No.1075 広島市南区 M様邸 マンションリフォーム事例

リフォーム前

キッチン リビング
リビング 洋室
洋室 洗面
トイレ

娘さんと2人暮らしのM様は昔から山が好きで、黄金山を望めるロケーションにあった新築マンションに一目ぼれして購入。約7年経った頃にリフォームを行い、3LDKから2LDKに間取りを変更した。それからさらに9年後、亡くなった愛犬が壁をひっかいた跡や床の汚れなどが目立ち始め、再度リフォームを決意。業者選びをネットで行っていたところ、マエダハウジングが手掛けた事例が目に留まった。「こんな家に住みたい」と思ったM様は、さっそく同社にメールで連絡を取り、希望の予算を提示して具体的な相談を開始。要望を全て叶えるためには予算オーバーすることが予想されたが、それでも担当者との意思疎通がしやすく相性の良さを感じたことから依頼を決めた。
2度目のリフォームで目指したのは癒やしの空間づくり。まずは床を木目がはっきりした濃い色合いのフローリングに変え、LDKと廊下、M様の寝室の天井も木調のクロスに変更。そして各部屋の印象を大きく変えたのが、こだわりをもって選んだ壁のクロスだった。
山と並んで絵画が好きなM様は、以前から絵画作品を壁に飾って楽しんでいたが、気分によって替えたくなることもしばしば。そこで、好きな葛飾北斎の代表作『富嶽三十六景』の中の1つで"赤富士"とも呼ばれる『凱風快晴』ならば飽きることがないと考え、作品がプリントされた壁紙を大胆にリビングの壁に張ることにした。赤富士の壁紙の周囲は空の青色に合わせたクロスで囲み、向かい側のテレビが置かれた背面の壁には、対照的にM様の好きなオレンジ色のアクセントクロスを採用。ソファは大きいものに買い替え、テレビ側は1人でくつろぐスペース、赤富士側は家族団らんのスペースとして緩やかに仕切る役割を果たしている。
好きなものやこだわりが明確だったM様はイメージ通りの癒やしの空間が実現でき、「この空間が大好きで、家に居るのが以前より楽しくなりました」。他社でリフォームした友人からは、この大胆なクロス使いを見て「私ももっと冒険すれば良かった」とうらやましがられたことも。窓の外に黄金山、壁には赤富士と、M様は好きな山を毎日眺めて暮らす喜びを感じている。



REFORM PLAN

間取り変更はせず、LDKと廊下の天井を木調のクロスに、床を濃い色合いのフローリングに一新。リビングの壁に赤富士の壁紙と青いクロスを張り、反対側のテレビが置かれた背後の壁にはオレンジ色のクロスを張って対照的な空間づくりを行った。キッチンは既存のまま再利用しつつ、垂れ壁を撤去して開放感を生み、造作した腰壁などに横張りのクロスを採用。洋室2室は床とクロスを替え、洗面室とトイレは設備をそのままにしてクロスのみ変更した。



リフォーム後


リビング側に赤富士の壁紙を張り、ダイニングスペースとともに家族のくつろぎ空間を実現したLDK。冬は赤富士の前にこたつを設置。ダイニングテーブルは床に合わせて買い替えた。 テレビ背面のアクセントクロスと窓のブラインドの両方を、M様の好きなオレンジ色で統一したLDK。テレビを見ながら1人でくつろげるよう、体を包み込むような大きい電動ソファがダイニングスペースとの仕切り役を担う。この空間に合わせて購入したダイニングテーブルは多数のゲストでもゆったり座れる大きさ。ブラインドを開ければ視線の先に黄金山の眺めが広がる。
リリカラのインクジェットプリント技術で作られた壁紙「デジタル・デコ」の赤富士はインパクトが大きく、ゲストの目を引く。壁紙を張る位置も入念に考えて決め、壁のコンクリート下地の凹凸が壁紙を張ったとき表面に響かないようにと、壁をふかす工夫も凝らした。「この壁紙、ずっと眺めていられます」というほどM様のお気に入りになっている。 閉鎖的で暗かったキッチンは、垂れ壁をなくして開放感を増幅。システムキッチンは既存のままとし、腰壁を新たに造作して奥の壁にあしらった横張りのアクセントクロスと同じものを採用した。
娘さんの部屋はフローリングを一新し、壁に大きめの柄が入ったアクセントクロスを採用。
M様の部屋。天井とフローリングをLDKと同じく変更し、アクセントクロスもM様が好きなオレンジ色に。長年M様が集め続けている香水を飾った30年もののコレクションボードが以前よりもなじむ、ホテルライクな空間になった。 玄関からリビングへと真っすぐにつながる廊下は、LDKと同じく天井と床を変更し、壁のクロスも張り替えた。リビング入り口の建具を和モダンな引き戸にすることで、エントランス部分が凜とした雰囲気に。玄関収納は既存のままにしている。
洗面化粧台は既存のまま再利用しながら、壁のクロスを替えて雰囲気を一変することに成功した洗面室。葉っぱをモチーフにした細かい柄が入ったクロスをM様がチョイス。 トイレも手洗い器を含めて設備はそのまま使い、壁のクロスと床のクッションフロアを変更。優しいグリーンのクロスに包まれた心地良い空間になり、M様も大満足。リフォームしてから、娘さんが毎日掃除を担当してくれるようになったという。

リフォーム概要

リフォーム費用 約260万円
種類 マンション
築年数 約16年
施工面積

65㎡(19.6坪)

施工箇所 浴室と収納を除く全面
工事期間 1カ月
家族構成 奥様+子ども1人
施工 マエダハウジング宇品店


リフォームを終えて

こだわりが強く、最初から完成後のイメージを描いてリフォームに挑みました。好きなものが割とはっきりしているので、妥協することなくいろいろなクロス選びも含めて楽しくリフォームができました。ステイホームの時間が長くなったこともあり、わが家をリフォームですてきにするのはとてもいいことだと思います。この部屋を見て、「こんなふうにしたい」と思ってくれる人がいたらさらにうれしいですね。