No.727 広島市西区 K様邸 マンション全面リフォーム事例

4LDKを1SLDKに間取り変更 綿密な採寸で空間を最大限活用


思い描いた通りの居住空間を叶えたいと中古リノベーションを選択したお二人。
大胆な間取り変更や綿密な採寸を経て機能的でゆとりあるぜいたく空間が誕生した。

リフォーム前

リビング キッチン


 ご夫婦そろって東広島市から広島市内に通勤していたが、勤務地に近く交通に便利な場所に中古マンションを購入し、自分たちの思いを叶えるためにリノベーションしたいと考えた。物件探しから施工まで一貫して手掛ける業者を探していたところ、本誌バックナンバーを見てマエダハウジングに出合い、広さ80㎡以上を条件に物件を探しながら、現場見学会にも参加。そんな中、条件を満たした築17年のマンションを購入することに決め、プランニングを開始した。
 「一つ一つの空間を広くしたい」との思いから、4LDKだった間取りは、LDKと寝室、ウォークインクロゼットという1SLDKへと大胆に変更。キッチンもリビングも広くなり、ゆとりあるくつろぎの空間が誕生した。寝室と洗面室はホテルライクなイメージでコーディネート。「平均的な広さのマンションでいえば、キッチンもシステムバスも1番大きい部類のものを入れています」と担当者。設置する調理家電や収納する物を綿密に採寸した上で、オリジナルのキッチンカウンターやウォークインクロゼットを造作するなど、無駄な空間をつくらないよう徹底したこだわりで、思い通りのマイホームを叶えた。明るく広々としたリビングのソファにゆったりと座り、お二人がこよなく愛するクラシック音楽に聴き入るひとときは、まさに至福の時間だ。

リフォーム後

明るい窓際に配置した造作カウンター。下に設けたプリンターを置く台も、プリンターのサイズを測って造作を行った。 明るく広く見えるよう、白を基調にコーディネートしたLDK。壁は漆喰塗りにし、木調の防音フローリングも明るい色合いを選択。床の高さは10cm上げたが、もともと天井高が高かったため開放感は十分。手触りの良い飛騨産業のダイニングテーブルは、ご夫婦が福岡のショールームまで足を運んで選んだ
テレビ背面の壁にはエコカラットを採用。微妙に付けられた凸凹が陰影を見せ、空間のアクセントに 扉の表面が鏡面仕上げで光沢感のあるリクシルのL字型システムキッチンを採用。キッチンに2人同時に立ってもゆとりある広さを確保している。冷蔵庫は偶然見つけたキッチンと同じような色合いのものを購入した
調理家電を採寸して造ったオリジナルカウンターは、キッチンに合わせてリクシルから扉を取り寄せて造作 回遊性を持たせたウォークインクロゼット。手持ちのドレッサーは、採寸した上で寝室との間仕切り壁の幅を決定。窓際の壁には便利な姿見を取り付けた
シャツやコートなど種類や丈が同じ衣類をまとめて収納。間仕切り壁の厚さにまでこだわった 靴も美しく整然と並べて収納。収める靴に応じて高さが自由に変えられる可動棚に
CDと本は各段2列にすき間なく陳列。北欧テイストの大胆でカラフルなクロスが印象的 壁には2種類のクロスの間にエコカラットを採用。エコカラットの幅も熟慮を重ねた末に決定
寝室はホテルのホームページなどを見ながら思い描いたイメージを形にした。フローリングや建具はダークブラウンにし、落ち着きと上質感が漂う空間を実現。腰壁の上を柄入りのクロスで縁取ることで空間を引き締める効果もある 吸臭・吸放湿効果を持つエコカラット。ランダムに色を散らしてポップな雰囲気を演出
手洗い器と収納を備えたカウンターを造り付けたトイレ。TOTOのタンクレスタイプを選択 浴室は以前よりも拡大し、1620サイズのシステムバスに一新。洗い場の広さが目を引く
大理石調の洗面台は、工事中の厳密な採寸の末に予定より大きいサイズを置くことができた 玄関の壁は、本誌バックナンバーをヒントにしてR仕上げに。空間を広く見せてくれる

リフォーム概要

リノベーション費用 約1,280万円
種類 マンション
築年数 17年
施工面積 82.5㎡(25坪)
施工箇所 全面
工事期間 4ヵ月
家族構成 夫婦
施工 マエダハウジング五日市店


リフォームを終えて

デッドスペースをできるだけなくし、昼間は照明要らずの明るさで開放感たっぷりのリビング、ゆったり入浴できる広さのお風呂など、満足度のかなり高いリノベーションになったと思います。女性プランナーさんにはクロスの使い方など多くを提案してもらい、サンプルをたくさん見せていただいた中から選びました。2人でソファに座って、こだわりのオーディオで好きな音楽を聴くのは実にぜいたくな時間だなと思います。勤務地に近くなったことで、今まで通勤にかかっていた時間を有効に使えるようになったのもうれしい限りですね。