No.077 安芸郡府中町 N様邸 マンション全面リフォーム事例

喰壁塗りや玄関のタイル張りなど施主の積極参加でコストも大幅削減

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憧れていた自然素材を床や壁にあしらって体にも優しい空間に

新築マンションに住み始めて3年が経った頃、ぜんそくを発症したNさん。体に優しいといわれる自然素材に対し、以前から憧れを抱いていたこともあってリフォームを検討。本誌を見てマエダハウジングを訪ね、見積もり価格が予想より低かったことから正式に工事を依頼した。
木などのナチュラルな雰囲気が好きなNさんは、まずLDKのフローリングをナラ材に追い張りすることに。誤って子どもがなめてしまっても安心な自然素材ワックスが塗られているのもポイントだ。
壁は、当初珪藻土の予定で、ひとまず和室の壁を塗ってみたところ、イメージより暗いことが分かり、スイス漆喰に変更。日本の漆喰とは異なり、独特のムラが出せる上、カビや汚れに強いという長所があるという。このスイス漆喰はほぼ全面に塗られているが、Nさんご夫妻はもちろん、子どもたちや左官職人である友人も一緒になって塗ったもの。その頃、友人はここと同じように壁を塗る現場に配属されたらしく、ここでの塗装経験がちょうど良い練習になったのだそう。担当者が「これほどの広さの壁をお施主様に塗っていただいた経験がない」と言うほどの広い面積を施主側が施工したことで、かなりのコストダウンにつながった。「リフォームで気持ちのリフレッシュにもなった」とNさんは満足げな様子だ。

リフォーム後

キッチンカウンター側の白い棚はオーダーメイドによるもの 木の温もりが感じられる家具が美しく映えるナチュラル空間
玄関とLDKを一直線に結ぶ廊下の壁と床も、LDKと同じ材質の素材を使用。廊下の壁は主にご主人が塗装。それだけに愛着も大きい 雰囲気重視で選んだというタイルを、自分たちの手で追い張りした玄関。下駄箱の下には照明が付けられ、足元を明るく照らしてくれる