ、狭い場所にうまく設置したエアコンや、感染症対策の意味でも重要な換気扇は、温度や湿度をある程度保ちながら換気できる三菱電気「ロスナイ」を採用して快適空間を実現した。
階段は、アイアンと木の組み合わせが好きな奥様の希望に応え、大工と家具職人が共同で造作。階段の勾配に合わせてアイアンと木の手すりを組み合わせた。アイアンと梁の鋼材との統一感で、空間を引き締める効果も生み出している。
バーベキューを楽しんだり、お月見をしたり、本を読んだり、家族みんなのリラックススペースとなった屋上庭園。視界を遮る横スリットのフェンスで「高いところは苦手」という奥様も安心。床のタイルや芝生はDIYで、「ここはわたしがやった!」と話すお子さんの満面の笑顔が、リフォーム大成功の証しのようだ。
REFORM PLAN
吹き抜けのリビングに階段を設けて、デッドスペースだった空間に10㎡未満のロフトを生み出し、お子さんたちが思い思いに過ごせるセカンドリビングを実現。さらに、陸屋根を活用してプライベートな屋上庭園を設け、おうち時間を家族でしっかりと楽しみながら暮らせる住空間に仕上げた。
リフォーム後
屋上庭園ならではの眺望に解き放たれるプライベート空間。安心な遊び場にも、家族の語らいの場にも、バーベキューを楽しむ場にもなる、多目的に過ごせるアウトドアリビング。 | 無機質なコンクリートの陸屋根が、家族でリフレッシュできる屋上プライベートガーデンに大変身。横スリットのフェンスを巡らせて安心安全を確保するとともに、強い日差しはタープで遮って快適にくつろげる。 |
3階建てになったため、法令上、幅75㎝以上、高さ120㎝以上の非常用進入口が必要となり、フラットルーフへの出入り口として設置。3連窓の1つを縦にして有効活用。 | 階段と屋上庭園、ロフトの中継地点である踊り場には、タープで直射日光を遮りながら柔らかな自然光が注ぐ。 |
ご主人お気に入りのマリンライトを空間のアクセントに。 | ロフトの勾配天井にはダウンライトを設け広さを演出。縞模様が個性的なミモザの無垢床をグレイッシュグリーンのクロスで包み、落ち着きのある空間に仕上げている。カウンター先のニッチ空間は可動棚の収納にして、実用性もバッチリ。 |
白一色の単調な印象の壁に鋼材梁の存在感だけが際立っていたリビングが、アクセントカラーによってグッとおしゃれな雰囲気に。 | 木とアイアンを組み合わせて造作した階段はインテリアとしても空間の表情を彩る。 |
上部空間を利用して棚を造作し収納力をアップするとともに、床には木目調のヘリンボーンフロアタイルを張って高級感をプラスしつつコストダウンも実現。 | 屋上庭園は外観からは見えず、プライベートな空間を形成。 |
リフォーム概要
リフォーム費用 | 約460万円 |
種類 | 戸建て |
築年数 | 約10年 |
施工面積 |
58㎡(17.5坪) |
施工箇所 | 子世帯全面 |
工事期間 | 2カ月 |
家族構成 | 夫婦+子ども2人 |
施工 | マエダハウジング五日市店 |