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No.1036 広島市佐伯区 Ｔ様邸　戸建全面リフォーム事例

子育てと家事を共にしやすいユーティリティースペースが忙しい奥様の強い味方に

リノベーション前

リビング	キッチン
リビング	和室
浴室	洗面
トイレ	玄関

T様は念願のマイホーム実現にあたり、中古リノベーションという選択肢もあると考え、希望するエリアで物件を探してみることに。2件の中古戸建てを見学した上で、静かな環境や間取りが気に入った築30年の戸建てを購入してリノベーションすることに決めた。
リノベーションプランは、家族で過ごす時間の長い1階に注力。間取りはほぼ変えず、独立型のキッチンがあった場所を家事や収納がしやすいユーティリティースペースに変更し、仕事と家事の両立で忙しい奥様のためにスムーズな動線を描いた。独立していたキッチンはリビング側に新設して対面型にし、家族との距離が近いLDKに変更。隣の和室はリビングと一体化して使える空間にし、雰囲気が合う障子風の内窓を付けることで断熱性を高めて快適な空間づくりを目指した。
また、Ｔ様は共働きということもあり、必要以上に大きかった窓を小さくしたり、窓の数を最小限にするなどして防犯面の対策も講じている。「子どもがまだ小さいので、目が届く範囲で家事ができるユーティリティースペースの存在は子育てのしやすさにもつながっています」と奥様。
子ども部屋のクロス張り替えや建具の変更など、今回手を付けなかった2階については、娘さんが小学校に入る頃に改めてリノベーションをしたいと今から考えているそうだ。

RENOVATION POINT

01.家事を効率的に行う空間を新設
子どもから目を離さずに家事がしやすいユーティリティースペースをキッチンの奥に新設。室内干しやアイロンがけもその場でできるため、家事の効率化につながっている。

02.リビングと和室を一体化
ユーティリティースペースの新設で、リビング側にキッチンが前進した分、隣の和室とリビングを一体化して使うことでLDK空間を広く感じられるよう工夫。

03.断熱と視線の遮断を兼ねた内窓
リビングの一部として使う和室には障子風の内窓を設置。断熱性を高めるとともに、外部からの視線を遮るカーテンを取り付けずに済むというメリットも踏まえて採用した。

04.1階に注力したリノベーション
予算との兼ね合いから、2階の子ども部屋は就学前でも間に合うと考えて、今回は1階に重点を置いたリノベーションを実行。2階は最低限のリフレッシュリフォームにとどめた。

リノベーション後

独立していたキッチンはリビング側に新設して対面型にし、家族との距離が近いLDKに変更。	キッチンの壁には大胆なチェック柄のアクセントクロス、ユーティリティースペースとの仕切り壁にはチェッカーガラスを採用。廊下につながるドアは一新し、階段下をうまく利用して冷蔵庫が見えないように設置。こうすることでリビング側からは冷蔵庫が見えず、生活感が出過ぎない効果をもたらす。
壁付きで暗かったキッチンを移動して対面型に変え、家族と会話をしながら料理ができるようになった。	独立型のキッチンがあった場所をユーティリティースペースに変更し、仕事と家事の両立で忙しい奥様のためにスムーズな動線を描いた。
障子風の内窓は断熱性の高いYKKapプラマードU。ご主人が希望したクリ色の和紙畳は、敷く向きを交互に変えることで同じ色でも色違いに見える。	洗面台を取り替え、窓を縦滑り出しにした洗面室。
システムバスは快適性の高いTOTOサザナに一新。	トイレのクッションフロアは木目のヘリンボーン柄を選択。
大容量の収納を確保した玄関。和室につながる戸襖は、玄関側と和室側で異なるクロスを張り分けた。

リノベーション概要