No.503 広島市安佐南区 O様邸 マンション全面リフォーム事例

作れるものは自分の手で二人が好きな空間を突き詰めて完成しました。

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 子どもの独立で二人暮らしになったO様ご夫婦。水回り設備の傷みが目立つようになり、結露にも悩んでいたことから、結婚して購入した3LDKのマンションを快適に二人で暮らしやすいよう全面リノベーションしたいと考えるようになった。 
 HPや雑誌でマエダハウジングのマンションリノベーション実績を知っていたことから、一度店舗を訪ねた後、同社の住宅イベントで直接相談。「誠実な対応に好印象を抱き、HPの事例でもリノベーション金額が明確になっていたので信頼できそうだと思いました」とO様。
 結露やカビを防ぐため、LDKをはじめほとんどの空間の壁を珪藻土塗りに。O様ご夫婦が週末を利用し、一部スタッフの手も借りながら約3週間かけて手塗りしたという。和室との間仕切りを取り払って広くしたLDKは、夫婦くつろぎの空間。「部屋干ししても湿気を感じず、においも残りません。珪藻土壁パワーを感じています」と、結露やカビの悩みからはすっかり解放された様子。ご主人が足場板で製作した棚やテーブル、店舗のようなダクトと天井にはわせた電気の配管、調理器具をアイアンレールにフックでつるす収納など、LDKはカフェのようにスタイリッシュ。鉄工所での加工部分とご主人の自作部分を職人が着実に組み合わせて設置したキッチン棚に象徴されるように、ご主人と職人、マエダハウジングが三位一体となり、コミュニケーションを取りながら進めたことが功を奏した。

リフォーム前

リビング キッチン
玄関 トイレ
浴室

見取り図
3LDKを2LDKに間取り変更。和室をLDKに取り込み、ゆったりとしたLDK空間に。対面型キッチンはL字型に変え、収納スペースと仏間を確保。玄関と廊下は広くし、廊下には洗面台を配置。LDK、廊下、玄関、寝室、洋室は珪藻土壁に。浴室はやや広くし、脱衣室やトイレとともに一新。キッチンとトイレの間にはウォークインクロゼットを新設。

 奥様の要望をかなえたいと、ご主人が手作りしたものが随所に見られ、ほほ笑ましさも感じられるO様邸。LDKと共に激変したのが玄関と廊下だ。玄関を拡大したのは、「狭いことがストレスで、大きな姿見を置きたかったから」と奥様。廊下も広げ、土が付いたままの野菜を持って帰ってすぐに洗えるよう、洗面台を新設した。キッチンとトイレの間にはウォークインクロゼットを設け、まるで洋服店のよう。工事途中での相談も快く受け入れてもらえ、「やりたいことを全部言って下さいね」という言葉や、構造上実現が難しいときなどは代案を提示するなどの対応がO様にはとてもうれしかったそう。「リノベーション後はどこかに出掛けてもすぐに帰りたくなるほど大好きな空間になりました」というO様のリノベーションは大成功だったようだ。

リフォーム後

テレビ台には奥様の発想で厨房機器を代用。奥の壁にはコンクリートブロック風のタイルを貼った。右手には仏間も配置

鍋などの調理器具は、「見せる収納」を前提に考えて購入。つり戸棚のように扉を開閉する必要がないからとても便利

廊下に新設した洗面台。重厚感ある鏡は息子さんが暮らす熊本の雑貨店で奥様が見つけて購入 洗面台の壁にはアクセントとしてモザイクタイルを採用。アーチを描く蛇口はコーディネーターから提案
造作の玄関収納。アイアンの取っ手もご主人が製作したもの 以前に比べて約2倍の幅に広がった廊下と玄関。廊下の床と玄関土間はあえて斜めに切り替え、玄関収納を浮かせて造作することで、限られた空間を広く感じさせることができる
足場板で作った枠に鏡をはめ込んだ大きな姿見。玄関の壁面に取り付け、全身チェックできる レンガ柄のクロス2種類を貼り分けたウォークインクロゼット。天井には脱臭機器も設置
ご主人がたくさん持っている帽子は、天井近くのスペースを活用して掛けられるよう工夫している モスグリーンのアクセントクロスが印象的な脱衣室。上部のデッドスペースを可動棚で活用
奥の壁に貼ったアクセントクロスは、コーディネーターが選んで提案したもの TOTOのシステムバスに一新した浴室。前よりも少し広くなり、ゆったり入浴できる
以前は和室で寝ていたが、布団の上げ下ろしをしなくても済むよう洋室1室を寝室に。結露防止のため二重窓を採用した。無垢材の床と珪藻土壁による清浄な空気に満たされた中で快眠できる もともと子ども部屋だった洋室は、廊下を広くするために狭くした。ドアはアイアン塗装でスタイリッシュに
息子さんの成長を刻んだ柱はもともとリビングにあったもの。ニスを塗って移設した

リフォーム概要


リフォーム費用 約950万円
施工面積 66.9㎡(20.24坪)
築年数 約17年
工事期間 2,5ヵ月
施工箇所 全面
種類 マンション
家族構成 夫婦
施工 マエダハウジング安佐南店

REFORMを終えて

今回のリノベーションでは、妻の要望を踏まえながら自分で作れるものは自作し、私たちのイメージ通りの空間が出来上がりました。イメージはあってもそれを実現するにはかなり難易度の高い要望も出しましたが、どうにか希望をかなえようと、実現するための方法を探し出してもらえたのがうれしかったです。木の香りは落ち着きますし、温もりある色の照明の下で過ごす時間がたまらなく好きですね。テレビを見る時間が減った一方、静かに音楽を聴きながらコーヒーを飲む時間が増えました。